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スタッフブログ

2020.08.02
『プロフェッショナル』
こんにちは。佐藤はやみです。
今回は『プロフェッショナル』をテーマにブログを書いていこうと思います。



米田功体操クラブでは指導のプロとして現場に立って下さいと言われています。
プロってなに?どういうこと?と、このクラブに来た当初は思っていました。毎日忙しく過ぎていき、いろんな先生から振り返りをしていただいていましたが毎日頭の中はパンクしてました。笑

毎日どんな気持ちで仕事をしていて、仕事に楽しみを見つけているのか。それとも日々やることだけをやって終わっているのか。
私自身、社会人になって9年目になりますが、9年を振り返るだけでもいろんな気持ちになったことを思い出します。

一日中プログラムのことを考えたり、イメージしたり、自分自身の課題を突破することを心の中でブレーキをかけていたり。
自分のやっていることに自信も持てず、何が正解かわからない事を迷いながら行っていた日々。ただただ毎日を全力でこなしていた頃が懐かしいです。笑
今新しい先生たちをみると自分もこんな時があったなと懐かしく感じます。

今回は2つ本を読んでみました。まず一つ目は『プロの条件』という本です。
この本には"プロ"について冒頭にこう書いてありました。

"職業のジャンルを問わない。仕事をすることによって報酬を得ている人は、そのことによって、すでにプロである。またプロでなければならないはず"

お金を頂いている時点でプロ!
私は自分の好きなことややりたい事を極めている人がプロだと思っていました。
それが、どんな仕事であってもお金を頂いた時点でプロになるという新たな考えを教えてもらった感じです。そして、もっとプロとしての自覚をもち働かないといけないことも感じました。

"プロの条件"も四つ書いてありました。
●『自分で高い目標を立てられる人』
プロは自分で高い目標を立て、その目標に責任を持って挑戦していこうとする意欲を持っている。

●『約束を守る』
約束を守るというのは、成果を出すということである。自分に与えられた報酬にふさわしい結果をきっちりと出せる人、それがプロである。

●『準備をする』
プロは寝てもさめても考えている人である。
起きている時間ではない、寝ても夢の中にまで出てくる。それがプロである。

●『進んで代償を払おうという気持ちを持っている』
プロであるためには高い能力が不可欠である。その高い能力を獲得するためには、時間とお金と努力を惜しまない。それがプロである。

以上の四つです。
上記をクラブで行っていることとして置き換えると

●個人の課題、足りない部分、その日に出た反省を次の授業で意識して取り組むこと
●どんな指導者像になりたいかと言う目標が明確であること
●時間やルールを守ること
●プログラム、掃除、教室の打ち合わせ、教室の準備など教室がスムーズに行くように行動すること
●指導者としてだけではなく人としての人間性を磨くこと
●指導者として、自分自身の成長のために本を読むこと
●違うクラブを見に行き自分の指導に生かすこと

などでしょうか。
私が思うプロと感じる指導者を考えてみました。

●授業中に上手くいってない時はすぐ察知し、その場ですぐやり方を変える。(プログラムを変更する)
●子どもたちの好奇心、冒険心を言葉の表現や視覚からアプローチできる指導者
●子どもの様子をよく観察し、適切な言葉がけや対応ができる指導者
●どんな状況でも変わらない授業ができる指導者
●子どもたちの目標を叶えることのできる指導者
●子どもたち、保護者の方の視線を集め、引きつける事が出来る指導者
●楽しませることも頑張らせることもできる指導者
●上手くいった理由、上手くいかなかった理由を分析できる指導者
●仕事が楽しいと思っている指導者

他にもそれぞれの先生たちのプロ意識があると思います。今度他の先生たちにもそれぞれのプロの指導者像を聞いてみたいと思います。

私たちの職種は子どもたちに体操を教えることですが、体操を教えるだけではないクラブを目指しています。
10個のテーマや身体を動かすことの楽しさ、やってみたいと思う子どもたちが本来もっている意欲を出すことが出来る指導者を目指しています。
実際に体操を教えること以外での人を惹きつけることや、人を動かすというところが難しい部分ですが、そこにも意識をもっているからこそ指導者として、プロ意識をもって教室に入ることを求めているクラブです。

米田功体操クラブの先生たちは、みんなそれぞれに優れている先生たちばかりです。
元々体操だけをやってきたという、一つの事を続けてきたことは自分たちの強みですが、体操だけでなく、面白い先生、気が利く先生、体操が大好きな先生、安心感のある先生、頑張ることを続けられる先生、洞察力のある先生、中和をとってくれる先生。それぞれの先生たちが良さをだし、チームとしてプロフェッショナルを目指しているのもこのクラブの強みなのかなと感じます。


