スタッフブログ、今回担当の小川奏です。前回の瀬尾先生と同じで、まさか自分がブログを書く事になるとは・・・人生分からないものですね(笑)
なんとか頭の中をフル回転させて頑張ります!よろしくお願いします。
毎回テーマを決めて書こう!と始まったスタッフブログですが・・・テーマを考えるって難しいですね。
そこで、今回は私が今までにとても勉強になった本の中から抜粋して書いていこうと思います!
皆さんは『スラムダンク』という漫画を知っていますか?バスケットボールを題材にしたスポーツ漫画です。漫画自体もかなり内容の濃い、面白いものなんですが、私にとってその『スラムダンク』をさらに面白くしてくれたのが『スラムダンク勝利学』という本です。スラムダンクを一つのスポーツ漫画と捉えずに、心理学や哲学的に解説されていてスポーツに携わる方にはもちろん、色々な分野の方に当てはまることがぎっしり詰まった本だと思います。
今回は、その中の「コーチ(COACH)の資質」という章を挙げたいと思います。
スラムダンク勝利学では「人の成長を助け、向上をサポートする人、スポーツのコーチも親も教師も上司も全てがコーチです。」とした上で、コーチの在り方について書かれています。
ここでは、COACHとはその頭文字をとってCはComprehension(理解力)、Oは0utlook(前途の見通し)、AはAffection(愛情)、CはCharacter(性格・人間性)、HはHumor(ユーモア)この5つが資質だとしています。
私も体操教室では「先生」「コーチ」と呼ばれています。2・3歳から大学、社会人まで体操を教える立場に立ってきましたが、様々な場面でこの5つを考える事があります。
子ども一人一人の能力、気持ちをしっかり理解しているか?自分を上手く表現出来ない子どもに対しては、今この子たちは何を見て、何を考えているのか?
とび箱にぶつかって泣いている子どもを見て、痛かったのかな?と思っていたら、悔しくて泣いていた、なんて事も多々あります。気持ちを理解するって本当に難しいですよね。
今やっている指導はこの子にとってどんな風に伝わっていくのか?今のこの時期に何をするべきなのか?いつもこんな事に繋がって欲しいと思って子どもに接したいですよね。
体操の楽しさ、素晴らしさを伝えるには体操に愛情を持っている事。私が思う体操の素晴らしさは、小さな喜びがいっぱいある所です。技が出来た!!これが大きな喜びなら、つま先が伸びた!さっきの練習よりも少し良かった!足が1ミリ高く上がった!お友達の上手な所が発見できた!これは小さな喜びかもしれません。そんな小さな喜びをいっぱい見つけて大切にしていきたいですよね。
子どもに接していると発見がいっぱいです。どんどん成長していく子どもたちを見ていると、あっという間に置いて行かれそうな気がします。向上心や素直な心、子供って本当に無限の力を持っています。それに負けない自分磨き・・・それを引っ張る人間性・・・なかなかハードルが高いですが、子どもたちが向上させてくれます。
そして最後のH(ユーモア)です。子ども体操教室においてこれは欠かせない課題だと思います。ユーモアセンスはあらゆる場面で必要されます。子どもに何かを伝える時には、少しアレンジして楽しく伝えてみたり、イメージが膨らむような言葉や例えを使ったり、このHを使い分ける事で子どもの反応も取り組みも大きく変わる気がします。
COACH・・・今の自分に何が足りないのか?考えるきっかけになります。
完璧はないかもしれないですが、理想に近づける様に、子どもたちに体操を通じて何かを感じてもらえるように頑張っていきます!
『スラムダンク勝利学』の中にはこの他にも人生の哲学がいっぱい詰まっているので是非読んでみて下さい!
またブログの中でも紹介していきたいと思います!
次回は米田先生です!期待していて下さい!!