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スタッフブログ

2011.01.21
『8つの知性』
 2011年になりました。
 今年はどんな年にしたいですか?
 年末年始にかけて米田先生、中村先生が今年のテーマ、そして目標を書かれていましたね。週に2回のランニング・・中村先生の引き締まっていく姿が楽しみです!
 ちなみに私の今年の目標は「チャレンジ」です。
 カートウィールも2年目に入りました。今年もたくさんの出会いに感謝をしながら、向上心を持って、新しいことが次々に始まる、そんな1年にしたいです。
 体操教室でも子どもたちに『夢と目標』について発表してもらいました。体操以外の夢や目標が聞けてとても楽しかったです。夢や目標がすぐに言える子どもも、なかなか語ることができない子どもも、今まで考えたこともないという子どもも、色々でしたがやはり何でもいいから自分の考えを口にすることが必要なんだなと思いました。
 目標を語れば応援してくれる人が増え、夢を語れば周りが情報をくれます。そして情報がさらに夢を膨らませてくれると思います。色々なことに興味を持ち、たくさんの夢と目標を叶える。
 そして、どんな夢にも「素晴らしい」「応援している」という気持ちで接したいです。


 さて皆さんは『8つの知性』をご存知でしょうか。
アメリカの認知心理学者、ハワード・ガードナー氏の「われわれの知性は一つではなく、多数の並列した知性からなっている」という考えに基づいて、子どもの潜在能力を8つの知性に分類したものです。(MI理論)

 頭のいい子になってほしい、賢い子どもになってほしい・・という方は多いと思います。スポーツ選手や芸術家などはある知性が突出していて「天才」と呼ばれる人が多いですよね。こうした知性は遺伝子的要素も深く関係しているようです。親が得意な分野は、子どもも才能を秘めているケースが少なくないと「天才児に育てる魔法の遊び」という本に書いてありました。
 知性はそれぞれ独立していて、右脳を使う知性と左脳を使う知性があるそうです。社会で生きていく「頭の良さ」には右脳、左脳それぞれのバランスが重要です。
私も体操教室の中では、ただ運動能力を上げるだけでなく、理解力がつく、友だちに思いやりがある、発言できる・・そんな教室になればいいなと思いながら声掛けをしています。社会で生きていく「頭の良さ」、大事ですよね。


8つの知性とは、
①「言語的知性」
 言葉を見たり聞いたりしてそれを理解、記憶する。そして言葉を話し、文字を書く知性。
②「絵画的知性」
 絵画などの視覚対象の形やパターンなどを理解し記憶する、絵画や図形などを描く知性。
③「空間的知性」
 物がどのような位置にどのような速度や関係で存在しているのかを知覚、記憶し、それに基づいて行動できる知性。
④「感情的知性」
 自分や他人の感情(表情)を理解し、記憶し、自分の感情を適切にコントロールする知性。
⑤「論理数学的知性」
 数字やさまざまな数学的な記号の理解とそれを論理的に操作する知性。計算や暗算で使われる知性。
⑥「社会的知性」
 人間関係や社会関係を知覚、理解、記憶し、それらに基づいて適切に社会的行動を行う知性。
⑦「身体運動的知性」
 身体の姿勢や運動の様子を理解、記憶する。それらに基づいて自分の体を動かすことができる知性。
⑧「音楽的知性」
 音楽を聴き、理解し記憶する。歌ったり演奏などで表現することができる知性。

 小学校以降になるとテストの勉強などで左脳を使う機会が圧倒的に増えるので、幼児期に右脳の知性を鍛えることが大切だそうです。右脳はイメージ脳とも呼ばれ、直感、イメージ、ひらめき、スポーツ、芸術など。絵を描いたり、偏りのない運動をさせたり、クラシックなど音楽を聴いたり、積み木や目的地まで歩くことが右脳を育てます。
 ちなみに左脳は言語脳とも呼ばれ、文学、計算、読み書きなどです。

 ガードナー氏はMI理論で「より多くの時間をかけるほど、そして、指導と教材が良ければ良いほど、その人は賢くなる」「自分は何者であり、何ができるか」を生徒に理解させることが重要であるとまとめています。

 偏りのない運動として体操は色々な運動の基本です。
指導と教材が良ければ良いほどその人は賢くなる・・・米田功体操教室に通って良かったと将来の子どもたちに言ってもらえるよう今年も頑張っていきたいです。

瀬尾真美