『いちいち気にしない心が手に入る本 何があっても「受け流せる」心理学』
こんにちは。
毎日暑いですね。毎年、今年が一番暑いねって話になりますが・・・やっぱり今年が一番暑いですね(笑)
そんな中、パリオリンピックが開催されています。皆さんも寝不足の日々でしょうか?
体操競技では男子団体金メダル、個人でも岡選手がメダルを獲得し感動の連続でした!
女子選手も一人少ない中で決勝に進出したこと、予選での16演技(1人4種目演技×4人)全てミスなく演技し、笑顔が素敵な姿を見て、今の選手の強さを感じる試合だったと思います。極限の緊張にいても自分をしっかりと持っている感じや、今までの日々をこの一瞬につなげる意思が現れているところに魅了されながら観戦していました。
オリンピックの舞台に立つことは素晴らしいことで、特別なことですが、どんな場所でも自分の意思や日々の繋がりを表現できる人になれるような関わりを作っていきたいなと改めて感じました。
さて、今回私が読んだ本は「いちいち気にしない心が手に入る本」です。
実はこの本、4月から中学生になった娘が課題の読書で最初に選んだ本なんです。
タイプ的には割とクヨクヨしない子だと思っていましたが、選んだ本が「いちいち気にしない心が手に入る本」。ちょっと意外でどんな内容か読んでみようと思いました。
本の内容は、
・何があっても「面白がれる」余裕が心に生まれてくる本。
・くよくよ、イライラ、不安といった、誰もが振り回されやすい感情と上手く付き合っていくためのスキルを教える本。
・心を変える方法を知れる本。
・自分を強くする「ちょっとしたコツ」を知れる本。
そう解説されています。娘もこういった「考え方」を求めたのかもしれませんが、書かれていることは実践型のものが多く、行動・言動・習慣によって手に入るものだとありました。
具体的に挙げたいと思います。
◆「胸を張る」だけで、こんなに変わる
何事も気にしない心でいるためには「姿勢」が重要になります。
“パワーポーズ”で心に元気を注入。具体的には、少し足を開いて、両手を大きく広げながら上に上げるのです。バンザイをしている時の姿勢で1分間キープ。
心にパワーを注入するための姿勢です。
◆上機嫌な「ふり」をする
楽しいことがあろうがなかろうが、常にニコニコした笑顔でいる。
上機嫌な表情を作っていると、私たちの脳は「きっと私は今、楽しいんだ」と錯覚してドーパミンなどの「快」を司る脳内物質を分泌してくれ、結果として本当に楽しくなる。(フェイシャル・フィードバック効果)
「笑っている」から「楽しくなってくる」のです。
◆「ワクワクしてきたぞ」とあえて口に出す
不安を感じた時に、「落ち着こう」と自分に言い聞かせても、落ち着けるわけがありません。そうではなくて、「よし、こんなにワクワクしてきた」と自分に言い聞かせるのがポイントです。(セルフトーク)不安の感情をうまく「やる気」に結びつけることが可能になるでしょう。
◆自分の心の動きを「実況中継」すると・・・
自分の感情を「客観化する」ということです。
「おおっと、私は今、緊張していますね」
「おや、手足も多少、震えてきたようです」
「さて、これから私は、どうなってしまうのでしょうか」
「うまくこの場を切り抜けられるのでしょうか」
などと実況中継をすれば、自分自身のことを客観的に見つめることができます。
感情を客観化できると、その感情を上手にコントロールできるようになります。
皆さん、実践できそうなことはありましたか?
その他にも心が落ち着く、感情をコントロールするための方法がいくつも書かれていました。不安な気持ちや考え過ぎ、マイナスな思考は誰にもある感情で、だからこそ「人間味」があるのかな・・・とも思いますが、大事な場面での自分や日々の疲労度を考えると、やっぱり「いちいち気にしない心」は必要で、それが自分でコントロールできるなら素敵だなと思いました。
中学生、多感な時期だと思います。子どもにとっていい意味での「気にしない心」を大切にしながら、毎日色々なことに直面して成長してほしいと感じました。
そして私も「ワクワクしてきたぞ」と言いながら、毎日を楽しんで過ごしたいと思います。
小川奏