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スタッフブログ

2021.08.25
『それでも、僕は泳ぎ続ける。心を腐らせない54の習慣』
こんにちは!中島みなみです。

6月に入社し、初めてのスタッフブログで緊張していますが、自分なりの言葉で皆様に伝えていけるよう頑張ります。

今回私が読んだ本は、競泳選手の入江陵介著書『それでも、僕は泳ぎ続ける。心を腐らせない54の習慣』です。入江陵介選手は、4大会連続オリンピック出場しており、4大会すべてで決勝進出しています。今回行われた東京オリンピックの招致活動にも参加した一人でもあります。常にトップで泳ぎ続ける選手はどのような考えを持っていて、どのようなことを大切にしているのだろうと気になり、この本を手に取りました。
本の中から印象に残った文章を抜粋しながら書いていこうと思います。

●1年単位でスケジュールを見直す

夢を目標にして、具合的にどのようにしてその目標を実現させるのか考えなければならない。そのためには、大きな目標をかなえるための要素を一つひとつ細分化して、いつまでに何を達成すべきか書き出す。達成する目標。1年、1か月、1週間、1日などに細分化することで現実的な夢、いや、目標になる。細分化された小さな目標を一つひとつ達成していけば、いずれ夢は実現する。

習慣①夢は「夢のまま」では実現しない。その夢を「目標」に変える

習慣②常にスケジュールを考え、目標達成への道をつくる

○米田功体操クラブ・スイミングスクールの10個のテーマの中にも「夢を宣言する」「目標をもって練習をする」とあります。夢を口にすることで、現実的となりより考えるきっかけとなります。その夢を実現するためには目標をもって練習に取り組むことが大切です。私も競泳をやっていた時は目標を持ち練習に取り組んでいました。目標を持たずに行っていれば途中で迷子になります。なんで頑張っているのだろう?なんの意味があるのだろう?このように思い始めたらマイナスな考えが膨らみやる気もなくなってしまいます。私自身社会人になってから目標というものは、正直見失っていました。ですが、指導者になって子どもたちと接していく中で、「みんなが水泳を楽しいと感じてほしい」「水を好きになってほしい」と考えることが増えました。いまの私の目標は「水泳をやってよかった!」と一人でも多く生徒に言ってもらうことです。そのためには、楽しいと思える練習内容を考えていく必要があるので、今後も試行錯誤を繰り返し行いたいと思います。

●継続は力なり

少しでも「もしかしたら成長できるかも…」「この苦しみを超えると何か見つかるかも…」と思えるのであれば、継続してみてはどうでしょう。

習慣③「諦める」前に「何か一つ」をやり終えてから改めて考えるようにする

〇これもテーマにありますね。「最後まであきらめない」。たくさん練習し何度も繰り返し取り組むことで上達していきます。すぐにできなくても一歩一歩進むことで、気づいた頃にはできるようになっていた!ということもあると思います。諦めてしまったらその時点からの進歩は何もありません。諦めるより前に、今できること、一歩前に進む選択をすることが大切だと感じました。

●アメリカンの選手の強さの秘密

大会前のテーパーという調整期に入ったときから、アメリカの選手は一気に記録が伸びるのです。テーパーとは、練習の量を減らしてその分、練習の質を高めることですが、日本選手の多くは大学生や社会人になって初めてこのような調整を行います。それに比べてアメリカでは、ジュニアの頃からテーパーをしっかりやっています。テーパーをかければ絶対に速くなる、という教育を小さい時から受けているからでしょう。子どもの頃から「テーパーをやったから俺は強い」という種の思い込みが、大きな爆発力になっているのだと思います。

習慣⑰「ポジティブな思い込み」をうまく活用できるようにする

〇「自分の中の思い込み」というものは思っている以上に考えや行動に影響し、「できない」「むりだ」と思い込んでいれば行動を起こす前に、マイナスな方向へと進んでしまいます。
競技をやっていたときを思い返すと、本当に思い込みは大切だなと感じます。試合でも、「今日は体が軽くて調子がいい」と思っているときは空回りしない限りはベストタイムの更新をしていたなと思いました。逆に「体が重い、今日は無理かもしれない、やばそうだ」とマイナスなことばかり考えていた時はやはり結果もでず悲惨なことが多かったです。
これをやったら調子があがる!これを食べたら調子が良くなる!なんでもいいので、前を向けることを考えることが何事でも大切だと改めて感じました。

●幸運を引き寄せるには礼節が大切
例外なく応援される選手はみんな、礼儀正しいのです。
練習のはじまりと終わりの挨拶や人と出会った時の挨拶。いいことをしてもらったら「ありがとうございます」。人に迷惑かけたら「申し訳ございません」と基本的なことです。

習慣㉔礼節はどんな時も決して忘れないようにする

〇あいさつはたった一言で人と人をつなぐ、魔法の言葉だと思います。元気に「こんにちは!」と言われたら、相手も元気をもらえます。笑顔で挨拶をすれば、相手も笑顔になります。あいさつやお礼を言うことは当たり前のことですが、たまにできない人に出会います。
挨拶しても返ってこないと悲しくなりますよね。笑顔で挨拶が返ってきたら心が温かくなりますよね。私はスイミングのフロントに立つこともあります。プールでも、フロントでもどこにいるときも元気にあいさつし、コーチから子どもたちみんなにパワーを分けていきたいです!!!

●思いをさらけ出すことで信頼を得る

信頼関係をつくるうえで、欠かせないものは、自分を偽らない心と行動です。自分の意見を伝え、気づいてもらい、意見を交換することが信頼関係を築く重要なアクションなのです。

より絆を深めるのであれば、時にはぶつかり激しい意見交換になるかもしれませんが、しっかり自分の意見を伝えることが、その第一歩となるでしょう。さらにお互いの関係を深めるには、喜怒哀楽をさらけ出すことが大事になるのだと思います。

習慣㊻相手を思いやりながらも、自分の思ったことはしっかりと相手に伝える

〇「私は自分の考えを人に伝える」ということが苦手で、ため込んでしまうことが多々あります。ですが、考えを伝えないと相手には何も伝わりません。「察して」ということは通用しません。考えを伝えることで、なにかいい考えが生まれるかもしれないし、相手との距離も縮まります。そして、相手の人間性も知ることができます。入江さんも言っているように、意見を伝えることで信頼関係を築くことができ、より良い組織が出来上がっていくのだと思いました。

米田功体操クラブ・スイミングスクールで掲げている10個のテーマは、選手としても、社会人としても大切なものばかりだと思います。

まだまだ未熟な私なので、周りの先生方からたくさん吸収し、コーチとしても人としても子どもたちの憧れの存在になれるよう日々全力で過ごしていきます!

最後まで読んでいただきありがとうございます。