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スタッフブログ

2020.04.18
『できるリーダーは、「これ」しかやらない』
こんにちは。佐藤亘です。

近頃、周りの先生方に助けを求めていかないと自分の任されている業務に手が回らないことが増えてきました。しかし、私は以前からどうも人に頼ることが苦手で、頼み方も分からず、やるべきことの優先順位のつけ方もずれてしまい、結果として一人で期限や求める成果に追われてしまうことが多いです。

そこで、今回私は『できるリーダーは、「これ」しかやらない』という本を読みました。
サブタイトルには『メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ』とあり、周りの先生方に頼れる部分は上手にお任せできるようになりたいと思い、この本を選びました。



今の自分に当てはまること、すぐに実践できそうなことを抜粋してみました。


●細かく指示しないと不安になるのは気にしすぎ?
『不安になるべきは、部下の成長を止めてしまうこと』
任せた仕事の成果という目先のことではなく、今後の部下の成長に目を向け『自己決定感』を持たせて取り組ませることが、部下の成長とモチベーションアップにつながります。「自分が決めたこと」であれば、失敗をしても次の成長につなげることができます。大事なことは「次、どうする?」を問いかけることです。

― 私は人に任せるからには自分で答えを持ってから依頼しようと考え始めるものの、答えが決まらないために依頼することに一歩が踏み出せなくなり、最終的に人に頼めないというパターンが多いのですが、そもそも『答え』は任せる相手と一緒に探せば良いのかという風に思いました。一緒に考え、ある程度の方向性が決まれば、その先を相手に任せる。失敗があったとすれば「次、どうする?」を一緒に考え、自分自身も成長ができれば良いのかなと思いました。まずは細かい指示を出す前の段階から人に頼るということを実践してみようと思います。


●効果的なほめどころを知る
『ほめるスキルはできる上司の必修スキル』
ただ「おめでとう」「ありがとう」「よくやった」を多用するのではなく、部下のやる気を上げるほめ方を意識することが大事です。結果や努力に対してではなく、能力や内面をほめましょう。例えば、お友達にお菓子を分けてあげた子に対して
A:「『分けてあげた』のは偉いね!」→結果をほめる
B:「分けてあげた『思いやり』が偉いね。」→その子の考え方をほめる
上記であればBの方が効果的で、ほめられたことによって上がったモチベーションがAよりも長期間継続します。

― 人に頼ることを増やそうと思う中で、同時に感謝を伝える時に意識しないといけないことだと感じました。また、これは教室内で子どもたちをほめる時にも同様だと思いました。
「できた!すごい!」で、終わらずに
「できた!いつも真剣にやってるもんね。すごい!」など、一言増やすだけでさらに子どもたちの成長に繋がると思いました。本を選んだ時には考えていませんでしたが、体操教室の時間の中では先生がリーダーだと思います。子どもたちから信頼されて、子どもたちの成長をしっかりサポートできるリーダーにならないといけないなと、改めて気を引き締められました。


●いかなる時も迷わないために
『決めないリーダーは問題を増殖させる』
リーダーが犯してしまいがちなミスに『意思決定の先送り』があります。決断の先延ばしはその間に問題が増幅します。リスクを意識した上で「こうなるかも。」を想定し、動いておいた方が良さそうなことなら、多少の無駄が発生する可能性があっても先んじて動くべきです。かと言って思い切りの良さだけが大事というわけでもないので、現場リーダーが持っておきたい判断軸を抑えることが大事です。
①お客様視点・・・「お客様はどう思うのか?」で、考える
②公平な視点・・・同じ取引額だが値引率が違うなど
③リスク視点・・・「最悪の場合どうなるか?」を考え、早めに手を打つ
④目的視点・・・「そもそもの目的」からはずれていないか
⑤効果視点・・・効果の見えないことはやらない
⑥回復視点・・・失敗をしてもダメージが少なく、勉強代と捉えられる範囲か
⑦長期視点・・・目先のことで考えない

― 読んだ瞬間にドキッとしました。『意思決定の先送り』。まさに自分がよくやってしまうことですが、特に③、⑥、⑦の判断軸を意識した上で、早めの一歩を踏み出すことを改めて意識していこうと思いました。



『人に頼る』機会を増やしていかないといけないなぁ。と漠然と考えていましたが、任せ方にも注意点がたくさんあり、いい加減に人任せにするのではなく、お互いが成長しあえる依頼をできるようにしないといけないなと思いました。



最後になりますが、まだまだコロナウイルスによる社会的影響は治まりませんが、皆様、お身体には十分お気をつけてお過ごしください。
教室が再開した際には、思い切ってからだを動かし楽しむ子どもたちのパワーに負けないよう、私もお家でできるトレーニングに励みたいと思います。

皆様とお会いできる日を楽しみにしています!