こんにちは。佐久間萌子です!今年の夏はとても暑い日が続きましたね。最近では肌寒くなり、インフルエンザも流行りだしているようなので体調管理に十分気をつけてください!
さて、私が今回読んだ本は、
"「自分の言葉」で人を動かす"という本です。私は2・3歳や年少さんを見させてもらっている中で、「並ぶ、座る、集める」などの指示を出した時に、興味のあることに夢中になり、私の言葉が子どもたちに伝わらない時があります。「どうやったら子どもたちは私の言葉で動いてくれるだろう」と悩んだ時に見つけたのがこの本でした。
この本には、相手に印象を残す話し方は「あなたにこれを、どうしても教えたい!」と思うことが大事だと書かれてあり、「教えたい」と思うことが人を動かし、行動させる力に繋がると書かれてありました。
本の中で書かれてあったお話では、高級でオシャレなお店A店と、きれいだとは言えない昔ながらの定食屋さんB店の、オススメを聞いた時の店員さんの言葉の違いが書かれてありました。
A店では、「一番よく出るのは、焼き魚定食ですね」
B店は「今日は、いいネギが入っているから、すき焼き定食がいいと思うよ。このネギを作っている杉田さんは、ほんとネギを愛してる〜って感じのおじいちゃんでさ、笑っちゃうんだけど、毎日出荷するたびにネギに向かって 『美味しく調理してもらえよ』って心の中で言ってるんだって(笑)」
と書かれてありました。
A店とB店を比べてみると、B店の店員さんの方が「教えたい」気持ちは強く感じます。
また「教えたい」相手がそれぞれいる場合についても本に書かれてありました。筆者が生徒に分数の割り算を教えたときのお話です。
ある生徒は
機械的に計算方式を教えるだけで解ける
ある生徒は
問題の理屈を丁寧に教えきるまで問題を解かない
ある生徒は
数字を擬人化して「4÷3」は「4が3を肩車するんだよ」と伝えると「なるほど!」といいスラスラとき出す
と書かれてありました。
ここで言いたいことは「これを言っておけば伝わる」というものはなくて、「人に伝わる伝え方は、人それぞれ違う」ということです。
この本を読んで子どもたちを言葉で動かすためには、子どもたちそれぞれの個性を知り、子どもたちそれぞれに合った言葉がけをしていくことが大切だと感じました。ただ伝えるだけでなく、子どもたちのことを考えながら、子どもたちが理解しやすい表現で話していきたいと思いました。
集まってほしい時には、「はい、集まって」よりも「5秒で集まって」と言ってカウントダウンしたり、声の大きさに強弱をつけて、小さな声で話してみたり、擬音語を使って説明したりなど、子どもたちが周りのものに興味がいく前にそのような工夫で話したいと思います。
私が一番子どもたちに「教えたい」ことは「体操の楽しさ」です。
たくさんの子どもたちが体操に興味を持ち、体操の時間は楽しい!と言ってもらえるようにこれからも頑張っていきたいです!