HOME > スタッフブログ > 『人は自分の心の鏡』

スタッフブログ

2011.02.18
『人は自分の心の鏡』
皆さんこんにちは。バレンタインデーに、子どもたちから心のこもったチョコレートを頂き、やる気満々の米田功です。
今回は、僕が読んだ本で印象的だった言葉を紹介しながら進めていきたいと思います。



僕が昔読んで感動した《著者 野口嘉則さんの鏡の法則》という本に、

‘私たちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である’

心の中で不満ばかり抱いていると、その心を映し出すように、ますます不満を言いたくなるような出来事が現実に起きてきます。
逆に、心の中でいつも感謝していると、さらに感謝したくなるような出来事が起きてくるのです。


という言葉がありました。

そして最近同じような言葉に出会いました。僕自身が体操教室で子どもたちと関わるようになり、自分の指導のヒントになればと手に取った、《著者 椋木修三さんの子どもが自分で勉強する親のひとこと》という本に書いてあった言葉です。

‘人は自分の心の鏡’

よく、「子どもは親の背中を見て育つ」といいます。それは嘘です。子どもは、「親の全身を見て育つ」というべきだと思います。
子どもは親の背中だけでなく、考え方、話し方、表情、身なり、しぐさ、言葉や動きの癖などすべてを見ています。

「人は鏡」であり、「親と子もまた一対の鏡」です。親が自信もなく不安を抱きながら子育てをすれば、子どももまた自信を持てず、不安感の強い性格になっていきます。



人間関係において、凄くヒントになる言葉だと思いました。どうしても、相手のことばかりに目がいってしまって「どうして、あの人は自分に対して○○なんだろう」なんて思ってしまいます。でも実際には、自分の心の中に問題があったりします。自分が嫌いだと思っている人は、相手も自分のことを嫌いだと思っている(逆もありますね)、なんてことは、よく聞いたことがあります。


そして、そういったことは指導の現場でもあるのかもしれません。親との関わりほどではないでしょうが、少なくとも指導者の映し出すものが子どもたちにも影響を及ぼし、子どもたちを見て感じていたことも、実は自分の心を映しているのかも、と思いました。
同じことを教えていても、指導者が違えば子どもたちの反応は全く違います。どれだけいい環境で練習していても、重要なのは誰に教わるかっていうことですね。


■この子は、まったく人の言うことを聞かない。

⇒自分は、人の言うことを聞いているか今一度考える。そして、改めて自分自身が人の言うことを聞くということを意識し実践する。
⇒自分自身は、相手に対して ‘人の言うことを聞かない子’ として扱っていないだろうかを考える。その気持ちが鏡として相手に反映しているかもしれません。
(2010.10.15で書いたスタッフブログ‘本番で力を発揮するためにはどうすればいいか’ https://www.cartwheel.jp/news.php?itemid=98&catid=11でも同じようなことを書きました。)


■この子は、いつも自信が無さそうだ。

⇒自分は何事にも自信をもっているか問いかける。そして日々の生活から言動や行動で自信をもつ。
⇒自分自身は、相手に対して ‘自信が無い子’ として扱っていないだろうかを考える。その気持ちが鏡として相手に反映しているかもしれません。


■この子は、落ち着きがない。

⇒まず、自分自身が落ち着いているのか客観的に見る。落ち着いている自分を意識して表す。
⇒自分自身は、相手に対して ‘落ち着きのない子’ として扱っていないだろうかを考える。その気持ちが鏡として相手に反映しているかもしれません。


子どもも含め、人を変えることは出来ませんが、自分自身を変えることは可能です。
「どうすればいいんだ。。」と相手のことを悩むよりも、自分が鏡になるんだといった考え方に変えると、それは自分で出来ることに変わります。
僕自身も『人は自分の心の鏡』だということを心に刻み、子どもたちにとって素晴らしい鏡であれるように、自分に出来ることを考えていきたいと思います。