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スタッフブログ

2023.10.30
『なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?』
こんにちは。10月に入りやっと暑さが和らいできましたね。1日の気温の変化が激しいので、体調管理をしっかりしていきたいと思います。

今回読んだ本は【なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?】です。
この本を見かけたときに思ったことは、「題名が長い!けど自分の気になっていることが書かれている気がする」でした。
今まで、話し方について書かれている本をいくつか読みましたが、私の中で府に落ちることが少なかったです。
この本の表紙には「脳のバイアスがわかりあえないを作る」「自分と相手の脳の認識のズレがわかればコミュニケーションはうまくいく」と書かれていたことも気になったので読むことにしました。

本を読んで参考にしていきたいことや面白いなと感じる内容をいくつか挙げていきたいと思います。


◆脳に操られる世界
何かを教えるときに丁寧に説明をしたほうが早く身につく人と、説明するより体験させたほうが早く身につく人がいるのも、脳による違いです。

・脳には3つのタイプがある
① 視覚タイプ:視覚を優先する(見えている物)
② 聴覚タイプ:聴覚を優先する(聞こえる物)
③ 体感覚タイプ:触覚、味覚、嗅覚などを含めた体の感覚を優先する(香りや気温、その時の気持ちなど)
※各場面で無意識にいろんなタイプを使い分けているので一概にこのタイプとは決められない。

例)同じ海を眺めていても記憶されるものが違ってきます。
視覚タイプ→海の青さが記憶に残る
聴覚タイプ→波の音が記憶に残る
体感覚タイプ→潮の香りや潮風の心地よさなどが優先的に記憶に残る

日本の脳のタイプを調べると、視覚タイプ44%、聴覚タイプ18%、体感覚タイプ38%という結果も出ています。
タイプによって、同じものを見ても脳での処理が違ってきます。記憶のされ方も、記憶をもとにつくるイメージや表現の仕方もまったく違ってきます。

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単純に脳には3つのタイプがあるのか!!と驚きました。本の中に自分は何タイプか診断できる質問があったのですが、私は視覚タイプと体感覚タイプが同じぐらいの割合でした。文章内にも書かれていましたが、一概に私はこのタイプ!とは言い切れないんだなと実感しました。

相手がどのタイプか、(視覚から、聴覚または体の感覚から)どれをメインにして伝えようか、など、伝え方の1つの手段になることは間違いないので、この3つの脳のタイプを参考にしていきたいと思いました。
ちなみに私は、何かを教えてもらうときは説明よりも体験をした方が早く覚えるタイプだと思っています。


◆環境に操られる脳
実は人の思考は、天気に左右されます。ものごとの受け取り方が変わります。天気によって、脳のバイアスが起動するからです。
 ポジティブな言動になるのは、もちろん晴れた日です。
晴れた日は、曇りの日より、アンケートに協力する人が多くなる傾向にあるというデータもあります。
 自分の目で「晴れ」を確認しなくても、「今日は晴れ」とわかるだけでも行動が変わります。
 晴れた日に気分がよくなるのは、体の特性でもあります。
 バージニア州の心理・行動遺伝学研究所のマシュー・ケラー博士は、太陽の下に30分以上いると、その効果はさらに高まるといいます。
 太陽の光で脳内のセラトニン神経が活性化されることで幸せホルモンのセラトニンの分泌が増え、リラックス効果が高まり、気分がよくなると考えられています。

※「脳のバイアス」…人それぞれの脳のフィルターのようなもの
(遺伝や性格だけでなく、生まれ育った地域、環境、経験によって少しずつ異なる。受け取り方も、感じ方も、考え方なども)
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私は、日の当たる室内や、日の出ている時間帯の散歩が好きで、晴れの日は特に用事がなくても家の外に出ることが多いです。また、晴れの日はスッキリ起きられて、曇りや雨の日はなかなか起きられないことがあります。これも環境に脳が操られているんだなと、発見することができました。

教室中の子どもたちも、雨や曇りの日よりも、晴れの日の方がはつらつとしていることが多い気がします。
天気によって受け取り方が変わるので、少し難しいことや、新しいことなどは、晴れの日に実行できるようにしていけたらいいかなと思いました。


◆結局人は、わかりあえない生き物である
Q、「成功」とよく似ていると思う言葉を5つ書き出してください。
・・
どんな言葉を書き出しましたか?
達成 繁栄 お金持ち ファーストクラス 金メダル 世界一、、、
「成功」からイメージする言葉は、人によって異なります。

あるテーマに対して浮かんでくる言葉の配列を、言葉のマップといいます。言葉のマップが違えば、相手にうまく伝わらないし、相手の言葉も自分にうまく伝わらなくなります。
 言葉のマップをつくるのは、私たちのこれまでの体験です。「成功」というテーマの言葉のマップはそれまでの「成功」に関連した体験からつくられたものです。

テーマによっては、まったく言葉が浮かばないこともあります。それは、体験したことがないものです。
例えば、チョコレートを食べたことがない人は、「チョコレートの話をしようか」と言われても、言葉が何ひとつ浮かんできません。マップは真っ白。そんな人にチョコレートの味を伝えるのは至難の業。
チョコレートが食べ物なのか、飲み物なのか、甘いものなのか、辛いものなのか、から伝えていく必要があります。

言葉のマップが違うことを前提に始まるのが、コミュニケーション。
そう考えると、伝えたいことが相手に伝わらなくても、相手のせいでもないし、自分のせいでもないことはわかります。

相手は、あなたの言葉を聞いてないわけでも、理解しようとしてないわけでもありません。言葉のマップが違うから、あなたの言葉のマップと自分の言葉のマップとのすり合わせに時間がかかっているのです。

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「成功」とよく似ていると思う言葉、、
私は、勝利・一番・ゴールの3つが出てきました。
皆さんはどんな言葉が出てきましたか??

文中の「言葉のマップ」という言葉が私にはイメージしやすくて、確かに!と思うことができました。
教室の中でも、学年によって声がけを、ひらがな表記や漢字表記で変えたり、見本や例え話などするときも、何がわかりやすいのか考えたりしながらやっています。
これは子どもたちだから、と思っていましたが大人も同じだと気付くことができました。なぜ今までそう思わなかったか、不思議です。
 同じ言葉のマップを探していくためにも、教室間の時間で遊んだり、沢山会話をしたりしていきたいと思います。


まだまだ参考にしていきたいことや面白いなと感じる内容がたくさんありました。ぜひ読んでみてください。

本の最後にはこう書いてありました。
 「ここで挙げたものたちは、いずれもあくまで傾向であることに留意していただければと思います。あくまでも、自分と相手は同じではない、ということを参考にしてください。」

まさしく、十人十色だなと感じました。
一人として同じ人はいないので、型にはまらず一人ひとりの特徴を感じ、考え、コミュニケーションのできる人になっていきたいです。



有水愛佳