HOME > スタッフブログ > 『一流の人間力』

スタッフブログ

2025.11.01
『一流の人間力』
皆さんこんにちは!
大村幸輝です!

少しずつ肌寒くなってきて、冬の訪れを感じる季節になりましたね。
そして、今年度もいよいよチャレンジャーカップの申し込みがスタートしました!
今年もたくさんの子どもたち、そして保護者の方々の挑戦を全力でサポートしていきます。
一緒に頑張っていきましょう!

さて、今回選んだ本は、井上裕之さん著書の『一流の人間力』です。
この本を手に取ったきっかけは、
「体操の指導者としてだけでなく、人としてもう1段階成長したい」と感じたことでした。
子どもたちと接する中で、技術だけでなく「人間力」の大切さを改めて実感する場面が多くあり、学びを深めたいと思いました。
◆「人間力」とは
本書では、「人間力とは、社会で価値ある人生を生きるための総合力」と紹介されています。
つまり、技術や知識だけでなく、どんな環境でも周りから信頼され、貢献できる「人としての力」のことです。

その人間力を高めるための「7つの習慣」が、とても印象に残りました。
それぞれの中から、自分自身が特に共感したポイントを紹介していきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

①素直さの習慣
まずは、相手の意見を素直に受け入れて実行してみること。
「素直さ」を感じるのは、
・気持ちよく「はい」「わかりました」と返事をしてくれた時
・心のこもった感謝の言葉を受け取った時

この2つに共通するのは、「気持ちの良さ」と「心の温かさ」です。
どんな立場でも、素直な心は人を惹きつける力があると感じます。


②学びの習慣
成長したいなら、自分の壁を壊す。
「自分は〇〇だから…」「自分だったらこうするのに…」といった言葉は、
自分の可能性を閉ざしてしまう心の壁です。

常に謙虚な気持ちで学び続け、自分の中にある枠を超えていくことが、次のステップへの第一歩だと思いました。


③自責の習慣
“自責”とは「どんなことも自分に関わりがある」と考えること。
ただし、自分を責めるという意味ではなく、原因を冷静に見つめる姿勢のことです。

✖「なぜ自分はダメなんだろう」
○「なぜこのことは起きてしまったんだろう」

と考えることで、気持ちが前向きになります。

さらに、「喜びは喜びを生む」という言葉が素敵だなと感じました。
自分が嬉しかったことを他の誰かにもしてあげる「喜びのリレー」が、周りの笑顔を広げていきます。自分もしてもらったことを周りの人にギブしていけるような人でありたいなと感じました。


④礼儀礼節の習慣
挨拶のポイントは、笑顔と1トーン高い声。
当たり前のことを丁寧に行うことが、人としての信頼を築きます。
そして、大切なのは、相手を尊重する心。
褒めること、感謝を伝えること、そしてそれを「言葉」や「文字」にして表すこと。
この積み重ねが、人間性をより豊かにしてくれますね。


⑤立ち直る習慣
「失敗は自分次第で、傷にも価値にもなる」
失敗そのものが悪いのではなく、そこから何を学ぶかが大切。
挑戦の数だけ失敗もありますが、
それを価値に変えられる人こそ、真の強さを持っているのだと思います。
テーマで伝えている『失敗しても下を向かない』ですね。


⑥自愛の習慣 
人間力の高い人は、自分も他人も大切にする人です。
自分を否定せず、認め、受け入れる。
その心の余裕が、他人に対する思いやりや優しさにつながります。
自分を整えることは、他者を幸せにする第一歩でもありますね。
プラスの言葉を
子どもたちだけでなく、自身にも忘れず伝えていきたいですね。


⑦成長の習慣
続けていく力こそが、誰にとっても最大の強み。
どんなに小さなことでも、「続ける」という積み重ねが未来をつくります。

続けるためのコツは、目的や目標を明確にすること。
そして迷った時は、「なぜを5回唱える」。
なぜやりたいのか、なぜ必要なのかを問い続けることで、自分の軸がはっきり見えてきます。

『自己成長をしたい』
①なぜ?
→ 今の自分よりもっとできることを増やしたいから。
②なぜ?
→ 自分ができることが増えると、周りの人により良く関われるから。貢献できるから。
③なぜ?
→ より良く関われること・貢献できることで、教室や周囲の環境をより良くできるから。
④なぜ?
→ 周囲が良い環境がより良くなると、自分も更に学びや気づきを得て成長できるから。
⑤なぜ?
→ 自分が成長することで、これから先も挑戦し続けられる力を手に入れられるから。


◆おわりに
この本を通して感じたのは、
人間力とは、毎日の小さな習慣の積み重ねで磨かれていくものだということです。
挨拶、感謝、素直さ、挑戦する姿勢。
どれも当たり前のようで、意識していないとすぐに薄れてしまうものです。
これからも子どもたちと関わる中で、
自身が「人としての在り方」を磨きながら、教室全体の成長にもつなげていけたらと思います。

大村幸輝