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スタッフブログ

2025.05.09
『経営者は人生理念づくりからはじめなさい』
こんにちは!
浜砂先生です!

あっという間に新年度が始まり1ヶ月が経ちましたね…。
体操教室に来てくれている子どもたちの成長の早さには驚かされますが、そういえば自分も同じスピードで歳をとっているんだと思うと、少し恐怖さえ感じました。笑
しかし!!子どもたちに負けないよういつまでも若くいられるように、エネルギッシュでパワフルに過ごしたいと思います!

さて、今回私が選んだのは、青木仁志さんの『経営者は人生理念づくりから始めなさい』という本です!
私自身経営者ではありませんが、会社の未来を考えて動かしていく立場でもあり、社員の充実や幸せに対しても目を向けていく立場になりました。

経営といえば、利益のことや会社を成長させること、サービスをよりよくするものとばかり考えていました。
しかしこの本を読んで、人と人とのつながり、そして自分自身の生き方を大切にすることが大事だということに気付かされました。
そんな心温まるメッセージがぎっしり詰まった一冊です。

特に心に残ったのは、「人軸経営」と「縁ある人を大切にする」という考え方です。
米田功体操クラブでは、「子どもたちの可能性を広げる」という理念のもと、教室に通ってくれる子どもたち一人一人と向き合うことを大切にしていますが、それをもっと具体的に、日々の言動に落とし込んでいくヒントをたくさんもらいました。
たくさんの素敵な内容がありましたが、自分なりに4つのテーマに分けてまとめていきたいと思います。


①「人軸経営」というチーム力の大切さ

本書で何度も出てくるキーワードが「人軸経営」という言葉です。
会社にとって一番の資産は「人」だ、というメッセージです。
当たり前のようで、実際は見落としがち…。

私たちの教室でも、先生たちや、子どもたち、そして保護者の方々と一緒につくり上げている場所です。一人でも心が離れてしまったら、楽しくて、明るくて、チャレンジで溢れる体操クラブにはなりません。
だからこそ、対先生。対子どもたち。対保護者の皆様。どれをとっても「この人と出会えてよかった」と思ってもらえるように、日々の関わりを丁寧にしていきたい。「人を大切にすること」が経営にとってのスタートなんだなと感じました。


②理念は“看板”ではなく"心のコンパス"

「子どもたちの可能性を広げる」という理念を掲げて教室を運営していますが、もっと効率よく、もっとスムーズに、もっと、もっと…と考えていると、つい何を大切にすべきなのか?がブレそうになることもあります。

理念について考えていた時に考えさせられたのは、理念とは「掲げておくもの」ではなく、「迷ったときに立ち返る場所」なんですよね。
例えば、指導の内容や子どもへの対応に迷ったとき、先生同士の意見がぶつかったとき、すべての判断の軸になるのが理念。「この子の可能性を広げるためにはどうすべきか?」という問いを忘れずに、これからも教室づくりをしていきたいと思いました。


③関わる全ての人との“ご縁”が宝物

青木さんは「縁を大切に」と何度も繰り返しており、私たち自身もたくさんの方々に支えられているなと考えさせられました。これは、子どもたちや保護者の方に限らず、スタッフ、地域の方々、関わりのある体操教室、外部企業様…すべての人に当てはまる考え方です。

私たちの教室にも、いろんな出会いがあります。見学に来てくれるご家庭、長く通ってくれている子どもたち、卒業していった子どもたち…。その一人ひとりとの縁を「ただの業務の一部」と思わず、「大事な関係」として見ていきたいと思います。そうすることで、さらにあたたかい繋がりができ、自然と信頼も生まれていく。挨拶や声かけ、感謝の気持ちを伝えることなど、ちゃんと心を込めてやっていこうと感じました。


④我が子を愛するように社員を愛する『親心』

本の中で、一番刺さった言葉がこれです。「我が子を愛するように社員を愛する親心を持て」。
読んだ瞬間、「ドキッ」としました。

教室中はいつだって子どもたちに愛情を持って接することは自然にできますが、スタッフにも同じように「親心」を持てていたか…? 頑張ってくれている姿に、きちんと向き合えていたか? そう考えると、まだまだ足りないな…と反省しました。

米田功体操クラブの教室は、日本一だと思えるほど先生たちが全力であり、子どもたちに真剣に向き合い、素敵な空間を作ってくれています。

スタッフもひとりの人間で、人生の大事な時間をこの教室で過ごしてくれています。それならば、成長の機会を与えること、安心してチャレンジできる環境をつくること、そして「ここで働けてよかった」と思ってもらうことが、私の仕事なんだと改めて感じました。
コミュニケーション第一で関わってきましたが、これからは親心をもち、たっぷりの愛情を注ぎながら心でつながれる関係を築いていきたいです。


この本は、単なる「経営本」ではなく、「周りの人を大切にできているか」「どう人と関わるか」を考えさせられる一冊でした。
経営とは、“人の幸せ”をつくる仕事なんですね。

これからも、子どもたちの未来のために、そして一緒に働く仲間や保護者の皆様の笑顔のために、『子どもたちの可能性を広げる』という会社の理念と真摯に向き合うと同時に、自分の人生理念を確立して、楽しく実践していきたいと思います!

浜砂慎吾