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スタッフブログ

2010.04.26
「効果のあった言葉がけ」
4月からスタートした米田功子ども体操教室も回数を重ねる毎に良いプログラムになっています。                        
米田功子ども体操教室では、スタッフブログを通して「指導」に関すること、体操に関することを読んで下さる皆様に紹介し一緒に考え、少しでも指導に役立つ情報を発信できるように頑張りたいと思います。

2回目となりました今回の担当は中村周平ですよろしくお願いします。
今回のテーマは、「効果のあった言葉がけ」を書いていきたいと思います。

1)本数を伝えながら指導する。(課題を伝えながら、後何本頑張ろう)
子供は同じ動きや複雑な動きが出来ない場合、まず「飽き」が初めの感情として湧いてくると思います。子供の表情や行動を見ていると口にしなくても表現していることが分かります。そんな場合は前もって注意点と回数を伝えてから指導に入るとゴールが見え、頑張る気持ちが持てるでしょう。
膝を意識して3本頑張ろう!
このような言葉がけがあれば、気持ちを切らさず頑張れると思います。
(課題を頑張れた所で、もう1本をプラスして行いましょう)

2)子供の言った言葉を少しでも受け入れ認めてあげる
○○したいと子供が言ってもちゃんとしてないからダメ、時間がないからダメ、コーチが後1本練習したいからダメということは沢山あると思いますが、子供の言葉を受け止めてあげることで、子供は話しを聞いてくれた、認めてくれたという意識を子供が持ちコーチの話しも聞き入れる意識が持てると思います。
子供の言葉を受け入れる時、たまにコーチ側から課題を与えることも良いと思います。○○で合格したらねとか、OKが貰えたらいいよという感じで。

3)子供は目立ちたがり屋
幼児~小学2年生くらいまでの子供に見本出来る人と聞くと、恥ずかしがらず手を挙げ見本を見せたがります。 
上手な子供に見本を見せてもらうことで、すごいという驚きや、自分にも出来る!前に出て見本を見せたいという感情がモチベーションのUPに繋がります。
控えめな子供には、出来るだけ前にでる体験を多くするように心がけています。
また、体育座りやコーチの話しをしっかり聞いている子供には名前をはっきり呼び褒めてあげると良いと思います。

4)点数をつける!(評価を明確にする)
評価を明確にすることで、次へのモチベーションを上げる。
この方法は、本数を沢山やると友達の点数を馬鹿にしたりする事がよくあるので、状況を見て伝える方法を上手く変えながら使うと良いと思います

5)グループ全員が上手に出来た時はみんなを誉める
グループみんなが上手に出来た時には、指を使い親指でグーや○を作り理解しやすい表現で、みんなを褒めます。
グループ全員を褒めることで、自分も出来ているという安心感が1人1人持てると思います。
また、個々に褒める時も幼児や小学生低学年くらいなら、指で表現してあげると良いと思います。

6)注意する時は、はっきりストレートに伝える。
トランポリンから降りろ!平均台に乗るななど!
してはいけないことを濁さずはっきり伝えることで、子供は理解できます。

上記の中で紹介した、言葉がけは年代によって変わってくると思います。
自分自身も意識出来ていないことも沢山あり、新しい指導に関する情報も取り入れたいと思います。
また、現場で子供から発信される情報をよく観察し感じていきたいと思います。
  今回紹介した内容の中で、何か効果があった内容などあれば教えて下さい!
 
   次回のブログもお楽しみに!