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スタッフブログ

2016.08.06
『引っ張っていくこと』
こんにちは。今回のスタッフブログは、瀬尾はやみです。
いよいよオリンピックシーズン!夜更かしの日々が続きそうです。

本屋さんに行くと、リオオリンピックに向けて、体操競技の雑誌が作られていました。
日本文化出版の体操ニッポン!ベースボールマガジン社の体操NIPPON!

テンションが上がりました!早速購入!そしてベースボールマガジン社の方は私が大学のころ、体操部の映像を取ってくれていた友人が作りました。
大学のころから体操の雑誌を作りたいと言っていたので、報告を受けたときはすごく嬉しかったです。1つの夢を叶えたこと、本当に素敵だと思います。

多くの人に手に取ってもらい、体操の魅力を知っていただけると嬉しいです。
リオオリンピックも今後の体操界もすごく楽しみな内容になっています。


では、スタッフブログに移ります。
今回は「引っ張っていくこと」というテーマで考えようと思い本を読んでみました。
今までクラブのキャプテン、先輩の立場になったとき、「こういう人でいたいな」という自分なりの考えで行動してきたこともありましたが、今、指導者として子どもたちを引っ張っていく立場だったり、職場に後輩ができ、会社のことを伝えていったり、改めて自分の行動ってどうだろう?自分だったらどんな人についていきたいかな?ということを考えたく読んでみました。

今回私が読んだ本は「人の上に立つために必要なこと」という本で、最高のリーダーの特徴について書かれてありました。
本の中に書かれてあった21個のキーワードを紹介します。


1.人格
行動こそが真の指標。何かを選択するたびに、人格を作り上げている。

2.カリスマ性
カリスマ性は人を自分に惹き付ける能力こと。その為に、人生を愛すること、すべての人に10点をつけること、相手に希望を与えること、自分を分かち合うことが大切。
カリスマ性という資質において、最も大切なことは、他人への心配り。自分のことよりも他人のことを先に考えるリーダーこそがカリスマ性を持ったリーダー。

3.不屈の精神
不屈の精神は人々を勇気づけ引き付ける。自分に確信があることを人々に伝えられる。あなたが自分の主義・主張を信じるときのみ人々はあなたを信じる。

4.コミュニケーション能力
伝えたいことを簡潔にする。相手のことを考えて話す。真実を示す(自分が言っていることを実行する)。

5.能力
隠された能力はないのと同じ。
自分の能力を高めるためには、「毎日やる気満々で現れること」、「常に向上すること」、「最後までやり通すこと」、「期待以上のことを成し遂げる」、「人々を鼓舞すること」が必要。

6.勇気
勇気とは、「自分が恐れていること」をすること。
勇気は「この人についていこう」という人々の気持ちをかき立てる。

7.洞察力
洞察力は得意分野で発揮される。洞察力は、最大限に成果をあげたいと望む指導者にとって不可欠な資質。

8.集中力
集中力は焦点を絞る能力が必要。得意分野、新しいこと、苦手ことにわけ優先順位を決め焦点を絞っていく。

9.与える心
本物を与える心は、その場かぎりの出来事ではない。時間、お金、才能、所有物の使い方など生き方あらゆる面に表れる。与える心を身につけるためには「自分の持っているものに感謝する」、「ほかの人々を優先する」、「所有欲に支配されない」、「与える習慣を身につける」ことが必要。

10.独創性
独創性を生み出すには、自分が何をほしいかを知り、「行動に向けて自分を後押しする」

11.聞くこと
すぐれたリーダーは一人一人がどういう人物か時間をかけて見極める。

12.情熱
情熱は自分を変える。情熱は不可能を可能にする。

13.前向きな姿勢
心の持ち方は自分で選べる。心の持ち方は行動を決定する。
自分がやる気にさせる言葉を自分に話しかける。心の持ち方を訓練する方法は、否定的な考え方を排除して消極的にならないように努めること。

14.問題解決力
問題解決力を持つリーダーは
最悪な場合を想定して計画を立てるので、問題が起きても容易に解決できる。
問題を受け入れ解決しようとする。

15.対人関係能力、
「人々を理解する」
それぞれの人を見、理解し、協力する能力は人間関係で成功を収めるための大きな要素。
「人々を愛する」
人々とともに共感し、心から気遣うことによって、相手の一番悪い面ではなく一番いい面を見つけ出す。
「人々を助ける」
人から受けることよりも与えることを心がけることが、人間関係を築き上げるための基盤になる。

16.責任
責任感の強い人の特徴は「仕事を成し遂げる」、「自らすすんで、さらにもう少し努力を追加する」「卓越性を求める気持ちで自分を駆り立てる」「どんな状況であっても仕事を仕上げる」

17.心の安定
自分に不安なリーダーに、人はついてこない。まずは自分自身の心の安定を確立する。

18.自己規律
まずは自分自身のリーダーになる。
自己規律を重んじないなら才能を最大限に発揮することはできない。自己規律はリーダーを最高のレベルまでにまで引き上げ、リーダーシップを長続きさせるカギ。

19.奉仕の精神
奉仕の精神を身につけている本物のリーダーの特徴は「自分のことよりも他人を優先する」、「自分は他人に奉仕するという自信を持っている」、「自ら進んで奉仕する」、「地位にこだわらない」、「愛を持って奉仕する」こと。

20.学ぶ心
「成長をやめた日」は自分の潜在能力を捨てた日。
学び続けるために必要なことは、「失敗に対してどう対応しているかを観察する」、「新しいことに挑戦する」、「得意分野をさらに伸ばす」こと。

21.ビジョン
リーダーを導くのはビジョンである。ビジョンを持たないリーダーはどこにも進むことが出来ない。ビジョンがないならまずは自分の内面を見つめ、自分の生まれつきの才能や願望を活用するといい。

以上が21個のキーワードです。
1つ1つのキーワードの中に書かれていた内容も少し書いてみました。
読んでみると「なるほどなー」と感じますし、人を引っ張っていく立場としては考える方向がたくさんあるのだと感じました。

私は自分のやるべきことが進んでいるときは心に余裕ができます。
昔から自分に余裕をつくることで人にも優しく出来るなと感じていました。それはこの本で言う自己規律のところで、まずは自分の心を安定させる生活を過ごすことが、周りの人たちにもいい影響を与えることができます。自分でコントロールできるところです。
人を引っ張っていくことは、自分自身を確立していくこと、そして人に愛をあたえていくこだと感じました。他にも不屈の精神、努力、情熱、責任という部分は指導者としても子どもたちを引っ張っていく立場として考えさせられるキーワードです。

今カートウィールの先生方には教室のことも選手のこともすべてのことで引っ張って行ってもらっています。そこに自然とついていきたい、がんばらなきゃ、と思える自分がいますし、今このクラブで指導が出来ていることがすごく有難いです。きっとそれは先生方が方向性を示してくれているからだと思っています。
「こんな人たちになりたい」そう思える先生方です。

私の理想は「前向きな人」、「相手のことを考えられる人」、「責任感がある人」「行動力のある人」です。
自分もカートウィールの一員として理想とする人になれるように、そして子どもたちも後輩も引っ張っていけるように心がけていきたいと思います。