こんにちは。大村幸輝です。
春が来たと思いきや、桜も散り、夏へと近づいてきました。
子どもたちも、指導者も、良い汗をかきながら、日々楽しく頑張っています!
今回読んだ本は、本田健さん著書の
『20代にとって大切な17のこと』
という本です。
私ながら3月で24歳を迎え、また、入社して3年目に突入しました。これから先、さらに時間があっという間に過ぎていくのかなと思い、「20代が終わる前に!」と、この本を手に取りました。
自分のことを見つめ直すことのできる、良い本に出会えたなと思います。
項目を少し分けて説明していきたいと思います。
○自分の才能を見つけ、自分で育てる
才能は、いろんなきっかけで見つかります。
それは、「条件」が揃わないと発芽しない種のようなものなので、発芽してみないと、自分では「才能」があることが、なかなか実感しにくいものです。
「光」・「熱量」・「養分」
この3つがないと才能は開花しません。
↓
・「養分」
= 土台となる環境。
・「熱量」
= 楽しい気持ちや大好きな気持ちといった、本人の思いや、あなたのことを信じてくれる人の情熱。
・「光」
= その才能に光をあててくれる人やきっかけ。
という様に書かれています。
まずは、自分自身と置き換えてみました。
「養分」
子どもたちの楽しそうな姿。生き生きとした空間。
そこに惹かれて、僕は「米田功体操クラブ」に入社を決めました。
常によりよい教室づくりを目指して試行錯誤するところ。スタッフ間で気をかけてくれるところや子どもたちの笑顔を大切にしているところ。
一生懸命になれて、子どもたちと一緒に成長できる素晴らしい場所であり、とても恵まれている環境にいるんだなと感じています。
「熱量」
この熱量に関しては、1番大切だなと感じます。どんなに環境が整っていようと、どんなに良い人に囲まれていようと、自分自身が「楽しむ気持ち」を忘れていると才能は開花しないのかなと思います。
子どもの頃は特に、無我夢中で時間も忘れるくらい遊んでいたことがたくさんあると思います。ゲームもやればやるほど強くなりました。
ただ、社会人になると、時間や作業に追われて自分に余裕がなくなることで、熱量が冷めてしまったりするのだと思います。目の前のことを「楽しむ気持ち」を忘れないこと、が「熱量」として大きな力になるのかなと思います。
「光」
僕は、自分に自信を持てるようなタイプではありません。でも、スタッフ間での振り返りや上司の方との会話などを通して、今では少しずつ自信を持てるようになったと思います。
足りないところだけでなく、良かったところも伝えてくれたり、相談にものってくれたり。
たくさんの場面で支えられているし、助けてもらっているんだなと感じます。
また、教室は、子どもたちにこのようなことを伝えられる良い場所だなと感じます。
10のテーマを通して、プラスの言葉や挑戦することは、子どもたちのこれからの「養分」となり、何より「楽しむ!」ことが子どもたちの「熱量」になります。そして、些細なことでも「出来た!」を伝えることで子どもたちに光を当てることができるのかなと思います。
○「小さなこと」に心をこめる
どんな小さなことでも、心をこめることが大切だと思っています。同じことをしても、そこに心があるのとないのでは、その行動も、そして、その行動の結果も、変わっていくからです。
この文章を読んで、「当たり前のことを当たり前に」というところにもつながっているのかなと思います。日々のあいさつや掃除など、毎日同じように繰り返されます。ただ、そこに「心」がなくなると、大切なことがただの「作業」になってしまうのかなと思います。
なぜ挨拶をするのか。人との関わりやコミュニケーションが大切であり、良い関係を築けて、良い気持ちになれるから。
なぜ掃除をするのか。汚れているところを見て、使って、良い気分になれないから。
子どもたちにも伝えている「靴をそろえる」ということも同じです。
「なぜ必要なのか?」を考えて、小さなことにも心をこめて過ごしていきたいです。
○迷ったら、飛び込む!
人目を気にして、自分の頭の中でシュミレーションして、失敗しないようにすると、たしかに失敗が少ない人生にはなるでしょう。でも、それでは、つまらない人生になってしまいます。それが成功するかどうかを気にしないくらい情熱的にやってみないと、幸せな人生、面白い人生にはならないのです。
「失敗しても下を向かない!」とは、まさにこのことだと思いました。
教室でも、子どもたち自身にも、失敗はつきものだと思います。
一度、失敗のない人生はどんなものか想像してみました。確かに、何も困らずスムーズに進みますが、なんだか人として大切な「感情」がなくなってしまうような気がしました。(笑)
失敗することで、悔しかったり恥ずかしかったり。でも、それを乗り越えて、大きな喜びや達成感に変わったり。
そこに、どうしてもこうしたい!出来るようにしたい!という「情熱」さえあれば、失敗なんて気にせず、落ち込まず、どんどんチャレンジ出来るのかなと思いました。
○「人生の目的」を考え始める
「自分は何のために生まれてきたのか」
「この人生を、どう生きたいのか」
すぐに答えが見つからなくても、「人生の目的」はこれからの一生のテーマとして意識しておくといいと思います。
この本を読んでみて、初めて「人生の目的」を自分なりに考えてみました。
ざっくりですが、
「後悔のない、楽しい思い出をたくさんつくること」
なのかなと今は思います。
やっぱり、何か終わる時に後悔はしたくないし、振り返った時に、楽しかったなと思えるような人生が良いのかなと思います。
だから、一生懸命になってやり切ることや、何事も楽しむ気持ちが大切なのかなと改めて感じました。
教室の初めに、大人になっても大切な『テーマ』として、子どもたちに伝えています。この本には、『テーマ』と同じようなことが多く書かれていました。
指導者から子どもたちへ、ただ伝えるだけでなく、大人になっても大切なことなので、自分自身にも、素直に伝えていきたいです。