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スタッフブログ

2024.03.16
『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』
新年を迎え新たな気持ちでスタートしましたが、バタバタと日々を過ごしているうちに暦のうえでは春を迎える時期になりました。まだまだ外に出る時、プールに入る時など体を丸めてしまう日もありますが、プールに来る子どもたちの寒さなんか感じさせない元気な姿を見る度に「縮こまってなどいられない」と子どもたちのパワーに引き付けられ背筋を伸ばす毎日です。

さて、今回私が読んだ本は『科学がつきとめた 運がいい人』という本です。
この本では「運」というものは必ずしも、人がもともとも持っているものや、生まれつき決まっていたり、偶発的に起こったりしているものではなく「その人の考え方や行動パターンによって変わる」という考えからどの様な思考で、どの様な行動パターンによってもたらされるのかを科学者の研究や脳科学的見地から紹介してくれています。その中で面白いなと感じた部分を抜粋して紹介したいと思います。

運がいい人というのは「運に恵まれている」というのではなく、運をつかみ、不運を防ぐような物のとらえ方・考え方・行動をしていると書かれており、この部分を読んだ時に少し驚きました。

①運のいい人は「おもしろそうかどうか」で決める
人が何かを判断して行動するとき、正しいかどうかで判断するよりも、おもしろさで判断した方がやる気をもって行える。

最初、この部分を観たときに「運ってそんなことで引き寄せられるの?」と考えましたが、読み進めると、おもしろさを判断基準にするとよい理由は、そのほうが脳内の「やる気」のもととなる物質がでるからなのです。
確かに自分に置き換え考えると、好きな事や楽しいと感じていることは好奇心も旺盛で夢中になれます。夢中になると世界がどんどん広がり、思いもよらない人とのつながりにも広がっていく経験をしてきたように思えます。
面白いと感じることをたくさん探していくことで、幸運に巡り合えるならどんどんいろんなことにチャレンジできそうですよね。

②運のいい人は「自分は運がいい」と思い込んでいる
運がいいと思っていると遭遇している事象が同じでも、運が悪いと思っている人とは事象に対するとらえ方や考え方が違うため対処の方法も違ってくる。つまり違う行動を長い年月積み重ねるとおのずと結果も違ってくる。
人は失敗などをするとついつい気持ちが沈みがちですが、こんな時こそプラスにとらえる癖をつけることが大切になってくるかもしれません。現状の良し悪しは別としても自分は運がいいと思い続けるようにすることなら、やってみるのも楽しそうですね。

③運のいい人はプラスの自己イメージをもつ
メンタルローテーションタスクという実験の中で、何かする時にプラスのイメージを持って実行するほうが成功率は高まるという実験の結果が出ているそうです。常に自己イメージを高くもっている人の方がいい結果を出せるというものです。
➁番と同じ何事も良いイメージを持ち続けていることは、幸運を掴むだけでなく成果の面でも大切になってくるのだということです。

④運のいい人は目標をもっている
明確な目標を持っていると常に運をつかむ準備をしている状態になる。それは目標があると達成に向けて考え、具体的な行動をとる。その行動こそが幸運をつかむ準備となっているのです。何気なく過ごしていると「幸運」だと気づくこともないのかもしれません。

私は「運」と聞くと偶然・偶発的におこる出来事というように考えていましたが、読み終わって、この本の帯に「運は100%自分次第!」と書かれていた事に少し納得がいきました。幸運を掴むというより何事も心の持ちようで良くも悪くもなるという事を学ぶことが出来ました。

米田功スイミングスクールでも、常にプラスのイメージを持ってチャレンジをすることの大切さを10個のテーマに込めて伝えていますが、もっと子どもたちがプラスのイメージを持つことで、上達や目標を達成という体験ができる環境を作り出せるようにしていこうと思います。
2024年もまだ始まったばかり、再度新年の目標を思い出して様々なことにチャレンジしてたくさんの幸運を呼び込めるようにしていきたいと思います。
今年もよろしくお願い致します。

齋藤美紀