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スタッフブログ

2021.02.22
『JALの現場力』
『米田ブランド』

こんにちは!今回のスタッフブログは久保田和貴です。
いよいよ年に一度のChallenger Cupが近づいてまいりました!ここまで練習を積み重ねてきたチャレンジャーの皆さん!!緊張や不安、ドキドキやワクワクなどいろいろな気持ちが入り混じっていると思いますが、当日は楽しむ!が一番だと思います。皆さんが最高の演技を披露できるよう、心から応援しています!

さて、僕は最近米田功体操クラブの今後をよく考えるようになりました。教室としては横浜校、みなとみらい校、江古田校に続き、4月から新たに金沢八景校のオープンが決まっています。さらに今年に入ってからは「米田功スイミングスクール」もオープンし、会社として事業がどんどん拡大しています。同時に、社員が各方面に散らばることで社員同士顔を合わせることが少なくなっていくのが現状です。事業が拡大することは嬉しい反面、不安要素もあるなと感じています。そこで事業拡大に伴い今後起こりうる課題とその対策を僕なりに考えてみました。

【今後懸念される課題】
・社員同士の意思の疎通、意思の統一
・会社の方向性や理念に対する社員全員の共通理解

 →ここに温度差が生まれてくるのではないか

【課題に必要な対策】
・カートの良さ、強み、大切にしていることを社員全員が理解すること、そしてそれを実践すること。すなわち基本に立ち返ること。

・・・上記のことを考えています。

このような考えの経緯から、今回は「JALの現場力」という本を読んでみました。理由として、一度は経営破綻したJALが再び世界トップクラスの航空会社へどのようにして復活を果たしたのか、その実情と、一流企業がどのような取り組みを行なっているのかを知りたいと思ったからです。




本の中身としては、JALが行なっている“働く現場の仕組み”や“システム”に関する内容が多いですが、グループ会社含めJALに関わる全ての社員が持つべき“意識”や“価値観”、“考え方”を示した「JALフィロソフィ」というものがあることが分かりました。このJALフィロソフィの存在が経営破綻後の現在のJALを支えている大きな部分を占めていることが本書を読んで分かりました。

そこで、「JALフィロソフィ」とは何かを自分でも調べてみました。
下記のURLにとんでいただくと、JALフィロソフィの全てをご覧になれます。
https://www.job-jal.com/special/philosophy/

JALフィロソフィの中から、米田功体操クラブに置き換えて考えられることをいくつか絞ってみました。


【お客様視点を貫く】
→子どもたちや保護者の方は何を求めているのか

【強い持続した願望をもつ】
→米田功体操クラブの指導者として何を大切に指導するのか

【昨日より今日、今日より明日】
→毎日の教室振り返り

【見えてくるまで考え抜く】(212p)
→米田功体操クラブが目指している教室プログラムを考え抜くこと。

【果敢に挑戦する】
→各自が考えたオリジナル練習(プログラム)を教室でどんどん試すこと。

【一人一人がJAL】
~「JALブランドとは何か?それはあなたたち(JAL社員一人一人のこと)です」~
-本書293ページより-
→指導者一人一人が米田功体操クラブのブランドであるということ。

上記に挙げた全ての項目に共通して考えられることは「米田功体操クラブにしかない良さ」、すなわち「米田ブランド」ってなに?ということだと思います。この「米田ブランド」を全員で共通理解しておくことが、冒頭に述べた【今後懸念される課題とその対策】に直接つながるものだと思いますし、JALフィロソフィと米田功体操クラブを照らし合わせたときに通ずるものになってくると思います。

僕が考える「米田ブランド」・・・
それは“遊びながら楽しく体力、運動神経向上”。
これに尽きると思います。この“遊び感覚で”教室プログラムが組まれているという部分が、米田功体操クラブにしかない特徴であり強みであり、他の体操教室では行われていない「これぞ米田功体操クラブだ!」という部分だと胸を張って断言できます。

オープン当初から米田先生は「いかに“練習”と思わせず遊び感覚を取り入れられるか。遊んでいたら勝手に運動神経や運動感覚が向上し、“気付いたら逆上がりや側転ができるようになってた!”というのが一番良い。」と仰っていました。
つまり米田功体操クラブの原点は“遊びを交えた教室プログラム(ドキドキ、ワクワク、チャレンジ!)”であり、それこそが「米田ブランド」ではないかと僕は考えています。米田先生の考えや、遊びを交えたプログラムの知識が指導者全員に共通理解として共有され、伝統的に受け継がれていかなければならないと思っています。

まとめると・・・
【お客様視点を貫く】
→子どもたちや保護者の方は米田功体操クラブにドキドキ、ワクワク、チャレンジ!を求めている。

【強い持続した願望をもつ】
→米田功体操クラブの指導者として、「子どもたちにここでしかできない体験をさせてあげたい」「“遊び”を交えたプログラムの中でたくさんの“できた!”を体験させてあげたい」ということを常に頭の中心に入れて教室プログラムを考える。

【昨日より今日、今日より明日】
→毎日の教室振り返りの中で「教室プログラムが子どもたちにどういう効果をもたらしたか」「もっと良い方法があるのではないか?」「こんな練習あるよ!」など、スタッフ同士での会話や共有を密に行い、さらに良い明日を毎日目指す。

【見えてくるまで考え抜く】(212p)
→運動が苦手な子も得意な子もみんなが楽しめる、尚且つ技の技術練習につながるような“遊び”を交えた楽しいプログラムを考えて常に「発明」すること。

【果敢に挑戦する】
→発明した練習(プログラム)を教室でどんどん試し、指導の幅を広げていくこと。

【一人一人がJAL】
→指導者一人一人が米田功体操クラブの強みを理解し体現する「米田ブランド」であるということ。

スタッフ一人一人が「米田ブランド」を明確に把握することで、一つの揺るぎない“芯”が生まれ、スタッフが各方面に散らばっても、どこの教室を見ても「米田功体操クラブ」そのものを維持することが出来ると思います。

事業が広がっている今だからこそ再度基本に立ち返り、原点を見つめ直しながら頑張りたいと思います。

久保田和貴