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2021.05.23
「素直さ」こそ最強の武器である
こんにちは。佐藤亘です。

今回、私は『「素直さ」こそ最強の武器である』という本を読みました。
よく、『子どもは素直』という言葉を耳にすることがあります。実際に子どもたちとたくさん接している中で、「この子たちはなんて素直なんだ。」と、感心することは多々あります。
では、大人は素直ではないのか?
自分自身を振り返ってみると、大学入試の面接で「私は、他人の意見やアドバイスを素直に聞き入れることができる素直な性格です。」と、自己PRしたことを思い出しました。ですが、社会人になってから、自分が思っていたよりも頑固な一面があることにも気がつきました。そんなことを考えながら読み始めたこの本の最初のページには、このように書かれていました。


この本を通して伝えたいことは、『素直さ』とは、『他人に対しての素直さ』ではなく、『自分自身に対して、いかに素直に生きるか』ということです。

・・・なるほど。他人、親、上司の言うことを聞くことが『素直さ』ではなく、自分の気持ちで決めたことを行動することこそが『素直さ』なんだということです。
改めて自分の『素直さ』を見つめ直してみようと思い、この本を読むことにしました。

内容を自分なりに要約しながら、一部、紹介させていただきます。

●「素直に生きろ」って言うと、「人の言うことを聞きなよ」って思ってしまうけど、違うと思う。でも、人の意見を聞いちゃいけないってことではなく、この考えは「いいな」とか、「その通りだ」って共感できたなら素直にやればいい。反対に「違うな」って思ったなら、鵜呑みにしないってことも素直さだから。

●自分に素直でいると、とにかく楽しくなるし、幸せになれる。そうなると、周囲への感謝の気持ちも湧くし、人にも優しくなれる。人のせいにすることもなく、自分を責めたりもしなくなる。

●子どもの素直さを維持するためには『失敗する自由』を認めてあげること。失敗すること自体が学びだから。周りが口出ししすぎたり、心配しすぎたりすると、子どもは自分の考えや意見が素直に言えなくなって、学ぶ機会がなくなってしまう。

●素直さを取り戻すためには、「自分はこういうことがしたい。あなたは何がしたい?」というように、自分と同じように相手のことを尊重する。そして、自分の行動や言葉に『愛』があるかどうかを考える。愛が無ければ、それはただのわがまま。

●「人は人、自分は自分」
この『人』のところに、自分の好きな人や、尊敬する人を当てはめてみる。例えば織田信長が好きな人は「織田信長は織田信長、自分は自分」という風に。みんな好きな人のようになろうとするけど、その必要はありません。あなたはあなたのままでいい。自分に素直でいることで自分のスタイルができあがる。そうすると「あなたみたいになりたい」って思われる人になっていく。そしたらぜひ教えてあげてください。「人は人、自分は自分」って。


この本は、読者を勇気づけるような内容だったと感じます。
「自分の気持ちで選んだ道なら、失敗があっても、間違いにはならない。その時は素直に修正すればいい。」と、意思を尊重されている感覚や、「あなたはあなたのままでいい」と、励まされるような言葉がたくさんありました。
学生時代の自分は、「なるほど」と感じたことを素直に聞き入れ、社会人になってからは自分らしさを織り交ぜたい時に、素直な気持ちで自分を貫いていたのかもしれません。

現在も、自分のやりたいことをやれていて、体操を好きな自分が、体操を楽しんでくれる子どもたちと触れ合うことができることを、素直に幸せだと感じています。

『素直さ』は誰もが持っているものであり、自分だけでなく周りの人も良い方向に導いてくれる最強の武器にもなるということに気づくことができました。
『素直』な子どもたちからも、たくさんのパワーをもらって、子どもたちと一緒に成長していきたいと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。