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スタッフブログ

2025.03.11
『「原因」と「結果」の法則』
みなさん、こんにちは。
亘先生です。

あっという間に2024年度が過ぎ去ろうとしています。
この一年間も
シンプルに技の成功が見られた!
小さい子たちが並べるようになった!
以前よりも自然にプラスの言葉を使うようになってきた!
など、子どもたちのたくさんの成長が見られて、幸せな一年間だったと感じます。

暖かくなり始めたと思ったら、寒い日に戻って…と繰り返していますので、体調管理をしっかりして、年度末まで楽しくやり切りたいと思います!
皆様も体調管理にお気をつけください。


さて、今回私が読んだ本は
「原因」と「結果」の法則
という本です。

『良い結果の裏には、必ず良い原因が存在する。』
と書かれた腰帯が目につき手に取りました。
その内容を簡単にまとめると

【日頃の行い(言動)が結果となって返ってくる】
◇「人は誰も、内側で考えている通りの人間である。」
◇「植物は種から芽生えます。私たちの行いも『思い』という種から芽生えます。行いは思いの花であり、感情はその果実です。」
◇「心が邪悪な思いで満ちていれば苦痛がつきまとう。
清い思いばかり巡らせていれば喜びがつきまとう」

というような言葉が終始使われ、自分自身を形作るのは、自分自身がどんな気持ちで過ごすのか、自分自身がどんな言葉を使うのかで決まる、ということでした。

このような内容を見ていて頭に思い浮かぶのはやはり【プラスの言葉】でした。


★【ありがとうの瓶とバカ野郎の瓶】
昨年のⅣ期目にみなとみらい校で一緒に指導に入っていた亀山先生がテーマの時に伝えていた話です。

2つの小瓶にご飯を入れ、
片方の瓶には毎朝「ありがとう」と声を掛ける
もう片方には毎朝「〇〇野郎」と声を掛ける
二つの瓶の中のご飯の腐り方の違いを見てみるという実験のお話です。

結果、ありがとうの瓶は白(黄色)っぽく腐り(発酵)、〇〇〇〇の瓶は真っ黒に焦げたように腐り果てたそうです。
※〇〇〇〇は書くのも嫌になる言葉なので徐々に補正をかけさせていただきました。

言葉には力があります。。。
マイナスの言葉を発すれば発するほどに、相手だけでなく自分自身の心も荒んでいきます。
そんな荒んだ思いという種からでは、自分の行動や自分に降り注いでくる環境も荒んでいきます。
逆にプラスの言葉をたくさん使える人には、幸せな感情や良い出来事がたくさん返ってくると思います。
プラスの言葉を使える人は、ちょっとくらい嫌な出来事があってもそれをプラスに捉える思考を持っているので、『嫌な出来事=マイナス』にはなっていないのでしょう。


★【感情は行動でコントロールできる】
米田先生からもこのようなお話を聞いたことがあります。

『悲しいから泣くのか、泣いているから悲しくなっていくのか』
下を向いていたり、嫌な言葉ばかり使っていたりすると、気持ちが沈み
上を向いていたり、綺麗な言葉を使っていたりすると、ワクワクしてくる

「悲しい」「辛い」という感情になっても、上を向いたり、前向きな発言を選んだりすることで、感情に振り回されないようにコントロールできるようになるというお話でした。
落ち込んでいるわけでもないのに、何気ないところで地面(下)を向いてしまっていることは無いでしょうか?
何も考えなくても良いので顔を上げてみましょう。
自然と前向き思考も生まれてきて、楽しい果実が見つけられるかもしれません。


【「ありがとう」を選ぶ】
とある先輩から聞いたお話です。

日本人の特性として
「Excuse me」
「Thank you」
「I'm sorry」
↑これらの言葉を使うようなシチュエーションで全て「すみません。」と言ってしまうことが多いと思います。

「Excuse me」
例:飲食店で店員さんを呼ぶ時
「すみませ〜ん」と呼ぶのではなく、「注文お願いします!」

「Thank you」
例:知り合いから物をもらった時
「すみませ〜ん」と受け取るのではなく、「ありがとうございます!」

「I'm sorry」
これはそのままでも良いと思います。
悪いことをしたと思えば「すみません。」と素直に謝れることも大事ですよね。


話を聞いてから、毎日の生活の中で「すみません」を回避して、「ありがとう」を選んで使うように心掛けていました。
「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人は、まずいないでしょう。
「ありがとう」を言えるチャンスがあれば「すみません」ではなく「ありがとう」を使ってみましょう。



このように自分自身の言葉や行動を見直し、自分自身の思考を良い方向に向けていくことが、良い結果となって自分に返ってくるんだということが書かれていました。
教室でもやはりプラスの言葉を選んで子どもたちに投げ掛け、一日、一日の体操教室が「良かった」と言えるように、そして言ってもらえるように取り組んでいきたいと改めて感じました。



最後に本の感想とは変わるのですが、学生時代に仙台大学にて3.11を経験した私が感じた【有り難し】
水が出ない、電気がつかない、当たり前の日常が無くなった数日間を経験しました。

水が有ることが難しかった
電気が有ることが難しかった
気兼ねなくご飯を食べることや、お風呂に入ることも難しかった

当たり前が有るって、有り難いことなんですよね。
そんなことを感じていたのに、今の当たり前の生活にまた馴染んでしまっています。
けど毎年この時期になると有り難さを思い出します。

しんみりしてしまう話を出してしまいましたが、たくさんの子どもたちと当たり前のように楽しく体操ができている今の環境に感謝し、子どもたちの成長をサポートできるように精一杯頑張っていきます!

今年度も残りわずかですが、よろしくお願いいたします。