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スタッフブログ

2017.06.03
『あなたのチームは機能していますか?』
暑くなりましたね。
この4月から米田功体操クラブに新たに指導者が1名加わり、社員は6名、米田先生、奏先生、私を含めると総勢9名になりました。さすがに事務所は少し窮屈な感じがします。

先生方はみんな真面目で一生懸命です。そして個人種目をやってきた集まりだからか、少々協調性に乏しく、個性的で自己中心的(笑)です・・ただ、子どものころからひとつのことを頑張ってきた人間の集まりです。そして好きなことを仕事にしている人間の集まりです。それぞれの行動や言動から、根性、折れない心、闘争心、向上心、好奇心を感じます。
そして、米田先生の考える「こんな体操教室にしたい!」という米田功体操クラブの理念、体操を通じて伝えたいことを十分に理解してくれています。
社員は中村先生1人だけから始まったカートウィールですが、7年経った今、ひとつのチームができるほどになりました。各先生1人1人がコミュニケーション力と協調性をもってよい関係性を作り、個性と得意分野を最大限武器にしながら、もっともっとよい教室作りができればと思っています。


さて今回、私は『あなたのチームは機能していますか?』(パトリック・レンシオーニ)という本を読みました。先ほど、各先生方を少々協調性に乏しく、個性的で自己中心的・・と書きましたが、まさしく米田先生、奏先生、私にもピッタリな言葉だと思います。まして夫婦、幼馴染、友達の関係性ですから、一緒に体操教室を作っていく上で、お互いの長所や短所を理解しながらやっていくのは難しくもあり面白くもありといった感じです。ただ今の環境は楽しくて、慌ただしい中にやりがいもあり、笑いもある。私は、自分の意見や考えを人に話すのが苦手で、ミーティングでは常に「出席すること、参加すること」を求められてきました。結果、私たちは本に書かれている『よいチームワーク』が何気にできる関係性にあると思います。


※よい組織のチームワークとは(結束の固いチームのメンバーのふるまい方)
①お互いを信頼する。
②アイデアをめぐって遠慮なく衝突する。
③決定や行動計画に責任をもって取り組む。
④計画を守らなかった場合、お互いの責任を追及する。
⑤チーム全体の結果を達成することを重視する。


※組織がチームワークの実現に失敗する5つの機能不全
①信頼の欠如
②衝突への恐怖
③責任感の不足
④説明責任の回避
⑤結果への無関心


■信頼のあるチームのメンバーは・・
弱みや間違いを認める。
助けを求める。
自分の担当分野に関する質問や意見を受け入れる。
相手が悪いと判断する前に、そうではないことを前提に十分に調べる。
リスクを覚悟で意見を言ったり手を貸したりする。
互いの能力や経験を評価し、生かす。
政治的かけひきではなく、重要な問題に時間とエネルギーを使う。
迷わず謝罪し、謝罪を受け入れる。
会議をはじめ、グループで仕事をする機会が楽しみである。

■衝突の盛んなチームは・・
会議に活気がありおもしろい。
メンバー全員のアイデアを引き出して利用する。
実質的な問題の解決が早い。
政治的なかけひきがほとんどない。
重要な問題が議題にのぼる。

■責任感のあるチームは・・
方針と優先順位が明確になる。
チーム全体が共通の目標に向けて結束する。
まちがいから学ぶ能力を身につける。
競争相手より先に機会を利用する。
迷わず前進する。
ためらいも罪悪感もなく方針を変更する。

■互いの説明責任を追及するチームは・・
仕事の基準が低い人に、改善しようというプレッシャーを感じさせる。
互いのやり方にためらわず疑問を投げかけることで、潜在的な問題を早く見つける。
メンバーが尊敬しあい、おなじ高い水準を維持するようになる。
業績管理と改善をめぐる過剰な官僚主義を避けられる。

■全体の結果を重視するチームは・・
達成指向の従業員を維持できる。
利己的な行動がほとんどない。
成功を喜び、失敗を悔しがる。
個人の目標や利益よりチームの利益を優先させるメンバーから恩恵を受ける。
余計なことに気をとられない。


よいチームワークであり続けるには、5つの原則を長期にわたって実現し続けること。途方もない自制心と根気をもって常識を実現することとあります。米田先生と奏先生は性格がよく似ていてチャカチャカしています。私とは対照的な部分が多く、動くということではたくさんのことをひっぱってきてもらったように感じます。本当に有難いですね。
その中で、私たちはどんな体操クラブにしたいか、どんな教室にしたいか、中村先生や働いてくれる指導者のやりがいは何か、体操を通じて自分たちには何ができるのか、そういったことを話し合いながら色々なことにチャレンジしてきました。お互いの感覚と方向性を合わせ作り上げてきたクラブです。
これからも課題をしっかりと受け止めながら、自分たちがワクワクする方向にチャレンジしていきます。

米田功体操クラブが「子どもたちの可能性を広げたい」という理念のもと発展していく中で、もっとも大切だと書かれている信頼、衝突、責任感、説明責任、結果重視を頭に入れ、より強いチームになれるように心がけながら、目に見えない場所でしっかりと貢献できる立場になっていく。
私に関わってくれる全ての人に感謝しながら、みんなが笑顔になれる環境つくりを頑張りたいです。


米田真美