豊洲で行っているバディ米田功体操塾ではタントラ(長いトランポリン)など体操専門の器具を使って授業を行っていますが、江古田教室の器具は色にこだわっています。
米田先生考案のカラフルなブロックやカラーマット、跳び箱も通常の木製のものに赤、黄色、緑と色を塗ってもらいました。
色には
「集中力を高める」
「大脳の働きを活性化させる」
「落ち着かせる」
・・など様々な効果があります。
色のイメージ
・赤 エネルギー、愛情、パワー、怒り、興奮
・オレンジ 陽気さ、活動的、軽快
・黄色 元気、明るさ、笑い、喜び、成功、満足、未熟さ
・緑 自然、安らぎ、新鮮、健康、安全、自由
・青 笑い、喜び、成功、期待、自立、希望、知的、絶望、別れ、 孤独
・水色 変化、生き生き
・紫 高級感、芸術才能、狂気
・ピンク 温かい、甘い、優しさ
・白 純粋、潔さ、恐怖、不安
・黒 かっこいい、危険、闇
色の心理、感情
・赤 情熱的、粘り強さ、積極性、怒り、反抗心
・オレンジ コミュニケーション、行動、勇気、自発性、朗らか、 横柄
・黄色 心の明るさ、洞察力、決断力、計算高い、悪意
・緑 安らぎを感じる。リラックスな状態、無関心、不安感
・青 再生力、リラックス感、喪失感、非現実的
・水色 変化、変身、孤独感
・紫 再生力、思いやり、バランス、プライドの高さ
・ピンク 幸福感を持っている。精神的な明るさ、暖かさ、支配的、独占的
・白、黒 感情を抑制しようとしている、何事も放棄
少し抜粋してみました。色々な意味があるんですね。
そう考えると、教室で「赤が好き!赤!赤!!」と叫んでいる男の子・・まさしく天真爛漫で本当に元気がいいわ・・とか、好きな色に座っていいよと言われ黒に座る女の子が最近は緑やピンクを選ぶようになった・・きっと少しずつ慣れてきたのかしら・・など勝手に妄想は膨らむばかり。
ちなみに勉強をする時、マーカーなどたくさんの色を使って教科書にラインを引くと、視覚的に脳に働きかけ活性するとともに、自分の安定する色を見つけることでストレスが少なくなるようです。また、普段自分が選ぶ色によって、暖色系が多く含まれている場合は寒色系のパワーを取り入れることによってバランスがとれる。逆に寒色系を多く選ぶ人は暖色系を取り入れると心のバランスがとれるようです。
自分自身がいつも安定して物事をとらえ、人と温かく接するためにも知っていて為になる知識だと思いました。
話しは戻り・・
色は空間能力を高めます。
空間能力とは自分の思い描いた通りに何かをつくりかえられる力です。視 覚的、空間的な世界を正確に把握することができます。幼児期の空間的な 見方は9~10歳くらいで距離や角度を認識する段階に移行するようです。
小さい間にたくさんの色を見て運動能力とともに空間能力も高めてほしい と思っています。
そして色の使い方で心の動き、体の動きに影響を与え、コントロールする ことも可能です。
昨年NYにあるチェルシーピアという体操クラブを見学に行きましたが、 ポップな色の器具がたくさん置いてあり、その中で沢山の子どもたちが元気に身体 を動かしていました。アメリカの他の体操クラブのホームページを見ても 器具の色が豊富で、とても可愛いですね。
「まるでおもちゃ箱みたい。こんな教室で体操ができたら楽しそう!!」
見ているだけで心が踊りますが色について学ぶと、実はただ派手な色合いが好き・・だけでなく意味があるんだということに気づきます。
色を見て元気に身体を動かす。運動能力を高めるとともに空間能力にもアプローチする。
何より体を動かすことが楽しいと感じる・・そんな体操教室を目指していきたいなと思います。
瀬尾真美