HOME > スタッフブログ > 子どもの『見る力・観察力』

スタッフブログ

2010.12.24
子どもの『見る力・観察力』
 こんにちは!小川奏です。
今日はクリスマスですね、皆さんはどんな一日をお過ごしですか?
私のクリスマスシーズンの楽しみ方は、街のイルミネーションです!色々な場所で幸せな気分になれますよね。夜景もそうですが見ていると時間を忘れてなんだか嬉しくなってくるのは何故なんでしょうか?毎年その不思議な力に魅了されている間にクリスマスは終わってしまいます。後は慌ててケーキを買って食べる感じです・・・。

 さて、今回のテーマは子どもの「見る力・観察力」について考えていこうと思います。


皆さんは子どもの「見る力・観察力」に驚いたことはありませんか?子育てをされているお父さん・お母さんは毎日あるのかな?と勝手に思っていますが、「こんな事どこで覚えたの?」といった場面は沢山ありそうですよね。
体操教室をしていても子どもの観察力に驚かされる事が多々あります。スポーツを教える教室では「見て学ぶ」と言うように、見本やお友だちの練習を見てマネをする事が始めに取り組む練習方法であることはよくあります。
江古田教室のチラシにも「本物の見本で教わる」と書かせて頂いていますが、見本によって今から行う技や練習内容の情報を子どもはイメージして色々な能力を使い、自分の身体を動かし始めるのだと思います。
そこで「観察力」の言葉の意味を調べてみると、色々な事が出てきました。

1.観察力:
(1)ここでの「観」は「注意してみること」「念入りにじっと見ること」を意味します。
(2)別の言葉で言えば、「客観的によくながめること」です。
(3)そこから「観察」は「事物の現象を自然の状態のまま客観的に見ること」を意味します。
(4)観察力はその能力のことです。
(5)ちなみに観察するものは「外見的なものを広く」です。

観察力⇒物事のありようを深く考えて理解する能力

観察力とは、
視界に入っているものからどれだけの物を見つけられるか、情報を得られるかという力。
必要とされる事象の例:間違い探し。


 子どもはこの能力を大人の何倍も持っている気がします。
側転の練習中に色々な段階練習を行っていて、何度言っても膝が曲がってしまう子どもが「いい見本(綺麗で大きな側転)」と「悪い見本(膝が曲がって小さい側転)」を両方見て、どっちの側転がいいと思う?と問いかけるだけで急にとても綺麗な側転が出来るようになったりします。問いかけたのは先生ですが、「膝が伸びてる!!」「大きくて綺麗!!」と、答えを出したのはもちろん子どもたちです。「そうだよね、大きくて綺麗だよね。じゃあやってみよう!」そう言って練習をスタートすれば見て、考えて得た情報が頭にも身体にも入ってくるようで驚きの一本を集中して出してきたりします。(笑)それをいつでも出来るように練習は必要ですが、まさに「百聞は一見に如かず」の時です。
子どもが「観察力」を発揮するのは集中している時だと感じています。恐竜の図鑑やポケモンの本、興味を持って集中している時の「観察力」にはただ感心してしまいます。
体操教室でも同じです。子どもたちの集中、興味が練習にある時にこそ「見本」が最適な指導になるのだと思います。
これからも、子どもの能力「見る力・観察力」を上手く引き出せる授業展開を考えて、子どもの驚き行動をしっかり観察していきたいと思います。