こんにちは。佐藤亘です。
ちょっと前まで11月の割には暖かいかな〜と思っていたら、あっという間に息が白くなる日がやってきました。12月にもなれば当然、寒い日が続きますので、皆さん体調管理には気をつけてお過ごし下さい。
さて、今回私は『夢をかなえるゾウ2〜ガネーシャと貧乏神』という本を読みました。
つい先日、このシリーズの前作を米田先生から紹介していただきました。
ガネーシャという象のような姿をした神様が、誰にでもできるような小さな行動を実行することで、『人は誰でも変われる』ということや、『成功するための秘訣』を教えてくれるという物語です。
ガネーシャが教えてくれる1つ1つの教訓に共感、感心をしつつ、物語の展開にわくわくしながら読み進めることができ、とても面白かったので、1作目を読み終えてすぐにこの2作目と3作目を購入しました。
今回読んだ2作目では、ガネーシャだけでなく、主人公の家にいた貧乏神が、人を幸せにする方法を教えてくれました。
ガネーシャと貧乏神が教えてくれたことを簡単にまとめて紹介します。
◎お使いや宿題、家事の手伝いなどでお駄賃を貰っていた人は『お金』は『嫌な作業をするともらえるもの』=『仕事』という思考になる。
この思考を逆転させて『お金』=『楽しいことをする』、『お客さんを喜ばせる』ことでもらえるものと捉えることが大事。
人にプレゼントをする、お金を出して相手を喜ばせるという行為は、仕事とは逆の行為で、自分以外の誰かを喜ばせることは楽しいと感じられるようになる。
→私たちは『子どもたちの可能性を広げたい』という理念のもと、子どもたちがたくさんの『できた』を体験できるように授業の内容や練習方法を試行錯誤しています。
子どもたちが楽しそうに体操をしてくれる。
技が成功した時に嬉しそうな顔をしてくれる。
笑顔で教室から帰っていく姿を見れる。
子どもたちだけでなく、保護者の方からも笑顔を見せていただける。
私はこれが体操の先生としての楽しみだと思っています。改めて自分は好きなことをしながら、プレゼントした分、自分も幸せにさせてもらっているんだなと思いました。
◎自分が困っているときに困っている人を助ける
他人に対する言葉や行動は、自分に対する言葉や行動でもある。人を悪くばかり言う人は自分がうまくいかない時に自分を責めることになる。人の良いところを見つけられる人は自分の良いところも見つけられる。
つまり、自分が困っているときに人を助けられる人は、困っているという感情から抜け出すことができる。その時、人は大きく変わり当たり前のように人を喜ばせることができるようになる。
→自分のやるべきことが増えるとついつい自分のことでいっぱいいっぱいになってしまいますが、そんな時に一度周囲を見渡してみようと思いました。
◎『いい人』というのは他人から嫌われたくないという気持ちから、自分の欲求を抑えつけてしまう人。他人を喜ばせるのと同じくらい自分を喜ばせるために望むことを口にする。それが他人の欲求とぶつかり、いい人ではいられなくなっても、お互いが喜べる道を見つけていくことが成功への秘訣。
→以前のスタッフブログでも書かせていただいた『衝突への恐怖』(あなたのチームは機能していますか より)と同様で、相手の機嫌を損ねないように振る舞うだけでは信頼関係の構築や、本当にお互いが納得できる結果には繋がらないということだと思います。
意見を言うことが苦手な自分はまだまだ『いい人』でいようとしてしまっている気がします。嫌な人にはなりたくないですが、正直な人にはなっていかないといけないな、、、と思いました。
◎たくさんの人を喜ばせることだけが成功ではない。たった1人でも喜ばせることも立派な成功。
→先生はたくさんの子どもたちとふれあう機会があり、たくさんの喜びを共有することができる立場ですが、子どもから見たら先生とは『1人対1人』。1人1人の喜びとしっかり向かい合って、1人1人の成長にしっかり寄り添っていけるようになりたいな。と思いました。
2作目も楽しく読み終え、3作目も楽しみにしている自分がいます。3作目はブラックガネーシャが登場するそうです。その情報だけでちょっとワクワクしています。
皆さんもぜひ読んでみてください。