こんにちは。佐藤亘です。
新年度になって早3ヶ月が経ちました。月日が経つのは本当にあっという間ですね。
先日の10回目の授業では、子どもたちは堂々とした技の発表を見せてくれました。人前で一人で技を披露するというのはなかなかの緊張感があるはずですが「みんな堂々としていてすごいなぁ。」というのが率直な感想です。
そんな発表を見た後ではこちらも負けてられません。私も張り切って技の発表をしました。いつまで本格的なパフォーマンスを披露できるかわかりませんが、子どもたちからもらうパワーでまだまだ頑張っていきます!

さて、今回私は『あなたのチームは機能していますか』という本を読みました。
この本は、主人公と登場人物の説明があり、まるで小説のようにストーリーを追ってチームワークの高め方や考え方、重要性について話が進んでいきました。小説を読んでいるようにキャラクターの顔や声を勝手に想像して、頭の中では海外の映画のワンシーンのようにストーリーが展開していました。
とても読みやすく、内容としても興味の湧く本でした。

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ストーリーとしては、低迷する会社をたてなおすために社外から適材を招きいれ、新リーダーの指揮のもと、チームワークの大切さを学び、業績を回復させていく話になります。

チームとして機能不全に陥る組織には5つの原因があると述べられていました。

①信頼の欠如
信頼という言葉を、以前に読んだ本では『根拠を求めて信じるかどうかを決める信用とは違い、根拠を求めることなく無条件に信じること』と書いてありました。メンバーの過去の業績や人柄から、今後のノルマ達成や会社への貢献・活躍を期待して、信頼することが必要なのだと思います。また、「自分が何を言ってもこの人なら真っ正面からぶつかってくれるはず」と仲間を信頼できれば、不安や不満を影で言う、聞くということも無くなるのではないかと思いました。信頼するだけでなく、信頼してもらえるような行動、成績を自分が意識することも大切だと思います。

②衝突への恐怖
「こんなこと言ったら怒るだろうな」、「どうせ聞く耳持たないだろう」などと、意見と意見をぶつかり合わせることによる不快感を回避するために自分の意見を押し殺したり、口論する時間がもったいないと思ってしまうことが問題だということです。
もっと簡単に考えると『ケンカするほど仲が良い』ということだと思いました。自分の考えや意見を遠慮なく言い合って、ぶつかり合うことで、相手を尊重することができるようになっていけると思います。衝突するためには信頼が必要不可欠ですね。
自分の性格やこれまでを考えると、衝突は回避していた傾向にあるように思います。無闇やたらと衝突する必要は無いと思いますが、自分の意見は主張できるようになっていかないといけないと感じました。

③責任感の不足
会議などで議論した結果に、全員の意見が一致することはほぼありません。それでも、納得はしなくても理解はして、決定事項に対して支持することに迷いがあってはいけないとのことです。
万が一問題が起きた時に「自分は反対してたから」と他人事にせずに、全員が決定事項を支持する姿勢を持つことで、向かっていく目標に一丸となっていくことが大切なんですね。
また、『決定が正しいという確信がもてるほど十分なデータが集まるまで重要な決定を先延ばしにするのは、慎重に思えるが無気力と自信の無さを広げる危険がある。』こんな文章も書いてあり、またしても自分に当てはまることでドキッとしてしまいました。優柔不断であっても、決定したことには迷わずに手を出していこうと思います。

④説明責任の回避
どんなに仲が良くても、対等な立場の人であっても、場を乱すような言葉遣いや身振りがあれば、相手の責任を追求することがチームワークのようです。衝突と同じことだと感じます。これについては、毎日の教室の振り返りで消化できているように感じました。無闇に誰かを責めたてる訳ではなく、教室をもっと良くするために、もっと子どもたちのためにやれることはあったのではないか?もっと適切な言葉遣いはあったのではないか?先生同士での話し合いで、互いの責任を追求し合えているように思います。

⑤結果への無関心
個人として認められ、注目されることを求めて結果を犠牲にすることです。ここでいう結果というのは全体の結果、チーム全体の目標のことであり、個人が優秀な成績を残しても、チームの負けは全員の負けということです。スポーツと同じですね。
米田功体操クラブでは『子どもたちの可能性をひろげたい』という理念のもと、全員が同じ目標に向いていると思います。一人一人の指導スキルが向上すること、新しい練習方法を発掘・共有することで、チームとしてゴールに向かい、子どもたちの『できた』の瞬間に全員が向かい合おうとしています。


5つの原因から感じたこと、自分に当てはまることで向き合わないといけないと再認識したことなどたくさんあり、非常に共感できる話が多い本でした。

ですが私は、この本の内容だけでなく、ストーリーの主人公(新リーダー)のリーダーとしての立ち振る舞い方にも関心を持ちました。
メンバーそれぞれと会話をする時に、相手の行動をしっかり肯定していて、相手は自分の意見も認められていることに満足感を得ながら意見をしているというシーンが何度もありました。常に人の反応を見て、場の空気が変わるのを感じ取り、自分に不利な状況になることを楽しんでいるリーダーでした。

今後、年月が経てば自然と自分にも後輩や部下が増えていくことになると思います。
そんな時に周りから信頼され、堂々と引っ張っていけるような存在になれるように心構えを持たないといけないな。と、気を引き締められました。