『「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 ディズニーの元人材トレーナー50の教え』
みなさん、こんにちは!曾根強です。
はじめましての方も多いかと思いますので、自己紹介させてください!
3月に米田功体操クラブに入社いたしました。曾根強(そねつよし)と申します。
僕は体操の先生ではなくて、SNSの運営をメインに活動させていただきます。写真や映像を撮って、編集して、発信していきます!教室にも行きますので、みなさんの頑張ってる姿をたくさん撮影させてください!よろしくお願いします!
さて、僕が今回読んだ本は『「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 ディズニーの元人材トレーナー50の教え』です。
みなさんディズニーは好きですか?行ったことありますか?僕はディズニーが大好きです!学生時代にキャスト(従業員)として働いていたこともありました。
ディズニーはホスピタリティ(思いやり、心からのおもてなし)が行き届いていることでよく話題になりますよね?
3月より米田功体操クラブに入社して、ディズニーのホスピタリティは新しい環境でも役立ちそうだと思い、キャスト時代を振り返るつもりで、この本を選んでみました!
この本では「マインド編」「コミュニケーション編」「行動編」に分けて人を笑顔にするコツが紹介されています。その中から2つ気になった部分をピックアップしていきたいと思います。
【マインド編】
「苦しい時は、ディズニープリンセスになりきってみる」
「ストーリーの主人公の気分で出社する」
みなさんディズニープリンセスにどんなイメージを持たれるでしょうか?かわいい、キレイ、美しい、優しい…どれも正解です。
ただディズニープリンセスを深く読み解いて行くと…
怖い魔女に毒リンゴを食べさせられる『白雪姫』は継母のいじめから逃れるために自ら行動をし、新しい仲間(七人の小人、森の動物たち)を見つけ、自分の新しい人生を切り拓きます。
人魚の『アリエル』は人間に恋をして、その恋を成就するために、海の仲間や家族の元を離れる選択をし、自分の声を失う選択をし、エリック王子との恋を成就させます。
氷や雪を操る『エルサ』は家族や仲間に危害を与えないよう、1人で山奥に籠り生活することを選択し、最終的に真実の愛を手に入れます。
どれもおとぎの世界、ファンタジーの世界。現実にはありえないですよね?でもディズニープリンセスの逆境からも逃げず、立ち向かう自立心。自分の人生は自分で切り拓くと言う考えは、僕たちが生きる現実社会にも通ずるところがあると思いました。
またディズニープリンセスは物語の主人公。僕たちも自分の人生の主人公です。
ディズニーのキャストは入社すると、ディズニーリゾートは「青空を背景とした巨大なステージ」キャストはそのステージの「出演者(キャスト)」だと教えられたのを思い出しました。
それぞれのテーマやバックグラウンドストーリー(現実的な言い方をすれば「設定」)に合わせた役を演じているのです。
僕たちも職場での役割を日々演じています。
ただ「仕事をする」と考えるとつまらないですよね?それを「誰かを幸せにするために、自分の役を演じる」と考えると少し楽しくいきいきとしてきますよね?自分がいきいきと働くことができれば、周りの人たちにマイナスな感情を与えることはないでしょう。
僕は「曾根強」という役を「米田功体操クラブ」という舞台で「先生たち」という出演者と共に演じていく。より楽しくいきいきと働くために、このマインドを大切にしていきたいです。
【コミュニケーション編】
キャストに求められている行動基準「SCSE」
①安全(Safety)
ゲスト(お客様)や施設、キャスト自身の安全も含め、もっとも重視されています。
②礼儀(Courtesy)
作法だけでなく、相手の立場に立ったホスピタリティも含まれます。あいさつ、笑顔、言葉遣い、アイコンタクト。
③ショー(Show)
「目に触れるものはすべてショー」身だしなみや立ち振る舞いを常に意識します。
④効率(Efficiency)
ゲストのためにチームワークを発揮し、より効率的に動く。ゲストに待ち時間を長く感じさせないための工夫など。
これらは優先順位の高い順に並んでいて、キャストになった日にまず最初に言われることです。
僕もキャスト時代、この言葉を毎日のように見聞きしていました。
これはよく例を挙げて話されていました。
みんな大好きなミッキー 。ディズニーランドの「ミッキーの家」で会うことができます。
①安全(Safety)
ミッキーの家の床に釘や画鋲が落ちていたらどうですか?危ないですよね。とても楽しむ気持ちになれません。
②礼儀(Courtesy)
ミッキーの家で働くキャスト。無愛想だったらどうですか?いくらミッキーが優しく接してくれてもモヤモヤしますよね?
③ショー(Show)
ミッキーの家が埃だらけで、接客するキャストが不衛生だったら?ミッキーの家に入るのも嫌ですよね?
④効率(Efficiency)
ゲストの誘導ができていなくて、ミッキーに会うまで180分。待っている場所も殺風景な場所だったら?待っていられないですよね?頑張って待っていても苦行としかいえません。
このように例を挙げると、とっても重要な行動基準であり、ディズニーのパークではどこもこの基準に沿って運営されていることがわかります。
逆に言えばこの基準に沿って運営すれば、みんなが感動する環境を整えられるのでしょう。
この行動基準、体操教室でも当てはまると思いました。
①怪我のない安全な教室。
②あいさつをする。笑顔の先生。
③楽しい教室。さわやかな先生。
④無駄のない教室。
きっとこれを読んでくれている皆さんの職場でも当てはまるのではないでしょうか?
僕も自分に当てはめてみます。
①怪我のない整理されたオフィス。無理のない行動。休息を十分に摂る。
②あいさつをする。いつも笑顔で、適切な言葉遣い。
③さわやかで清潔に保つ。
④無駄のないスケジュールを組み、仕事の優先順位を意識して行動する。
僕もこの行動基準を常に意識して生活しないといけないと改めて感じました。健康第一ですね!
ディズニーで働いていたことをよく思い出しながら、この本を読みました。雨や雪、暑い日も寒い日もありましたが、働いていた時のことを思い出すと「楽しかったなー」と思います。この本を読んで、キャストからゲストへはもちろんのこと、キャスト同士でも心くばりをし合っていたから楽しく働けたんだと気づきました。
周りを幸せにするには、まず自分が幸せでなければいけない。きっと今後辛いこと苦しいこともありますが、それをそのまま受け止めてしまうのではなく、ちょっと楽しくなるように、考え方を変えてみようと思います。それをすれば自分が楽しむことができ、それが魔法となって、周りの人々もより幸せになれるかもしれませんね!
自分が輝くために、周りが輝くために「心くばりの魔法」をかけ続けられる存在になりたいと思います。
曾根 強