何かをやっているときは、何かをやっていないとき。
2024年はまさにそのような一年だったと感じています。パリで開催されたオリンピックでは、日本男子体操が団体、個人総合、種目別鉄棒の3つで金メダルと種目別平行棒銅メダルを獲得しました。その活躍を目の当たりにし、「諦めないこと」の大切さを改めて実感しました。
オリンピックという人生を懸けた大舞台が終わり、嬉しい忙しさに追われる中で、気づけば2025年もあっという間に2ヶ月が経過しました。
そんな状況を少し予想していたこともあり、昨年末にアチーブメント株式会社の特別講座を受講しました。この研修を通じて、改めて自分の課題を見つめ直すことができました。
優先順位を見極める目の前の“緊急かつ重要なこと”に追われ、“緊急ではないが重要なこと”に十分な時間を割けていません。しかし、本当に成長するためには未来のための時間を意識的に確保することが必要です。
常に私の課題となっています。
研修で学んだこと
1. リーダーの仕事は意思決定「事前の一手は事後の百手に勝る」
これは、今回の研修で最も印象に残った言葉の一つです。
私はよく「モグラ叩きをしている」と感じることがあります。問題が明らかになってから対応しているため、次々と新しい問題が出てきてしまうのです。しかし、事前に一手を打ち、意思決定を早めることで、この悪循環は防げます。
では、なぜ事前の一手を打てないのか。それは、「未来を創造する時間と現場に出てプレーヤーとして動く時間のバランスが崩れているから」です。
私に必要なのは、自分の時間をしっかり確保し、「事前の一手(未来を見据え今やるべき最善は何か)」を考え、意思決定すること。そして、仲間や部下に対する自分の指示の質を高め、実行を管理すること。これが今の自分に欠けていると、改めて強く感じました。
2. 働く = 価値の創造
「私は、価値の創造ができているだろうか?」ふと、そんな問いが頭をよぎりました。
米田功体操クラブに通ってくれている子どもたち、そしてクラブを選んでくれた保護者の方々にとって、本当に価値のあるものを提供できているのか?今まで以上に、子どもたちにとって意味のある体験を提供できるような事業を考えて実行していきたいと思います。
3. 人はコストではなく、投資である
人が大切だと理解しながらも、どこかで「人件費はコスト」という認識がありました。しかし、人はコストではなく、未来への投資です。
共に働く仲間たちがより良い人生を歩めるよう、環境を整え、一緒に成長できる場を創ること。それが私のやるべきことです。
4. 感謝と怒りは同居できない
私は何事にも心から感謝できているのか?
出来ていないと思います。感謝を忘れたとき、人は不満や怒りにとらわれてしまいます。だからこそ、学び続けることが大切。学ぶことで自分を戒め、気づきを得ることができるのだと理解しているので継続学習を心がけます。
5. 守られた水は腐る
守りすぎると、人は成長を止めてしまう。だからこそ、挑戦し続けることを心がけたい。
これは、自分だけでなく、周りの人にも当てはまります。子どもたちや仲間に対しても、「守ること」と「挑戦させること」のバランスを大切にしながら接していかなければなりません。
最後に、とても当たり前のことですが、「健康」についても考えさせられました。
『健康はすべてではない。しかし、健康を失うとすべてを失う。』
食事・運動・睡眠。現役選手時代はこれらを徹底的に意識していましたが、引退後は少しずつ疎かになっていました。というよりも選手ではないので身体は壊れても大丈夫とさえ思っていました。しかし、蓄えてきたものも尽きつつある今、「健康であることがすべての土台」だと強く感じます。
つい最近ですが健康診断に行きました。いつも血管の太さと浮き上がり方を褒められ簡単に採血が終わるのですが、今回はなんと、、、3回採血失敗、ベテランの先生に変わって2回失敗、、
先生の技術ではなく、自分の健康管理の結果だと手汗をかきながら反省しました。
健康は失ってからでは遅いものです。
この言葉を胸に刻み、自分が親からもらった体を大切に使っていきたいと思います。そんな思いで、2025年を過ごしていこうと考えています。
まとめ
今回の青木社長の特別講座を通じて、さまざまなことを学びました。「優先順位の見極め」「事前の一手」「価値の創造」「人への投資」「感謝」「挑戦」、そして「健康」。
これらの学びを、知識だけで終わらせるのではなく、実際に行動に移していくことが重要です。
2025年、私はこれらの学びを活かしながら、一歩ずつ前に進んでいきます。皆さん今後ともよろしくお願いいたします。
米田功