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スタッフブログ

2013.07.17
『ロコモ』
暑くなりました。
4月から新しく入ってくれている和貴先生、はやみ先生も若さを生かして頑張っています。
体育館では一階のプールの改装が始まりました。10月に完成予定です。まずはプールを埋めて、少しずつ器具を増やしていく予定ですが、どんな形になっていくのか楽しみです。
同時に一階のフロアーを利用して治療院も開設予定です。
地域の方に通っていただける、教室に通って下さっている親御さんに利用していただける、成長期の子どもたちを応援する・・・そんな治療院になっていくのでしょうか。
こちらも、どうなっていくのか楽しみですね。
子どもの体操教室に治療院がある。これをきっかけに大人の方にも身体を動かす大切さ、健康であることの大切さに目を向けていきたいです。

筋力、体力は年齢とともに減っていくのを感じます。
若い間は気付きませんが、早くから自分の身体についてメンテナンスをすることはとても大切なことだと思います。

人間の筋力のピークは20代~30代で、それから徐々に衰えるとされています。特に女性の場合は早い人で40代から女性ホルモンの量が減少してくるので、それに伴い骨量減少もあり予防が必要です。男性は、男性ホルモンがあるので筋力の低下はしにくいと言われていますが、筋力トレーニングをしなければ筋力は落ちるし、男性ホルモンの分泌も悪くなります。

ロコモ・・をご存知でしょうか。
ロコモとは‘ロコモティブシンドローム’の略で、「運動器の障害により要介護になるリスクの高い状態になること」で、日本整形外科学会が「人間は運動器に支えられて生きている。運動器の健康には、医学的評価と対策が重要であるということを日々意識してほしい」というメッセージを込めて、2007年(平成19年)に新たに提唱されました。

国民の約1/3がロコモティブシンドロームの予備軍になっていて、これは40代以上の男性の84%、女性の79%にあたる人数になります。立つ、歩くといった動作が困難になり、要介護や寝たきりになってしまうこと、または、そのリスクが高い状態のことです。全国で4700万人になり、今や国民病と言われています。

この質問にひとつでも当てはまればロコモの心配があると言われています。
①片足立ちで靴下がはけますか?
②家の中でつまづいたり滑ったりしませんか?
③階段をのぼるのに手すりが必要ですか?
④横断歩道を青信号の間に渡りきれますか?
⑤15分くらい続けて歩けますか?
⑥2キロ程度の買い物をして持ち歩くのが困難ですか?
⑦掃除機や布団の上げ下ろしなど、家の仕事が困難ですか?

なぜかドキッとしてしまう・・当てはまらないようで全然大丈夫と言えない。
重い荷物は持ちたくないとか、家事が億劫とか、車が楽だとか・・今後の自分に当てはまっていきそうで怖いです。

ロコモの原因は、主に3つあります。
「バランス能力の低下」
「筋力の低下」
「骨や関節の病気」

40代から運動器に症状が出始めると言われています。20代、30代の生活が、後あとに影響するとも考えられるので、なるべく早くから運動習慣を身につけて、運動器の機能低下を防ぐことが大切です。

ロコモティブシンドロームの予防、対策については、
①姿勢を見直す
②こまめにからだを動かす
③小さい痛みを見逃さない
④カルシウム・ビタミンD、ビタミンKなど骨を丈夫にする食事を心掛ける
⑤ストレッチ
⑥自分にあった運動量で運動する

ロコモのトレーニングについては、目を開けて片足立ちをすること、スクワットなどが主にされていますが、歩くこと、筋トレ、水泳、ラジオ体操など、好きな運動を、楽しく行うことが長く続けるポイントで予防になります。無理なく痛いと思ったらすぐにやめる!!が大事です。無理をすると余計に動けなくなります。
運動をすると難しく考えなくても、普段の生活を少し見直していくことが今後の健康に繋がりそうですね。

私はまだ老後の健康のための運動・・・というより痩せたい、スタイルよくなりたいという目先の目標が優先されますが、歩くことと筋トレが好きなので、苦手なストレッチと食事の見直しを心掛けながら生活していきたいと思います。

余談ですが、夏休み(8月10日)に米田先生と治療院を開設される先生で「おとなのストレッチ教室」を行う予定です。横浜市主催の教室ですが、自分の身体に目を向けるきっかけになると思うので、お時間のある方は是非、参加してみてほしいです。

瀬尾真美