『親子で育てる折れない心 レジリエンスを鍛える20のレッスン』
こんにちは!
新年度が始まり早いもので 2ヶ月が過ぎようとしていますね。
4月は新しい先生 、新しいお友だち、少し緊張感もある中でお教室もスタートしましたが、先日のお楽しみ週ではみんなのびのびとトランポリンで跳ね、大きな歓声や笑い声が体育館中に響き渡っていました。
今年もこの弾ける笑顔に元気をもらって、私も頑張っていきたいです!
さて、今回私が読んだ本は
『親子で育てる折れない心 レジリエンスを鍛える20のレッスン』です。
レジリエンスとは、『困難をしなやかに乗り越え回復する力』とされ、自己肯定感とともに近年関心を集めている言葉になります。
今の子どもたちは、学校以外にも習い事や塾、クラブ活動など様々に取り組むことが多く、大人の私たちから見てもとても忙しく感じますよね。
そんな中で子どもにとっての日常的な「つまずき」‥テストでいい点が取れなかった。なにかに挑戦する場面でも自分には無理と諦めてしまう。思い通りにいかないとやる気をなくし、「やめる」という。
このような場面は往々にしてあるかと思います。
本書は子どもが壁にぶつかったとき、逆境を乗り越える力「レジリエンス」の身につけ方が紹介されています。
・自尊心を高める
・感情調節力をトレーニングする
・自己効力感を高める
・楽観性を身につける
・人間関係の質を高める
この5つをバランスよく磨くことが、レジリエンスの高い子を育てるコツ
ここで私が注目したのは、『人間関係の質を高める』の章です。
親子関係の質とは…。今まで子育てについて悩むことがあっても、質について考えることはなかったように思います。
質の高いつながりを形成するための3つのキーワード
①プレゼンス(大事な場面でそばにいる)
②リスペクト(子ども自身が価値を感じられるような関わり)
③トラスト(信頼関係)
子どもに関することは保護者である自分がマイクロマネジメントをしたいという衝動に駆られることも多い。
失敗をするかもしれませんが、そこで「やっぱりできなかった」と否定するのではなく、思いやりを持って助力の手を差し伸べ、「次はうまくできるから」と信頼の種をまく。その繰り返しが質の高い親子のつながりを形成する。
心配するあまり、ついつい先回りしてやってしまったり、あなたのためと口を挟んだり、それこそが子どもを信頼していないことになり、挑戦する気持ちにストップをかけていたことに気づかされました。
一方的な押し付けではなく、子ども自身に選択させ、それを目標に頑張るときに、適切なサポートをしていく。
教室の中でも時々目にするのが、先生が子どもたちに「これやってみる?いいよ、やってみようか!」と前向きな挑戦をサポートする姿です。そのために色々な器具を即座に準備して気持ちをブレさせない。若い先生たちから学ぶことの方が多いです。
レジリエンスを学ぶことにより、クラブの10個のテーマにはレジリエンスを培うために必要なエッセンスがたくさん詰め込まれている事にも気づくことができました。
10個のテーマ、これは先生方が繰り返し子どもたちに伝えることで、大人になっても思い出して前向きに人生を送ってほしいという願いも込められています。
先生一人ひとりエピソードも様々で、私もこっそり聞いては、クスッとしたり、ジーンと感動したり、なるほどな〜と感心したり…それを聴いている子どもたちの表情もとてもかわいくて、素敵な時間ですよね。
私もまだまだ悩み多き子育てに奮闘中ですが、『育児は育自』子どもと同じようにお母さんだって失敗することもある、自分自身のレジリエンス力も高めていきたいと思います。
新津