こんにちは。今回は小川です。よろしくお願いします。
先日ロンドンオリンピックの最終選考会が終わり、日本代表選手が決定しました。いよいよオリンピックだなという感じがします。
体操だけではなく最近は色々な競技がオリンピック出場を決めています、その中で出場を決めた選手が「小さい頃からの夢の舞台なので・・・」と話しているのを聞いて、みんな子どもの頃からオリンピックを目指して頑張っているんだな~と改めて思いました。
そこで、今回のテーマは「夢への第一歩」です。
オリンピックはもちろんですが、スポーツで世界を目指すこと、教師、パイロット、歌手・・・自分の夢に向かっている人の最初の一歩とはどんなものなんでしょうか?色々と考えてみたいと思います。
中村先生のブログにもありましたが、4月から男子選手クラスがスタートしました。子どもたちにとってはもちろんですが、中村先生にとっても「オリンピック選手を育てる!」という夢への第一歩を踏み出した所です。
子どもたちは、先生から「選手でやってみないか」と誘われ、「やってみたいな」「不安だな」「出来るかな」と自分で悩んで、きっとお父さんやお母さん、家族から「頑張ってみたら」と背中を押されて踏み出したのかな、と思います。
何をする時でも新しいこと、知らない事を始める時はドキドキ不安ですよね。
私も体操を始める時、転校をしないといけないということもあってすごく悩んだのを覚えています。でも、その時の担任の先生に「みんないつか夢に向かって行くもの、夢に出会ったのが少しみんなより早いと思えば良いじゃない」やりたい持ちはあるけど、転校や引っ越しを思うと一歩踏み出せなくて悩んでいた私にはすごく大きな言葉になり、背中を押されて体操を始めました。体操を始めた事で、色んな人に出会い助けられて今の私があるので、先生には感謝の気持ちで一杯です。
皆さんも背中を押されて一歩を踏み出した経験はありませんか?
中島薫さん著書「始めるのに遅すぎることなんかない!」の中に興味深い事が書かれていたので紹介したいと思います。
人生、だれと出会うか、何と出会うか
チャンスや運というものは、結局人が運んできてくれるものです。ですから、物理的というか統計的にいって、色々な人や色々なものに出会う機会が多ければ多いほど、それだけチャンスや運は多く訪れますし、自分の目の前の道も大きく開けていくというものです。
自分にどうゆう資質や才能があるのか、どうゆうことで成功するのか、それは色々なものや人の出会いからわかってくるのです。
出会いが夢への第一歩を作ってくれる。人やものに出会う事が踏み出すチャンスを生み出しているんですね。そこに自分の気持ちが加わって進んでいく事で夢を実現させていけるんだろうと思います。
さらに本の中で「徹子の部屋」で黒柳徹子さんが話されたことが書かれていました。
「いろんな職業の選択がありますが、一流になった人の98%は自分でこの道に入ると決めていた人じゃないんですね。人のつながりや流れなどで、ある人に『やってみれば』とすすめられたことを、最初はこわごわとやっているうちに、だんだんおもしろくなってきて、そのうち一生懸命にやるようになった。そういう人がほとんどだそうです」
こういった本を読んでいると一歩を踏み出せる時は、人にも環境にも恵まれた時のように思います。踏み出すチャンスはいつどこで準備されているのかの判断は難しいですが、その場面場面でたくさんの人やものに支えられて「夢への第一歩」があるんだろうと思います。
これからも子どもたち、指導者にとって「夢への第一歩」につながる出会いをしていきたいと思います。