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スタッフブログ

2021.01.07
『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』
あけましておめでとうございます、藤岡修です!
2020年はどのような1年だったでしょうか?2020年、振り返ってみると本当に色々なことがありました。社会全体もそうですし、米田功体操クラブとしての取り組みや自分自身のこと、多くのことを経験させていただきました。この1年は多くのことを学び、考えさせられる、変化の多い1年だったと感じています。
まだまだ2021年もどのように変化していくのか予想もつきません。それでも変化を恐れず、自分自身が変化していければと思います!



さて、今回は「子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば」という本を読みました。この本には、親と子どもの関わり方、言葉のかけ方が書かれてありました。米田功体操クラブのテーマでも伝えている「【6.プラスの言葉】できないと思ったら〜やってやる!」と同じ、プラスの言葉について書かれてあります。
反対に「呪いの言葉」についても書かれてありました。これは、自己肯定感を破壊するマイナスな言葉になります。今回は、「10の魔法の言葉」について書き進めていきます。また、親と子どもではなく自分(指導者)と子どもたちと捉えて読み進めました。

まず、“自己肯定感”とは、自分のことを価値ある人間である、素直に大切な存在であると感じる心と書かれてありました。シンプルに置き換えると自分が好きで自分に自信があることです。この自己肯定感の高低が、学力をはじめとする個人のポテンシャル、アイデンティティ、人生のクオリティにまで影響を及ぼすといわれ、大人にとっても大切なメンタリティです。この“自己肯定感“を子どもたちに持たせることが肝要で、「親の言葉が変わると、子どもの自己肯定感が上がります。親の言葉が変わると、子どもの将来も変わります。」とありました。その言葉が10の魔法の言葉になります。

「自己肯定感を高める10の魔法の言葉」
1. すごいね
2. さすがだね
3. いいね
4. ありがとう
5. うれしい
6. 助かった
7. なるほど
8. 知らなかった
9. だいじょうぶ
10. らしくないね

以上が10の魔法の言葉です。教室中でも使っている言葉がいくつかあるなと思いました。この魔法の言葉を使う時のコツは、軽く、明るく、さりげなく、認めることです。シンプルでいつでもどこでも誰でも使える、だからこそ心に届きます。これは、一所懸命に褒めようとするのではなく、ふわり、ゆるりと自然な感じが子どもの心の中に淀みなく入っていくということです。そして、褒めるではなく認めるという部分は、ありのままのその人に価値をおくということですね。
他にも10の魔法の言葉を使うときのコツ、ポイントがいくつ書かれてありました。

・魔法の言葉を一緒に使う
 これは例えば何かをしてくれて、「ありがとう」と伝えるときに「ありがとう、助かったよ!」と言葉を合わせて使うことで、効果は倍増します。

・アイ・メッセージで伝えてみる
 例えば電車の中で、子どもがお年寄りに席を譲ったとします。その時に「えらいね」「いいことをしたね」と伝えるよりも「お母さんは、すごく嬉しかったよ」と自分のありのままの気持ちを伝える。これは、子どもの心により多くの「喜び」や「充実感」を与えることができます。

・相づちをうつ、質問を投げかける
 子どもとの会話の際に相づちを打つこと、また質問を投げかけること(関心を持つ)で自分がひとりの人間として対等である、認められていると意識をします。これは子どもの自己肯定感にダイレクトに結びつきます。

・ポジティブな響きを持たない「らしくないね」
 「らしくないね」とは、本来のあなたを認めているからこそでてくる言葉です。喧嘩をしたり、かんしゃくを起こしてモノにあたるなどネガティブな行動をした時に使います。「こんなことをするあなたはいつものあなたではないよね?」というメッセージが伝わって、子どもはわれに帰ります。「らしくないね」は、否定でも拒絶でもなく、受容の言葉なのです。


この本を読んで、プラスの言葉の使い方や言葉を合わせて使うこと、アイ・メッセージや「らしくないね」というワード、新しい発見がたくさんありました。プラスの言葉は、テーマでもあるように僕自身、意識して使うようにしていました。しかし、ただ使うだけではなく、この本に書かれていたことを実践していきたいと思いました。実践することで、子どもたちにどのような影響があるのか、どのように変化するのかが楽しみです!また、この本に書かれていたことを自分のものにできれば、更に成長できるんじゃないかなーとワクワクしています!
最後にこのようなことも書かれてありました。「親が幸せならば、子どもは幸せになる」、人は自分が幸せであれば、他者に対して寛容になり、長所が見えてくるようになります。子どもたちは日々、親の姿を見ながら生き方を学んでいます。自分自身が自分の人生を楽しむ、その結果、子どもの良いところが見えるようになり、子どもにかける言葉も自然と変わっていきます。これは教室中でも同じことが言えます。指導者自身が教室を楽しむ、そうすることで子どもたちへの言葉がけはもちろん、雰囲気までも変わります。これは僕が入社当時、先生方に教わったことでした。改めて、そこも意識して教室が更に良いものになるよう、努力していきます。2021年も宜しくお願いします!!