みなさんご無沙汰しています。
久しぶりのスタッフブログとなります。
スタッフブログ自体も少し空白の時間がありましたね。生産性、働き方、労務管理など考えないといけないことが多々あり、これまでやっていたことを辞めたというのがこの数年です。
そしてなんと言ってもスイミングが始まったというのはCARTWHEELとして大きな変化を求められるきっかけともなりました。金沢八景も始まりましたしね。
これまで一つにまとまっていた、米田、瀬尾先生、奏先生、中村先生が金沢八景やスイミングに動き回ることになり、なかなか一緒に話す時間も少なくなってしまいました。
日々の処理で共有が遅れて、その遅れている間に問題が大きくなり、共有するときには何から話していいのかわからなくなってる、、
共に働く先生たちに目を向けることも少なくなっていたかもしれません。
そんな日々が2020年後半から始まっていました。コロナウィルス感染拡大や東京オリンピックもあり、、、個人として組織として、また経営者としても大変成長させていただいたと振り返っています。
そんな最中、大きな発表もありました。長年CARTWHEELを支えてきてくれた中村先生、はやみ先生、和貴先生、修先生が退職するという大きすぎるニュースです。
2023年はどんな年になるのでしょうか。
別れがあれば出会いもある。
大変なことがあれば成長もある。
『CARTWHEELの第二世代が始まる』
僕はこんなふうに考えています。
またみんなで〝子どもたちの可能性を広げる〟という大きな目標を掲げて創っていきましょう。
本の話に中々行けないくらい、振り返ることが多いのですが、今回は『まんがでわかる「学力」の経済学:中室牧子氏』という本を読みました。
この本の中で出てきた3つをご紹介します。
■アウトプットではなくインプットにご褒美を与える
著書では、
1、テストで良い点を取ればご褒美をあげる
2、本を一冊読んだらご褒美をあげる
これらは同じように見えますが全く違います。と書かれてありました。
基本的に僕が育った環境はアウトプットにご褒美があるのが当たり前でした。しかし、僕自身が自分に対して何を評価していたかというと、インプットだったように思います。インプットがないと結局のところアウトプットもないですからね。
テストの点数が上がったのは「2」だったそうです。
これはどういうことかというと、テストで良い点数を取ったことを褒めたとしても、本人は何が理由で良い点になったのかは分からず具体的ではなく、本を一冊読んだらご褒美をあげるの方が「何をするか明確」だということが理由として挙げられました。
何が良かったのか、何をすれば良いのか、そんなことを指示する側も具体的に示していくことが大事なんですね。結果ではなく、そのために「やること」や「やったこと」にアプローチしていきましょう。
■相関関係と因果関係を混同しないように注意する
これに関しては、これまであまり意識していなかったです。著書では以下のように説明されていました。
———相関関係とは「AとBが同時に起こっている」ことを意味しているにすぎない。
学力の高い子は読書をしているという報道があったとしましょう。それを聞いた時に「子どもに読書をさせることが重要だ」と決めつけるのは正しくないということです。もしかすると、学力の高い子が読書をしているにすぎない可能性もあるからです。———
———因果関係というのは「Aという原因によってBという結果が生じた」というものです。
情報を得た時に、そこには因果関係があるのか、それとも相関関係があるだけなのかは知る必要がありますね。———
これは物事を深く考えることが必要になります。情報があらゆるところに転がっている今の環境の中、それらを鵜呑みにすることのないようにこの考え方を頭に入れて情報に触れていきたいと思います。
■非認知能力を継続的に伸ばせる環境をつくることが大切
僕が体操を通じて伝えていきたいと思っているこはまさにこのことです。非認知能力という言葉で表せるんですね。
この著書では“やり抜く力”と“自制心”を鍛えると書かれてありました。自制心とは「我慢する力」とも言われています。我慢というとあまり前向きな言葉には聞こえないですが、我慢ができるって強いですよね。
改めて自分が体操を通じて子どもたちに何を伝えていきたいかを整理することができました。10個のテーマ(https://cartwheel.jp/feature/)は自信をもってカートが取り組んでいくべきことであると再認識する機会となりました。
組織も20名を超え「暗黙知」でやってきたことは通用しなくなってきました。権限の委譲にも取り組まないといけません。そう言った意味で2022年は会社の組織図を大きく変えた年となりました。今年も一年やり切りました。引き続き前に進んでいきたいと思います。
みなさん本年も大変お世話になりました。2023年も挑戦の年になりそうです。我慢強くやり切るつもりです。
ありがとうございました。 米田功