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スタッフブログ

2011.05.06
『叱る』
こんにちは、今回のブログは中村周平です!新年度がスタートし、新しい仲間も加わり
子どもたちは、元気一杯身体を動かし体操教室を楽しんでいます!
1年後、どうなっているか楽しみです!

今回のテーマは「叱る」について考えました。

叱るとは?辞書で調べました。叱る⇒よくない点などを指摘して、強くとがめると書いてあります。子どもに何回怒っても、「言うことを聞いてくれない」や「聞いてくれなくて困る」といった場面をよく見かけ、悩んでいるお母さんも居るのではないでしょうか。僕自身も、子どもの時は、言う事を聞かず、わがままを言う子どもでお母さんは、大変だったと思います。

<こういった悩みを持つ、お母さんの叱り言葉には、共通点がある>と僕が読んでいる、本に書いてありました。(子育てのスーパーテク43・著者 原坂一郎)
その内容は、「5W」が入った叱り方が多いそうです。
この5Wとは・・・
●「いつ(when)」
●「だれが(who)」
●「どこで(where)」
●「どうして(why)」
●「なにを(what)」のことを表します。
例えば、子どもが長い間テレビを見ていると、「いつまで見ているの!」、騒いでいると「だれが騒いでいるの!」、ゴミをポイ捨てすると「どこに捨てているの!」、ちょっと何かしでかすと「どうしてそんなことするの!」、といった5Wの言葉が含まれた叱り方が多いということです。5Wの言葉が含まれた叱り方とは、感情のまま叱り「怒っているという」印象が、子どもに伝わり、“叱り手の意図”は伝わりづらいように思います。怒っているという、印象は“してはいけない”事を子どもが、気付いていく為にも、大事だと思いますが、5Wが入った叱り方をした時は、“指示する言葉”や“どうすべきか”かが伝わる言葉を加えて、叱ることが良いのではないかと思います。

子どもに対して、感情で叱りたくなる気持ちは、分かりますがグッと我慢して、その子の為に、「こうしてほしい」「こうなってほしい」という“叱る理由”と“伝える言葉”を持って、叱り手の気持ちや考えを「根気よく」伝えることが大事だと、体操を通じて感じています。

僕自身も、体操教室で叱りますが、叱る理由には3つあります。
1つめは、「楽しむ」より「ふざける」が強く、頑張っていない時に叱ります。
「ふざける」は、「頑張る」を妨げ、怪我にも繋がり、周りにも悪い影響を与えます。
2つめは、今、こうすべきという状況の中で、「ふざける」子には叱ります。
今、“何をすべきか”の「メリハリ」をつける為です。
3つめは、仲間を傷つける“暴言や行動”を取った時に叱ります。
友達に「やってはいけない」ことの、区別を付けてほしい為です。
その為にも、「叱る」という行動は、相手に伝える為の、“手段”だと思います。

もし子育てに悩んでいたら、1度、子育てのルールを決めてみては、どうでしょうか!!?“こんな子に育ってほしい”“こんな事は、伝えておきたい”という、お母さんの「ルール」を決めて、子どもと接する事で、子どもはどういった時に“お母さんが叱る”のかを感じて、“やってはいけない事”を、お母さんの表情や雰囲気で感じてくれるかもしれません!

叱るという行動は、「こうしてほしい」「こうなってほしい」という感情の現れなので、冷静になって自分が“何を伝えたいのか”考えて行動することで、1人1人、子どもに伝わり少しずつ理解していくと思います。


中村