HOME > スタッフブログ > 『イメージ記憶』

スタッフブログ

2010.09.21
『イメージ記憶』
こんにちは、中村です。
もうブログの出番が回って来ましたはやーい!

今日、僕は「イメージ」に関係することをテーマにしたいと思います。

イメージってなんだろう?調べてみるとイメージとは
・心に思い浮かべる像や情景。
・ある物事についていだく全体的な感じ。
・心の中に思い描くこと。
・印象
といった内容が出てきました。
イメージは色々な場面で使いますよね!過去を振り返ったり、未来をイメージしたり、頭に残った印象とか、評価などもイメージで描いたり、イメージが広がると色々な考えも湧いてきますよね!

僕が今1番イメージしていることは、子どもたちが体操しているイメージです。
教室で行うプログラムを作成する時は、子どもたちが夢中になって体操しているイメージや楽しくて笑顔になっているイメージとか、何を目的としてその練習を行うか、教室しているイメージを頭で描きながら作成しています、そのイメージと実際に教室を実施して
どうだったか?が反省となり自分の課題になります。

現役時代もイメージトレーニングを練習や試合で行っていましたが、試合でよく失敗していた時期と失敗が少なくなった時期ではイメージの使い方が全然違いました。
どういった違いがあったかはもう少し後半でお話します、その前にみなさんは「イメージ記憶という」言葉を聞いたことがありますか?
僕も今年までは全く聞いたことがありませんでした、林成之先生の<勝負脳>という本を読み、僕も初めてイメージ記憶という名前と意味を知りました。
そして、そのイメージ記憶とは自分が現役時代に取り組んでいたことだと気づきました。

イメージ記憶とは物事のありのままを記憶するのではなく、その物事についてのイメージを自分の頭の中で作り上げて記憶する仕組みを「イメージ記憶」と言うそうです。

例えば、1度行った場所にもう1度行きたいと思った時に、昔の記憶を辿り、どのような場所であったかイメージすると思います、でもこの時に思い出すイメージは、確実にはっきりと覚えているのではなく大体の雰囲気や印象によって覚えています。


じつは、人間の記憶はすべてこのイメージ記憶によっておこなわれているそうです。
このイメージ記憶能力を鍛えることでスポーツは確実に上達すると、林先生の勝負脳に書かれていました。

僕が実際、現役時代に実施してイメージ記憶能力を鍛え、試合でのミスも少なくなった練習方法を紹介したいと思います。
イメージ記憶能力を鍛えられている練習とイメージ記憶能力を鍛えられていない時期の練習について、分けて書いてみました。

①イメージ記憶能力を鍛えられていない練習
サイクルとしては、イメージ→実際の運動→イメージという感じです。
このサイクルには、実施した技に対しての反省がありません、何が良かったか?何が悪かったか?の反省が無く、次どうするか?が曖昧になっています。
反省が無いということは、実施した技を頭でイメージすることも無く、記憶としては残らずに曖昧なイメージのまま終わり発見がありません。

②イメージ記憶能力を鍛えられている練習
サイクルとしては、イメージ→実際の運動→イメージしながら反省を行う(何が良かったか?何が悪かったか?を明確に考える)→イメージ(どこを意識して行うかを考える)→実際に実施する。
ここでは、実施した技1本に対しての反省がしっかりと行われ、どこが良かったか?どこが悪かったか?を自分で理解し、次どうするか?が明確になっています。
反省するという事は、頭でもう1度実施した技をイメージするという事です、この行為が
「イメージ記憶」能力を鍛える方法だと思います。
このサイクルを毎回おこなうことで、どういった動きが出来れば成功し、どのような動きになれば失敗に繋がるかを「自分で理解して」出来るようになります。
自分で動きを理解して出来ていれば、ブレることはありません。
調子が悪く不安になっても、ここを意識してやれば成功するという自信と気持ちのゆとりが持てます。
まずは、第1歩として、毎日の練習で1本やる毎に自分と向き合い「何が良かったか」「何が悪かったか」をイメージの中で考えることを習慣にしていくことがスタートだと思います。


中村