「2012年に体操クラブ設立」という目標を設定し、2009年の10月から少しずつ体操教室を始め、もう一年が経ちました。始めた当初、僕は「子どもたちには体を動かすことを楽しんでほしい」「あらゆるスポーツで活躍するような基本が身につく体操教室にしたい」「体操を学ぶ中で、前向きになっていくようなメンタル面も伝えたい」などと、考えていました。
この考えは、もちろん今も変わっていません。しかし、一年間指導をして感じることは、技術やメンタルだけでなく、
『しつけ・教育』
(しつけとは、教育することと言い換えても良いが、教育一般よりも生活全般に根ざした、更に根源的な事柄にまつわる部分を教えていく行為を指す。特に言葉が理解出来ない幼児の教育に関しては、様々な態度で接することで「やって良いこと(=誉められる)」「やってはいけないこと(=罰せられる)」の区別をつけさせることでもある。)Wikipedia参照

という観点もかなり大切なんだなということを実感しています。


体操教室の中で、礼儀やルールを守ること、社会性も身につけること。
教室中に‘ケンカが始まったり’‘先生の話を聞かなかったり’‘ふざけたり’‘手を抜いたり’‘汚い言葉をつかったり’と色んなことが起こりますが、これらは良くないことだと子どもたちに教えられる指導者になっていきたいと思います。

その為に「しかる」ってどういうことだろうと、学んでみたいと思い、本屋さんに行くと“0-6才 新しい「しつけ」の本”が目にとまりました。

その本には、しかり方のポイントとしてこんな風にありました。
■くどくどしからない
■あとで蒸し返さない
■子どもの人格を傷つけない
■「ごめんね」を強要しない
■いつしかるか、ある程度一貫性を持つ
これらは、親としてのしかり方ですがとても参考になります。
最後の一貫性を持ってしかるというのは、なぜダメで、なぜしかるのかということを自分が理解して確立させておくことが必要だと感じました。


教室中で考えてみると、

▪なぜケンカはダメなのか
⇒‘今、何をする時間か?’まず、目的が違うから。
(ケンカに関しては、なぜケンカになったかの理由をしっかりと聞き対処する。)
▪なぜ話を聞かないといけないのか
⇒話を聞くという、体操以外でも大切な集中力を身につけてほしいから。話を聞かないとやることが分からない。上手にならない。分からずやると危険だから。
▪なぜ人をたたくことはいけないのか
⇒相手が痛い思いをするから。相手を思いやる気持ちを持つことが大切だから。
▪なぜふざけているといけないのか
⇒怪我をする危険性があるから。一人がふざけていると、自分だけでなく周りも怪我をする危険性がある。何事にも真面目に取り組む姿勢を身につけるため。
▪なぜ手を抜くといけないのか
⇒怪我につながるから。何事にも手を抜かず、全力で頑張ることを身につけてほしいから。
▪なぜ汚い言葉はいけないのか
⇒周りに協力してくれる人がいなくなってしまうから。自分の価値を落とすから。

自分の意見を持つことは、どんなことでも必要なことですね。「危険なとき、人に迷惑をかけるときは、しかる」などと自分の中でルールがあるといいのかな。
ただ、自分の価値観を無理に押し付けるのは良くないことなので、気をつけたいと思います。


その他に大切だと思うこととしては、
・しかることが相手のためになっているのか
・人と比べることはしない
・「前もそうだった」「いつもそうだ」などと上乗せしない
・自分が間違っていたらしっかり謝る
・目を見て「自分がこう思うから」などと主語を自分にする
・ちゃんと理由をいう
どれも自分がされて嫌だったな~と思うことばかりです。自分に置き換えると分かります。


今回は「しかり方」について考えてみました。
この文章を書いてみて思うことは、一番はしからなくても子どもたちが熱中する教室作りをしていくことが大事だということです。
そして、何よりも子どもたちの良い部分を見つけて褒めてあげる。

‘しかる’ことも‘ほめる’ことも上手に出来るように今後も子どもたちに様々なことを考えさせられながら指導者として成長していきたいと思います。

米田功