こんにちは。毎日暑い日が続きますね・・・子どもたちは夏休みが始まりウキウキ気分、お母さんお父さんは生活時間の工夫に追われて大忙しの日々だと思います。
暑さに負けず、休息を取りながら夏を乗り切りましょう!!
さて、今回私が紹介したいのは【「自分の言葉」で人を動かす】とういう本です。
この本も含めて、これまでにも「言葉」をテーマにしたブログがいくつも書かれていますが、指導する立場、教える立場では言葉への理解は大切だと日々感じる中で読んでみようと思い手に取りました。
4月から新しい先生が加わり、7月からはクラブが大切にしている「10のテーマ」を子どもたちに伝えることも担当してもらうようになりました。
どんな話をすればいいか?どう伝えればいいか?と考えている先生たちにとっても、日々の言葉選びにもプラスになる内容を紹介していきたいと思います。
◯「あなたは、自分の言葉で、誰かを動かすことができますか?」
この一文で始まるこの本には、人を言葉で動かす力の本質が書かれています。
◯そして、言葉にそのような力を与えているのは「教えたいこと」という視点なのです。
「教えたいこと」の中にこそ人を動かす言葉の力が宿っているのです。
本の中では、様々な視点から「教えたいこと」を掘り下げ、自分の言葉の引き出し方や言葉を武器にする方法など、どんなこと(考え方)が吸引力・説得力・影響力につながるのかを考察した内容になっています。
人を動かす言葉とはどういうことなのか。考えていきたいと思います。
○「教える」というのは、「自分が教えたい」ではありません。「あなたに教えたい」なのです。
○そもそも「教えたい」という感情は、本音がベースでないと決して湧き上がってこない感情です。
○自分の言葉を作るためには、概要を伝えることよりもまず、自分の感情が揺れた「震源地」を、自分で明らかにすることが大切です。
○「教えてもらいたい」という姿勢は、相手との心理的距離を縮めます。
○なぜ「教えたい!」と思うのか、理由を付け加える。
私が気になった文章を抜粋しました。私の解釈は、何を教えたいか?伝えたいか?自分自身の感情が動く物事が何なのか?を考えた時に言葉は選ばれていく。ということなのかと思います。
テーマの一つ目、【あいさつをする】。笑顔であいさつをした瞬間「気持ちがいいな」「笑顔って素敵だな」そんなことを思ったことはありませんか?その時の感情を子どもたちに伝える。子どもたちに伝えたいあいさつの大切さって何だろう?
体操やスイミングの楽しさを伝えたい、教えたい、可能性を広げたい、体操・スイミングが好き、人が好き、自分の「本音」を考えた時にそのことを共感したいと思う気持ちを言葉にする。
どんな言葉を選んだら伝わる?「あなた」にとってのプラスをさがせるように考えていきたいと思います。
4月から新しい先生が4人加わり、とにかく一生懸命に毎日全力で子どもたちと向き合ってくれていますが、スタートしてすぐの頃に保護者の方から、
「夢華先生の笑顔は破壊力がすごいですね(笑)。今までの先生にないパワーですね」と言っていただいたことがあります。
本人はもちろん、周りの先生たちもまだまだ不安がある中で、先生の強みを見抜いてちゃんと言葉にして伝えてくれることに嬉しいことだな、と感じました。
そのお母さんは体操クラブの元気や笑顔、教室を好きでいてくれて夢華先生の「破壊力のある笑顔」に触れた時に、これを私に伝えたい(教えたい)と思ってくれたんだと思うと、すごく素敵な言葉をいただいたと思います。
自分の感情が揺れる瞬間を感じながら、素敵なことを共有したい「あなたに教えたい」感覚を大切に関わっていきたいと思います。
小川奏