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スタッフブログ

2022.03.17
『一生折れない自信がつく話し方』
『話し方・伝え方』

みなさんこんにちは!今回のスタッフブログは久保田和貴です。
2022年が始まり早くも3ヶ月が過ぎました。みなさんはどんな2022年をスタートされたのでしょうか。私はというと、生活リズムにメリハリをつけるため、今年に入ってからは毎朝起床したらまず15~30分家の周りを散歩して太陽の光を浴びてから一日をスタートする、という行動の習慣化に取り組み始めました。散歩は自分と向き合う時間にもなりますし、散歩時間は私にとってとてもタイムリッチを感じる時間です。忙しい日々の中でもこうした毎日の習慣目標を作ることで、習慣化を達成するために逆算して日々の行動を考えるようになりますし、散歩という時間が私の頭の中を「新たな一日の始まり」として切り替えてくれ、バランスが保てていると感じます。みなさんも何か今年から始めたことや新たに始めようと計画されていることなどありますでしょうか?私もこの習慣をぜひ続けていきたいです。

さて、今回私が選んだ本は「一生折れない自信がつく話し方」(著:青木仁志)です。
選んだ理由は、私は自分の思いを伝える相手が対大人になると、話し方や伝え方が急に下手(苦手)になるからです。私は教室で子どもたちに何かを伝えるときや指導するときは自信をもって教えていますし、むしろ説得力や引きつけかた等含め話術にはすごく自信があります。自分の強みと言っていいほどです。しかし教室から離れて対大人(ここで表現したいのは社員)に自分の意見や思いを伝えたい、何か教えないといけない、という場面になった途端に相手へのアプローチを間違えることが多々起きてしまいます。私自身の「こうなってほしい」が相手にとっての強制や価値観の押し付けに近い形になってしまうことが多いのです。子どもたちにはあんなに日々自信をもって強い説得力を持ってアプローチを成功に導いているのに、どうして対大人の指導となると上手くアプローチすることが出来ないのだろう。。。子どもたちに対しての得意が、大人に対しては苦手になってしまう、この現状に向き合おうと考え、この本を選びました。

では、この本から学んだ部分と私の行動を振り返りたいと思います。

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◆相手を積極的に思いやる気持ちを持つこと

・話し上手より聞き上手

・話がうまい人は、「話の内容」より「話し手」にフォーカスしている(何を欲しているのか...?どんなことに興味があるのか...?)。
それが積極的に相手を思いやる気持ちをもって話を聞くということ

・人は誰もが「認められたい、話を聞いてほしい」と思っている。
「聞く」ということは、それだけで相手の願望を満たすことができる。

・目の前にいる人は「大切な人」。「大切な人を喜ばせたい」「大切な人の役に立ちたい」こうした積極的な思いやりをもてると「聞く力」が劇的に高まり、「話す力」も同じように向上する。
「聞く」と「話す」は表裏一体。相手の話をしっかり聞かないと、相手もこちらの話を聞いてくれないし、相手の話を聞かないことには、相手のことはわからない。
会話に苦手意識がある人は、自分に意識が向きすぎているかもしれない。

・相手に好かれようとはしないことが大切。無理せず自然体で。
「相手の役に立ちたい」「喜んでもらいたい」「目の前の人を幸せにしたい」、この「あり方」を自然体でできるようにすることが、話し上手になる究極の秘訣。
会話力を磨くとは自分自身の心のあり方を磨くことにほかならない。
「相手にどう思われるか」という自分ではコントロールできないところに左右されると、自然体からはますます遠ざかる。

・相手が話しやすいことを雑談の話材にして、信頼関係を築く
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上記に書き出した内容が今の私にとって大きな学びとなったのですが、あらためて書き出すことでさらにアウトプットされた気がします。

結論、私が対大人(社員)を相手に何かを伝えるときに足りなかったものは
①相手への思いやりが足りなかった
②相手を知ろうという気持ちが足りなかった
③普段から何気ない会話などで信頼関係をそこまで築いていなかった
④「自分の立場」や「これを言うことで相手から自分がどう写るか」など、物事の本質からは邪魔になることを気にしてした

このようなことが考えられると思いました。

上記に書き出した本からの学びは総合すると「相手に尽くそうとすること」なのではないかと感じました。まず相手に尽くす、まず相手に自分から寄り添い相手の心を開かせていく。そういう普段からの信頼関係があってこその「こちらの話を聞いてくれる、受け入れてくれる、本音本心で物事を話し合える」状態になるのではないかと感じました。
今までの私は相手に関心がない訳ではないですけど、書き出した本の学びのような深いところまで相手を知ろう、思いやろう、とはせず、どちらかというと自分の話をしていることが多かったり、自分が何か伝えたいときにだけ自分の意見や考えを相手に投げる、ということをしてきたのだと思いました。相手のためにまず自分から、というのが足りてなかったのだと今振り返ると思います。

先ほど、教室で子どもたちに対しては自信をもってアプローチして導けると書きました。これを紐解いていくと、教室プログラムを作る際には子どもたち一人一人の顔を思い浮かべ、性格や特徴を思い浮かべ、前回の教室における習得レベルや様子がどうだったかを思い出し、その上で「この子たちにあれを教えよう、これをやればあの子も出来るようになるんじゃないか」と、徹底的に子どもたちにのことを考えて出した答えが毎回の一時間の教室展開になっています。徹底的に相手のことを考えたものだからこそ迷いなく自信をもってアプローチできているのではないかと感じ、私が今課題としている「対子ども」と「対大人(社員)」への話し方や伝わり方への違いはここにあるな、と感じました。私自身が対大人に対しても、子どもたちのことを考えているときと同じくらい相手のことを考えられているか?だと思います。

まずは相手にとって自分が信頼をおける人であること、心を開ける人であること。そのためにも「聞き上手」になり相手を知ろうとすること。ここにフォーカスしていこうと思います。

今回紹介させていただいた本は、選択理論心理学を基として「話す力」についてまだまだたくさんの考え方が書かれています。ぜひ皆さんにも読んでいただきたいと思います!

それではまた次回をお楽しみに。
久保田和貴