あけましておめでとうございます。
野田咲くらです。2020年あっとい間でしたね。私は、毎日子どもたちから元気いっぱいパワーをもらい楽しい1年だったなと感じています。
本年もよろしくお願い致します。
2021年も素敵な1年にして行きましょう!
さて、今回私が読んだ本は、大橋秀行さんの「最強モンスター井上尚弥はこうして作った 5人の世界チャンピオンを育てた大橋流マネジメント術」です。
この本には、井上尚弥選手の怪物並みのメンタル、強運など、チャンスを物にする力や人間力の高さなど、大橋さんが関わった選手たちのことや、ジムの経営者としての経験など、世界チャンピオンを育てた大橋さんの経験談が色々書いてありました。
世界王者の実績を残し、現役を引退してジムを作り、はじめは人を集めること優先で緩くて楽しい空間のジムでしたが、上手になってきた選手が出てきて軌道に乗り始めた頃、ジムは変わっていったそうです。
選手がソフトとすれば、大橋さんはハードの管理代表として、魅力的な環境を作り、一気に楽しい面白いジムから厳しく魅力的なジムに変えたそうです。魅力的なハードを作り、ソフトも自然に揃い、どんどん強い選手が増えチャンピオンたちが誕生したそうです。
絶妙なタイミングで楽しい面白いから厳しくを増やし、環境を整え、本気になり上達していると感じられる瞬間を逃さなかったことが凄いなと感じました。
また、私は子どもたちの成長はとても早いと感じます。可能性が広がるチャンスの瞬間で力を発揮出来るように指導しなくてはと思いました。
さらに、この本には、何の格闘技経験もない、サラリーマンの川嶋さんがジム初の世界チャンピオンとなった話しなど、面白い話しがたくさん書かれてありました。
そんな川嶋さんが世界王者誕生を目前にしているタイミングでアクシデント。「お前に世界なんか獲れない」と言ってしまいそうになった大橋さんが一呼吸おき言った言葉は「お前なら世界を獲れる」と言う言葉でした。
その他にも、米田功体操クラブで大切にしているテーマの1つでもある、「最後まで諦めない」と言う言葉に似ているフレーズで、川嶋さんには誰よりも「最後までやり抜く力」があった。根性、真面目さ、強運など、チャンスを掴む準備が出来ていた選手だったそうです。
この本を読み、指導者として選手を誰よりも信じる、サポートする、命をかけて本気で努力する人と本気で向き合う。など、大切な事を改めて学びました。また、自分もどんな状況でも冷静に考えて適切な行動、言葉がかけられる人でありたいと思いました。
指導者としてだけでなく、人として大切なことや、大橋さんの経験や選手との関わりなどからたくさんのことを学べました。素晴らしい本と出会え考えることができました。
こらからも色々な出会いを大切にしていきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。