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スタッフブログ

2011.05.20
『前途の見通し』

こんにちは!今回は小川奏です。よろしくお願いします!
5月に入り、暖かい日が続くようになってきましたね。あっという間に暑い夏がやってきそうな気がします。この時期になると、子どもたちの動きや汗の状態をよく見て、脱水症状や熱中症に注意が必要になります。「教室」では休憩と水分補給をしっかり取りながら子どもの体力を上手く伸ばしていきたいと思います!

さて、今回のテーマは「前途の見通し」について。
以前に書いたブログ、コーチの資質に入っているCOACHのO(Outlook)「前途の見通し」について考えていきたいと思います。


お父さん、お母さんが子育ての中でされている事や考えている事は、多くが前途を見通した事ではないでしょうか?
「こんな子どもに(大人)になって欲しいから・・・」
「将来はもっとこうなっているといいな・・・」
という思いがあって、その為に!
今、「これをさせよう」 「これを伝えよう」 「これを考えさせよう」と思うのかな、と感じています。とても長いスパンでのOutlookを実践されているような気がします。

本の中では、Outlook「前途の見通し」を
コーチ独自の展望と目標を持つことが重要です。楽しませること、心技体を変化させること、チームを勝利に導くことの三つのバランスを考え、今自分に何が必要であるかをいつも考えて練習、実践するのです。この三つのバランスを保った展望をしっかりと持っているのが、素晴らしいコーチといえるでしょう。
と、あります。
(ここでいうコーチとは、人の成長を助け向上をサポートする人、スポーツのコーチも親も教師も上司もみなコーチであるとしています)

体操教室でもOutlookはとても重要な考えです。心技体、精神面と技術面では伝えるべき内容も伝える時期も期待もスピードも違いますが、私たちが指導の中で考えていることは、
「今、分かって欲しい事」と「いずれ、将来気付いて欲しい事」への指導。
「今、出来て欲し事」と「いつか、よりいい状態で完成したい事」への指導。
今の練習内容が将来の何に繋がるのか?目の前の子どもにとって、先につながる「今」の指導は何なのか?指導のほとんどはこんな考えから生まれてきます。

米田功こども体操教室で大切にしている基礎運動能力作りも、体操だけでなく子どもたちにとってどんなスポーツにも役に立つ事を目指してプログラムしています。
お父さんお母さんの求める事と同じように、私たち指導者が求める事が将来の「何か」につながる時間にする事が大切ですね。
子どもの能力を信じて限界を決めずに、いつでも前途を見通した練習と指導を心がけたいと思います。