HOME > スタッフブログ > 『コーチングマネジメント』

スタッフブログ

2015.09.22
『コーチングマネジメント』
こんにちは、今回のスタッフブログは中村です。
27年度がスタートして、7ヶ月目に入ろうとしています。今年度から新設された「上級クラス」や「体操クラス」も個人個人が課題や、習得したい技に向けて練習を頑張っています。今年もたくさんの笑顔が見れるように頑張ります!
さて今回僕が読んだ本は「コーチングマネジメント」著 伊藤 守氏です。
今回はこの本から、学んだことをまとめて紹介したいと思います。

まず、コーチングとマネジメントの言葉の意味を調べてみました。

◆コーチングとは・・・
人材開発の技法の1つ。
対話によって相手の「自己実現」や「目標達成」を図る技術であるとされる。また、相手の話をよく聴き(傾聴)感じたことを伝えて承認し、質問することで、自発的な行動を促すとする「コミュ二ケーション技法」であると書いてありました。

◆マネジメントとは・・・
経営・管理。
<目標や目的を達成するために必要な要素を分析し、成功するために手を打つ>ことと書いてありました。

それでは、ここから本の中から自分が実践出来ると感じた内容を抜粋し、まとめた内容と僕自身が感じたことを書いていきたいと思います。

①on going・コーチングは常に現在進行形
 1)基本的な課題を明確にする。
  ⇒目標をより具体的に、イメージが出来るようにする。
 2)目標に向かいながら、課題を修正する。
⇒ 定期的に課題を話し合い、修正を行う。
 3)課題への集中。
⇒何度もリマインド(気づかせる)して目標に目を向け続けないと、ベクトル(方向性、傾向性)の方向がずれたり、分散したりしてしまう。何回も話すことで、目標に向けて集中が出来る。

ここで感じたことは「出来ていること」「出来ていないこと」を分かりやすくピックアップし整理すること、そして子どもたちがその現状を「理解」すること。また、ゴールを客観的にイメージ出来ることで目標に近づきやすく、取り組みへの意識がより明確になると思いました。さらに、集中を持続するために、次の段階や新しい課題を与え、チャレンジしていくことでモチベーションを持続したまま、ゴールを迎えられると思いました。

②コーチングは人が動ける環境をつくる
 1)コーチは環境を整える。
⇒自発的に動けるようにするということは、動きたくなるような環境を整えるということ。
 2)コーチは伴奏者。
⇒今何が必要で、何が必要でないかを選択する。コーチは「やる気」を直接喚起したり、やる気になれない心理的な問題を探ったりすることは基本的にはありません。
 3)コーチは安心感を与える。
⇒人が目標に向けて行動し続けるには、たった1人で目標に向かうイメージから、自由になって自分には十分なリソース(資源・目的を達するために役立つ、必要となる要素)や協力体制があるという実感が必要です。

ここで感じたことは「人が動ける環境」を作る。人が動ける環境とはどんな環境か。自発的に何回もトライする姿勢があり、向上心があり、上手になりたいという雰囲気が出ている環境ではないかと僕は思いました。
その為に、色んなスイッチや指導方法を準備して「上達」させながらも、しんどい事や嫌なことでも「頑張れる」心の強さを育てることも必要だと感じました。自発的に動けるようになるには‘‘目標や目的’’がはっきりしていて、目標に向けて頑張ることが楽しい。‘‘もっとこうなりたい’’という自分を持つことが、大事だと思うので‘‘会話’’をして「意識を高めて」いくことが大事だと感じています。
 
③未来を予測し、行動を起こすための目標達成プログラム
 1)目に見えないものをイメージする。
⇒目標を立て、行動を起こすということは、未来を予測して、まだ現実には見たことも聞いたこともない漠然としたものを目指して行動をおこすというものです。したがってより「具体的で鮮明に目標をイメージ出来る」ようにすることが大切です。
 2)目標を設定する際には、次のような3つの角度から検証する。
⇒外部基準をはっきりさせ、数値で表すことができ、客観性があるか。
⇒目標に向かう過程で何を学ぶことができるか。
⇒目標に向かう過程でどんな体験をするか。
 3)アイデアを引き出す。
⇒行動プランを練るプロセスでは目標達成するために、出来ることと、その可能性について
ブレーンストーンミングを行います。
「どんなことをしたい?」「なにが出来る?」アイデアを発展させる、アイデアを生み出すことで行動が起こり始めます。

ここで感じたことは、目標をより現実的で個人個人のレベルに近い目標を設定することが大切だということです。「どうすれば目標を達成出来るか」「目標を達成した先に何があるのか」その他にどんなことを得ることが出来るかを会話して、目標達成に向けたプロセスをより意味のあるものへ変えていくことが大切だと思いました。

以上の3項目が本の中から、すぐに実践したいと思ったことです。

今回この本を読み、ブログを書いて僕が感じたことは、ゴールや目標の達成に向けて「出来ていること」や「出来ていないこと」「何を伸ばして」行けば良いのかなど‘‘現状と課題’’を明確にして、ゴールまでの過程を分かりやすくする。またゴールに向かうプロセスの中で、ただ課題を与え取り組むだけではなく「どうすれば目標を達成出来るか」「ゴールに近づけられるか」「どうすればもっと良くなるか」など、目標に関わる内容を、子どもたちと‘‘話す’’‘‘聞く’’ことが大事ではないかと思いました。また『話す』『聞く』を実行していくことが、自発的に行動できる環境を作る為に、必要なことだと思うので実行していきたいと思いました。
中村