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スタッフブログ

2024.10.03
『サードドア: 精神的資産のふやし方』
こんにちは、野田咲くらです。

 日が沈む時間がだんだんと早くなり、秋が来た感じがしますね。最近は風が涼しくて気持ちいいですね!

 今回私が読んだ本は、アレックス・バナヤン「サードドア 精神的資産のふやし方」です。
著者のアレックス・バナヤン(アメリカの大学生)が、ビル・ゲイツ、レディーガガなど、世界屈指の成功者に自分らしい人生の始め方を突撃取材し教訓をまとめた、冒険物語です。少し厚みがある本でしたが、とても面白くてどんどん次のページをめくっていました。

 有名人にインタビューをするために、彼が取った行動や、準備、勇気など、本を読んでいるだけで、その瞬間を想像して笑えたり悲しい気分になったり…
 自分の考えや出来事などを人に細かく鮮明に伝えられたら、感情が動き面白いと記憶に残るものになるのだと感じられた本でした。
 この本を読んだ感想や印象に残っている部分をいくつか紹介します。

 アレックスは医者になるつもりで大学の医学部に入学したのに、"本当のところ、僕は何に興味があるんだ?何を専攻したいんだ?どう生きたいんだ?と自問していた。もしビル・ゲイツ本人と話が出来たなら、きっと伝説の聖杯のようなすごいアドバイスをもらえるに違いない。と考え、大事なテスト前日に超有名な人気クイズ番組に出ることを決める。有名人にインタビューをするための資金集めで、クイズ番組で賞金を獲得し、そのお金で飛行機代などを工面する。と考えたからだ。
彼が目的や手段のために取った行動が普通では考えられないような発想と行動力で、面白い話がたくさんありました。また、次々と有名人にインタビューをしていく中での失敗や気づいたことが書かれていています。

 中でも、私が印象に残っているのは、「誰だって生きていれば何かしら経験する。それを面白おかしく語れるかどうかで、違いが生まれるんだよ」と言うアレックスの友人、エリオットの言葉です。

 米田功体操クラブ10のテーマで、「人の話を聞く」とありますが、本当に大切だと改めて思いました。
世の中には、こんなに面白いのになぜ話さないのか⁈とビックリするような経験や事実があるのに話されていない。または、自分では気づいていないことがあるのかな?とこの言葉を読んで考えさせられました。ふとした行動や経験から人としての魅力や生き様を語ることが出来ると思うので、私も、ありのままの自分の行動を共有して面白い話になるような人生が送れたら良いなと思いました。
また、自分から行動して色々な人から話を聞くこと。経験やその時どんな行動をしたのかなど、楽しい会話をたくさんし、人との繋がりを大切にしていきたいです。

 次に、この本のタイトルにもなっている"サードドア“とは何なのか…

ファーストドア:
正面入り口。長い行列が弧を描いて続き、入れるかどうか、気をもみながら、99%の人がそこに並ぶ。
セカンドドア:
VIP専用入り口。億万長者、セレブ、名家に生まれた人だけが利用できる。

正面のドアでも、VIP専用の入り口でもなく、すぐそこにあるのに誰も教えてくれないドアがある。それがサードドア。
ビル・ゲイツが初めてソフトウェアを販売できたのも、スティーヴン・スピルバーグがハリウッドで史上最年少の監督になれたのも…みんなサードドアをこじ開けたからなんだ。と書いてありました。インタビューをしてきて分かったこと、成功者たちに共通していたことは、行動してサードドアを開けることだった。

 何か人と違うことや簡単には達成できないような目標でも、目的を見失わずに行動しサードドアをこじ開ければ成功者になれる。また、たくさん行動をすることで、失敗もたくさんすることになると思います。
10のテーマである、「失敗しても下を向かない。出来ないと思ったらやってやる」や「最後まで諦めない」と言う言葉は、たくさん行動をしてサードドアをこじ開けに行く時に何度も挫けそうになる自分を奮い立たせ、失敗しても行動し続ける。諦めなければ夢や目標を叶えられると言うこと。こんな魔法のような言葉をきちんと理解して伝えられたらと思いました。
子どもたちの夢を広げるお手伝いが出来るようにこれからも一生懸命指導して行きたいと思います。