こんにちは!西村由貴です。
通常授業も短期教室も終了し、今年も残すところあと数日。
今年一年を振り返ると、本当にあっという間でした。思い返せば、子どもたちの笑顔や真剣な表情、先生たちと過ごした色んな時間、保護者の皆さまとの楽しい会話、いろんなことがいい思い出だなぁと感じています。
最近、横浜教室でも江古田教室でも保護者の方と「子育て」について話す機会が多くなってきました。
私自身、高校2年生の娘と中学3年生の息子がいるので「反抗期」「受験」「こういうことありましたか?」などよく聞かれます。
いつもこのブログは本を読んで書いているのですが、今回は私が思う子育てについて書いてみようと思います。
あくまで私の子育て論なので、参考にならない点も多いと思いますが一意見として読んでいただければうれしいです。
子育てに関する本は数えきれないほどありますよね。私も何冊か読ませていただきましたが、だいたい自分の価値観に合うものもしくは悩みを解決してくれそうなものを選んで読んでいたように思います。
今となって思うのは、そういった情報は”正解であり正解でない“ということ。
なぜなら、1人として同じ子どもはいないからです。この子にあてはまってもほかの子にはあてはまらない。
よく似ているなと思うのは、化粧水(笑)。こんなことに例えるのもどうかと思いますが、私にとっては一番しっくりくる例えです。
憧れのきれいな女優さんが使っている化粧水だから、絶対にいいはず!と思って使ってみるものの思ったような効果は出ない。結局、誰かの真似をするより自分に合うものが一番効果的だったりします。
子育ても同じで、誰かの真似をしても自分の子にはあてはまらないことの方が多いです。
これが正解!はありません。不正解が正解になることもあります。体操の指導でも同じことが起こったりするのですが、面白いことだなと思います。
子どもが小さい時、私は「しっかり育てないといけない」「私の育て方がこの子の人生を左右する」と思っていました。初めてのことだらけで不安しかなく、しっかりしないといけない!と。
今考えると「何言ってんだかー」です(笑)
子育て初心者で完璧なんてありえないんです。ママ1年生として子どもと一緒に成長すればいいし、失敗しても全然OK。大人だから、親だから出来ないといけないことなんてないと思います。
これは、今でも子どもたちに伝えています。
「お母さんは完璧じゃないから失敗もするし出来ないこともあるけどあなたたちを想っている気持ちは世界一だから」
照れて言えないことは寝ている時に体に触れながら伝えます。それだけでも自身が心穏やかになりますし、子どもにも伝わっていると私は思っています。
私が思う子育てに必要なことは4つです。
<愛>
好きという感情だけでなくあなたのことが大切、いつも味方でいるよ、相手が愛されていると思えること。
この愛の中には夫婦も含まれます。お父さんお母さんの関係が良好なことは子どもにとって幸せなことです。お父さんとお母さんのところに生まれてきてよかったなと思ってくれるような愛に満ちた家庭を築くことが大切だと思っています。
私は、4人兄弟で実家は自営業。父と母は年中働いていました。でも、とても愛に満ちた家族でしたし、今でもそう感じます。母に子育てで一番大切なことは?と質問した時に「夫婦仲良く、相談する姿をみせる」と言っていました。ほんとに大切なことだと思いますし、そういう光景をずっと見て育ちました。
<尊敬>
家族がお互いを尊敬しあうこと。お互いの良さを認めえて伝えること。
子どもはすごい存在です。びっくりするようなことが出来たり、いつの間にかいろんなことを学んできます。見習うことがたくさんあると思います。
素直に伝えることが大切だと思います。
<嘘をつかない>
自分の発言には責任を持つ。「あとでね」と言ったら必ず守る。子どもにも自分の発言に責任を持たせる。
忙しい時に何かをお願いされるとつい「忙しいからあとでね」と言ってしまいがちですが言ってもいいと思います。ただ必ず約束を守ること。時間が経っても必ず守る。
信頼関係が崩れるのは一瞬です。それは、家族でも同じなので気をつけています。
<正直でいる>
大人だから、子どもだからやれる・やれないはありません。多少の無理はいいですが自分を偽って無茶をしない。正直に話せる環境作る。
親が頑張っている姿も落ち込んでいる姿も苦労している姿も見せていいと私は思っています。家に帰ったらみんなが素の自分でいれる。外ではあんなにしっかりしているのに家では全然しっかりしていないでもいいんです。そんなお互いの色んな姿を見て、いい刺激を与え合えればいいと思います。
子育て論は世の中にたくさんあります。ただ、何度も言いますが正解はありません。
1つ言えるのは、お父さんとお母さんが誰よりも自分の子どもを理解できるということ。だからお父さんとお母さんが、子育てを楽しみ、時には悩み、自分の子どもと一緒に成長することが一番の子育てだと思っています。
私も今まで、思い通りにいかないなと感じることがたくさんありました。「なんでうちの子はこうなのだろう」と思うこともありました。
でも、それは自分の物差しで物事を見ていたり、周りの目を気にしていたから。こうなってほしい、こうしてほしいと思っていました。
でも子どもたちはそれぞれ自分の人生を歩んでいます。自分の考えややりたいことをしっかり持っています。
それと違うことをされたときや言われたときに反発します。その反発エネルギーはすさまじいです。それは「やりたいこと」に対するエネルギーが強い証拠。
私は、犯罪でないならやったらいいじゃないぐらいの気持ちでいます。見守りながら、こっそり手助けしながら、最後まであきらめずに出来るように応援しています。
でも経験上、自分で「やりたい」と言ったことをしている時の子どもはほぼ手がかかりません。無敵です。
やりたいことのために色んなことをクリアします。今まで出来なかったことも、やりたいことのためにクリアしていきます。ほんとに無敵です。そんな輝いている子どもを見ると、幸せになります。これが子育ての醍醐味だなと思います。
私もまだまだ子育て真っ最中です。子どもの年代によって色んな事が起こります。それもまた楽しみながら子どもたちと一緒に成長していけたら幸せだなと思います
体操教室での指導も子育てと同じように楽しみながら、子どもたちの輝く瞬間をたくさん見ることができたらうれしいです。
まとまり切らないブログを読んでくださり、ありがとうございました。
子育てをしているお父さんお母さん、お互い頑張りましょう!
年明け、また教室で会えるのを楽しみにしています。2024年もよろしくお願いします。