こんにちは。
先日、代々木体育館でNHK杯を観戦してきました。
今回のNHK杯はロンドンオリンピックの最終選考会でした。男女各5名がオリンピックの切符を手にするということもあり、2日間、最後まで白熱した試合でした。
私は、4年前の米田先生の引退試合を昨日のことのように思い出しながら、同じように4年に一度のチャンス、大舞台を戦う選手の姿を観てきました。ここまで勝ち残るには、様々な試合の予選があり、また、これまでの道のりには、それぞれに様々なドラマがあったかと思います。あの緊張感の中、試合を行っている選手は、心に響くものがありました。

さて、今日のテーマは「続ける」にしたいと思います。
実は前々から、このテーマでブログを書いてみたいと思っていました。
きっかけは、「ずっと体操をしてきた子供が大学を卒業し、何をしていいのかわからないと悩んでいる。体操しかしていないので他にできることがない」という話を聞いたことです。頑張って続けてきたことも間違いだったのではないかと悩んでいる話を聞いて「続ける」ことの意味について考えさせられました。また、先日体操を引退した教え子に会い、今後の将来を模索している姿をみて改めて考えました。
私は、体操の指導から離れてカウンセリングの学校で仕事をしていたこともあり、色々な人に出会う中でひとつの発見がありました。それは「何かひとつのことを真剣に続けてきた人は強い」ということです。NHK杯で戦う選手の姿を観て、内に秘めた強さをいうものをあらためて感じました。きっと、何をしていいのかわからないというお子さんも、私の教え子も自分の強さを知らずに、次の目標を考える岐路に立たされているのだと思います。

前に目標設定のプログラムを受けた際、目標がない人に対してこんなことを聞きました。
○目標がないという人
・何かひとつのことを一生懸命に続けてきて一段落つき、ひとつのことを成し遂げ満たされているか、もしくは燃え尽きているかもしれない。
・また、小さいころから優等生できた人、忠実に言われたことを守ってきた人、今まで目標を自分で作ってこなかった人かもしれない。
そういった人は、自分の本質を知り、どんな毎日を過ごせば自分は満たされるのか、自分は豊かになれるのかを考えながら自己探求をする貴重な時間だと学びました。

ごく当たり前に続けてきた人は自分の強さに気付いていない人が多いです。しかし、自分と向き合う強さ、負けない強さ、逃げない強さ、相手を思いやる強さ、考える強さ、など色々な強さを持っています。
社会にでるとたくさんのストレスがあります。子どもの頃にどれだけストレスがかかったかで大人になってからのストレスの対応幅が大きく左右するといいます。
小さいころから「続ける」ことで、たくさんの困難に向き合い、解決し乗り越えていくことで、自然とそのストレスに打ち勝つだけの強さを身につけているといえます。

「続ける」とは、「ある状態や行為を途切れたり変えたりしないで保つ」「ある事柄を間をおかずに繰り返して行うこと」です。
1つのことを頑張る大切さ、目標を持って取り組む大切さ、子どもたちが1つの目標に向かって信じて頑張って続ける中で、人生を自分で切り開く強さ、ストレスに負けない強さを身につけていくに違いありません。

「~になりたい」「~がしたい」と将来や未来について考えることも多いと思います。
しかし、何事も負荷のある場所で目標に向かって続けなくてはスタートラインに立つこともできません。目標を持って続けることの大切さ、自分を信じてやりとげることが必ず結果になってあらわれます。
「続ける」ということは決して簡単ではありません。しかし続けた人にしか結果はついてきません。そして、何かを「続ける」ことのできる人間は自分自身の人生を切り開く強さも身につけています。続けてきた人には自分を信じて頑張ってほしいと思います。

また、たくさんの子どもたちにも好きなことを真剣に続けてほしいと思います。

瀬尾真美