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スタッフブログ

2024.11.01
『犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉』
皆さんこんにちは!
大村幸輝です!

肌寒い季節に切り替わってきましたね❄️
体操教室では、チャレンジャーカップに向けての活動がスタートしていきます!!
今回から規定演技が変わり、ドキドキやワクワクが大きいですが、みんなの挑戦してくれる姿がすごく楽しみです✨

さて、今回選んだ本は出口保行さん著書の『犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉』です!
本題からすごく興味を惹かれます…
子どもたちや教室に直結してすぐ実践出来そうな本を選んでみました。
米田功体操クラブでは「言葉」に焦点を当てて、子どもたちと全力で、真剣に向き合います。
「言葉」が子どもたちの行動や成長に繋がります。
勉強になった部分を抜粋して紹介したいと思います!

①「みんなと仲良くが個性を破壊する」
・周囲の反応を伺いながら生活している子は、自己決定する力が弱い。
・短所をひっくり返せば長所になる。

自分も小さい頃は、みんなと一緒の方が安心、人と違うことの方が不安だ。という考え方でしたが、そのせいで、自分の意見をはっきり伝える事が苦手になることもあるのかなと思いました。
みんな違ってみんないい。出来ないことがあってもいい。
そういった考え方を子どもたちには伝えていきたいですし、今世の中に求められていることなのだと思います。
否定せず、様々な意見を柔軟に受け入れられる人になりたいですね。

②「早くしなさいが先を読む力を破壊する」
・急ぐ必要性を理解することで、自分で時間を見ながら動けるようになる。
・逆算して考える習慣づけ

なぜ急がないといけないのか、具体的な声かけが大切だと書かれています。
子どもの事前予見能力は、発達の中で身につけていくものとあります。
言われたから動く。のではなく、「いつまでにやれば間に合うかな?」「いまはどうする時間?」と子どもに考えさせることが出来るような言葉かけがあると、自主的に進んで行動できたり、計画が立てられたりするようになります。
アクロバットクラスや発表会、チャレンジャーカップなど、一つの目標に向けて子どもたちが自身で、逆算できるような考え方も伝えていきたいですね。

③「頑張りなさいが意欲を破壊する」
・漠然と頑張ることを要求されても、子どもはどうしていいか分からない。
・きっとよくなる。と希望を感じさせてあげることが大事。

自分自身も、頑張って!頑張ったね!をよく使いますが、具体的に何をどうすればいいのか、プロセスを褒めてあげられたか。そこを示してあげることが大事です。
テーマでも伝えている「目標を持って練習する」ことも同じだと思いました。
大きな夢や目標に進むための小さな目標をたてて達成していくことと、達成感を味わえることで、未来への希望も見出せるのだと思います。

④「気をつけて!が共感生を破壊する」
・親の考えを言うのではなく、本人に考えさせてあげる。
・反省ではなく内省を促す。

咄嗟の言葉が抑圧的になることもあると思います。自分の考えや状況を優先して、自分に目線が向いている時はそうなっているかも…と感じました。
反省→ごめんなさい。もうしません。
内省→どうしてこうなったの?何がダメだったのかな?

伝え方によって、反省になるのか内省になるのか。子どもに気づいてもらう、考えるきっかけづくりを作れるような言葉かけを心がけていきたいですね。

この本を読んでみて、考えることや気づかせることに焦点が置かれているなと感じました。
ただやるだけ、やらせるだけ。
ではなく、普段からの子どもたちとのコミュニケーションや会話、教育者としての目線など改めて意識的に取り入れ、考えていきたいです。
また、どんな時でも寛大で雄大な、素敵な人間でありたいなと思います。