皆さんこんにちは!4月に米田功体操クラブに入社いたしました。清水大輝です。
私が今回読んだ本は『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』です。
「しつこい」と言うと、マイナスなイメージを持つ方も多いと思いますが、ここで言う「しつこい」はやり続けるということです。例えば、逆上がりに初めて挑戦して出来なかったとします。しかし、しつこくやり続ければいつかできる日が来ると思います。Appleの創業者の1人であるスティーブ・ジョブズは「成功と失敗の一番の違いは、途中であきらめるかどうか」と言っています。つまり諦めなければ、成功に近づいていきます。
しかし、多くの人は途中で諦めてしまいます。人は平均何回くらいで諦めてしまうと思いますか?答えは0.8回だそうです。挑戦すらせずに諦めてしまう人も多いようです。つまり挑戦するだけですごいことでやり続けることはとてもすごいことだと分かります。
では、どうすればしつこさを発揮できるようになるでしょうか。それは目標や目的を明確にすることです。例えば、鉄棒で肘を曲げて膝を上げる姿勢をキープする練習をしていたとします。これは逆上がりの練習です。Aさんは逆上がりをできるようにするという目標を立てていました。一方、Bさんは目標を立てずに先生に言われたから練習しています。どちらがこの練習を続けられそうですか?答えはAさんです。何か続けたい時には目標や目的を立てることが大切です。
また、しつこくやり続けることで自分ならできるという自信に満ちた感覚を手に入れることができます。小さな壁を一つずつ超えていけば自信がつきます。自信がつくとやる気が出てきて、やる気が出るとやり続けられるようになる。やり続けられるとさらに自信がつく・・・という好循環が生まれます。
やり続けていると困難な状況に陥ることもあると思います。その時に有効なのがポジティブな心のつぶやきです。「自分ならできる」と心の中でつぶやくことで自然と自信が湧いてきます。また、小さな成長を見つけるのも大切です。例えば、今日も逆上がりができなかったではなく、今日は逆上がりができなかったけど、この前よりも脚が高く上がるようになった、肘が曲げられるようになったなどの小さな成長を見つけることで自信が湧いてきますし、やる気にもつながります。さらに、他の人に頼るのもやり続ける時に大切です。やり続けている時に自分の力だけでは解決できないことはたくさんあります。その時は他の人に頼ることで前進できることが多いです。
失敗することを恐れてしまう人は多いですが、様々な失敗を繰り返すことで成功へと近づいていきます。失敗=悪いことではないと思います。失敗からどう修正するかが大切です。
今回、この本を読んで自分も実践していたことがあったなと思いました。大学院の時に鉄棒の離れ技であるコールマンを持つまでの過程で以下のようなことを実践していました。コールマンを持つまでの過程で大切だと思ったことは主に5つあります。
①自分ならできると思い続けること。
②周りの人にコールマンを持つと宣言すること。
③どうすればできるかを考え続けること。
④様々な方々に助言を求めること。
⑤毎回、小さな成長を見つけること。
このことは体操の技を練習するときだけでなく様々な場面でやり続ける際に必要になることだと思います。本書や自身の経験で学んだことを教室を通して子どもたちに伝えていき、これからも子どもたちと共に成長していきます。