『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』
この本では、分かりやすく「エッセンシャル思考」と「非エッセンシャル思考」両方の考え方が書いてあります。読み進めると、エッセンシャル思考を意識していこう!と誰もが感じると思います。
① エッセンシャル思考とは何か
②見極める技術
③捨てる技術
④しくみ化の技術
4つのパートで話が進んでいきます。その中でも気になった所や、エッセンシャル思考について感じたことを書いていきたいと思います。
①エッセンシャル思考とは
より多くのことをやり遂げる技術ではない。正しいことをやり遂げる技術。
自分の力を最大限の成果につなげるためのシステマティックな方法。やるべきことを正確に選び、それをスムーズにやり遂げるための効果的なしくみ。と書いてあります。
(エッセンシャル思考)
○がエネルギーだとしたら…
○ーーーーー→
考え方:より少なく、しかしより良く
行動:やることを計画的に減らす
結果:充実感
(非エッセンシャル思考)
○がエネルギーだとしたら…
↑
←○→
↓
考え方:みんな・すべて
行動:やることをでたらめに増やす
結果:無力感
本質を見失うことの代償は大きい。自分で優先順位を決めなければ、他人のいいなりになってしまう。
突然かかってきた電話を断れず…大切な我が子の誕生に、→仕事のことを考えながら、→ほんの数分立ち合い、→慌てて会議に参加。
この文章を読んで私は、自分が一番やりたいと思っていることは何なのか?と考えたり、断ることの大切さを学んだりしました。また、大事なことを見失わないように、自分で選んでいこうと思いました。
体操で例えるとしたら…体操を始めたきっかけ、夢や目標など人それぞれ何を考えているのか明確に知る必要があると思いました。一人一人の目的に合ったレベルでやっていけるようにもっとコミュニケーションをとって指導をしていきたいと思います。
②見極める技術
もっとも厳しい基準で決める。90点ルール。「絶対にやりたい!」か、「やらない」の2択にする。
これしかないと思えることを選ぶ。絶対にイエスだと言いきれないならノーとはっきり断る。
私は、出来たらいいな〜という軽い気持ちで始めて挫折したこと…何度かあります。
求める所が高ければ高いほど基準のハードルを超えるのが大変かもしれないが、「まさに自分の求めているとこだから」やる。になっていければ理想に近づいていると思います。
③捨てる技術
最終系を明確にする。完全に明確にする。断固として上手に断る。一つの決断によって、その後のあらゆる決断を不要とする。断り方のレパートリーを増やす。
何が重要か考えたら断るのが怖くなくなると書いてありました。なかなか断れない雰囲気だったり、勇気が出なかったりして言い出せない。けど、断るのならもっと早く言えば良かった。とか、もっと早く言ってもらえたら良かったのにな〜。など、断るタイミングも重要だなと思いました。上手に断る色々な技術を学んだと思うので、大切なことに時間を使えるように、ゆっくりと考えて最終系を完全に明確にし、不要なことはすばやく上手に断れる人になりたいと思いました。
④しくみ化の技術
「今、何が重要か」を考える。過去や未来に囚われない。本質を知り本質を生きる。本当に大切なことを大切にする生き方。
大会で緊張して失敗したらどうしよう、と怯える。失敗を引きずっていたら、本来の力を発揮出来ずに終わってしまいます。「今、ここ!」に集中することで本当に重要なことをやっていると感じられる瞬間が来ると思います。
私は、選手がやるべきことを正確にやり遂げられるように、一人一人の目標に合わせて正しい指導ができるように日々頑張りたいと思いました。今を大切にし、エネルギーの方向が真っ直ぐ進むように、じっくり選んで決断していきたいと思います。
野田咲くら