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スタッフブログ

2025.02.02
『励ましの言葉が人を驚くほど変える』
2025年始まりました!そして、もうすでに1ヶ月過ぎました。
相変わらず時間に追われ、忙しく日々を過ごしていますが、最近はなんとなく「忙しいことの幸せ感」を感じています。若い先生たちの「充実感」や「達成感」の会話を聞いているせいか・・・素敵な空間にいる忙しさを客観的に感じているからでしょうか?
そんなことを考えられることが幸せなのかもしれないですね。

さて、今回私が読んだ本は「励ましの言葉が人を驚くほど変える」です。
「励まし」の力がどれほど大きな影響を相手に与えるか?を考える本です。
「頑張って」「あなたならできる」「信じている」「好きだよ」本の中ではこういった励ましの言葉が実際の出来事や場面でどういう意味を成したか?そんな内容とともに著名人の言葉も引用して、「励ましの言葉」を教えてくれます。
さらに、人を励ますために知っておくべきこと、人間の本質や存在価値にも触れていて、誰もが持っている、周囲の人に大きな影響を与える力についても書かれています。

◆励ましの言葉は、相手が自分の価値に気づくように伝えること
◆励ましの秘訣は、相手の心に希望を持たせること

世界では様々な心理学的実験が行われ、その中のひとつで子どもが周囲の言葉にどう反応するかを調べたところ、子どもがどんなに疲れていても誰かに褒められ励まされると能力が上がり、その反対に叱られたり落胆したりした時に能力の数値が急降下する。という結果が出たとありました。
あと少し、もうダメだ・・・の時に心に入ってくる励ましの言葉。私も何度も経験があります。素直に聞けないことも何度もありました。
「大丈夫。あなたならできる」あなたの価値に気づいてもらえる言葉がけを考えたいと思います。

◆人びとが求めているものを手に入れるのを手伝ってあげよう

ここでは、人はみんな心の奥底に共通の願望や欲求を抱いていて、その人の最も切実で基本的な欲求を満たすこと。人が何を考え、どんな励ましを求めているか?
求めているものを手に入れるのを手伝う。とあります。
私たちの仕事そのものだと思いました。人と対面してそれを伝えられる特別なお仕事だと思います。起こっている現象の先をよむこと、背景を考えること、物事を客観的に捉えて取り組むことを求めていきたいと思います。

◆相手を見かけどおりに扱えば、その人の能力を生かすことができない。
それに対し相手の可能性を見抜いて接すれば、その人が持っている能力をぞんぶんに引き出すことができる。

「あなたならできるよ」の励ましのタイミングだと感じます。
相手の能力を見抜いて引き出す励ましとは?指導の現場では日々「できる」「できない」に直面します。できるは○で、できないは×。それだけではないはずですが、そう分けられることは起こります。全ての考え方、見方の入口を「できる」で考える。可能性を閉じるのはこういった分ける感覚なのかもしれません。
私たちは「子どもたちの可能性を広げる」を理念に掲げています。可能性を信じる指導を考えていきたいと思います。

最後にウォルト・ディズニーが伝えた言葉を紹介したいと思います。
◆世の中には3種類の人がいる。
まず、人の心に毒を盛る人。彼らは人々を落胆させ、創造性を破壊し、「あなたにはムリだ」と言う。
次に、自己中心的な人。彼らは自分のことばかり考えて、他の人に力を貸そうとしない。
最後に、人の心に明かりをともす人。彼らは人びとの生活を豊かにするために励ましの言葉をかける。私たちはそういう人になる必要があるし、そういう人とつきあう必要がある。

私も人の心に明かりをともせる人になりたいと思います。
2025年、沢山の幸せ空間を感じられるように、また感じてもらえるように頑張ります!

小川奏