もう一つ読んだ本は『仕事のプロ 仕事のアマ』という本です。



この本はプロとアマの考え方について書かれてありました。「頭ひとつ抜けた社員」と「あと一歩が足りない社員」。土台となる「能力の差」は大きくなく、考え方や意識を少し変えるだけでその差は埋められると書かれてありました。

①●仕事のプロ:上司は部下の三倍動く
 ●仕事のアマ:上司はあまり動かず、部下にどんどん仕事を任せる

部下たちの熱意を高め、主体的に働くような人材に育ってもらうのに最も手取り早いのは、行動で表すこと。上司が熱心に働いて「良い見本」となること。

→これは上の先生方を見て思っていることです。常に何かを考え頭が回転しているようにみえます。考えている幅が広くて会話をさせてもらうと自分の考えの甘さを痛感します。
見本となり動いてくださっている先生方の姿を見ながら自分にできることは何かを常に探していきたいです。

②●仕事のプロ:自分の分身を作って、どんどん任せる
 ●仕事のアマ:仕事を人任せにはできない

常にたくさんの仕事を抱え、忙しく働いている人は仕事ができないのではなく、むしろその反対で能力やスキルの高い社員。仕事ができるゆえに、他人への要求水準が高く、部下や後輩たちに安心して仕事を任せられない。
部下にはあなたの仕事のやり方、価値判断、スキルなどを教え込み、「人を育てる」能力を育てる。

→人へ任せていくことの大事さを今感じています。人を動かす事で相手に気づきを与えることができますし、自分自身も任せた後の確認を取るようになります。
こうやって自分自身が次のステップに進むことが、相手の成長の幅を広げることに繋がると思っています。

③●仕事のプロ:組織には、いろいろなタイプの人材が必要
 ●仕事のアマ:一流の人を集めれば、一流の組織に

チームというのは引っ張るリーダーが一流であれば、それで十分です。人は誰でも得意な分野、優れた資質をもっているものです。チームに属するメンバーもそうです。それぞれの特徴を見出し、うまく仕事の成果に結びつけ、全体の組織力を高めていくのがリーダーの役目。

→体操クラブにも個性的な先生が多いです。授業一つでも全体の雰囲気を上げてくれる先生や落ち着いて丁寧な指導をする先生、全体をみて必要な声がけや行動のできる先生、1人でも欠けると良い授業にはなりません。それぞれの良さがでるところで力が発揮できるように、チームはいろんな人材がいてこそ、いい形になるのだと思います。


④●仕事のプロ:人を見極めるポイントは素直さ
 ●仕事のアマ:人を見極めるポイントは感性

素直といっても、何も自分で考えず、人の意見を何から何まで信じ、他人に唯々諾々と従うといった弱い性格を意味しているわけではありません。
未知のもの、自分の知らないものに対して、先入観や拒絶の心を持たずに受けいれ、そして貪欲に吸収していこうという、しなやかでオープンな心の中あり方です。

→この文章をみて、一緒に働いている瑞稀先生のことが頭に浮かびました。瑞稀先生は体操経験者ではないですが、子どもが好きということと、身体を動かす事の楽しさを知ってほしいという思いが強く、まだ入社して1年も経っていないですが、子どもたちとの関わりや補助、指導、どれも急成長している先生です。これは瑞稀先生が貪欲に吸収していっている成果だと思います。

以上を書かせていただきました。

米田功体操クラブのスタッフも初めは少人数でしたが、今では16名ほどになりました。
私はこのクラブに来て8年目になりますが、会社のこと、指導のことを伝えていく立場になっています。全体を見る事、一人一人を見る事、また私自身も見られている事を自覚しながら行動しなければいけないなと感じています。
クラブを発展させていくには個々の役割を果たし、チーム力を上げることかなと感じます。
その為に自分のやることは、自分が教わってきたことを新しい先生に伝えていくこと、任せていくことだと思っています。
そしてそれ以上に私自身、上の先生方の姿を見て学ぶことや他の先生たちの良さを見て学ぶこと、他の仕事をされてる方たちを見て私自身の理想を上げる事、勉強しつづけることだと思います。

私の感じる仕事のプロは、自分の仕事に誇りを持っている人、自信を持って商品を販売してる人、相手の立場になって会話ができる人、元気の良い人、仕事が早い人、気を回すことができる人、新たなアイディアを出し、行動力のある人です。
自分がそれが出来ているかといわれると、まだまだ出来ていないなと思うところが多いですがこれからも頑張っていこうと思います。