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スタッフブログ

2011.12.13
『段階指導』について
こんにちは!スタッフブログ今回は小川奏です。よろしくお願いします!
米田功体操クラブ(横浜教室)がオープンして一ヶ月が経ちました。新しい場所と器具とで気持ちも新たに!!と思っていましたが、日々バタバタとしていて、あっという間のひと月でした・・・。
初めての場所という事で、不安とドキドキと色々な思いがありましたが、体操の魅力はやっぱり素晴らしく、来てくれた子どもたちは笑顔いっぱいです。体験して下さった保護者の方に「とても素敵な教室ですね!」と言って頂き、嬉しい気持ちと、感謝の気持ちと同時にいつまでもそう感じてもらえるように私たちも努力しないといけないなと思います。

さて、今回のテーマは「段階指導」について。
先日、米田先生が「見えない壁を壊す!」という本を出されました。メンタルトレーナーとしてアスリートだけではなく、夢や目標を叶えるため、今以上を目指す人に向けて「米田式メンタルメソッド」を書かれたものです。本の中には体操教室の中でテーマにしていることも書かれているのですが、今回は「ハードルは低く設定する」(メソッド2)から体操教室での段階指導につなげて考えていきたいと思います。


本を読んでいて、「段階指導」=「階段指導」と学生の頃に教わったことを思い出しました。
簡単な事から段々と難しい事へ段階を追って指導する事。ひとつひとつ目標を達成していく事で、(階段を上っていく事で)成功を重ね自信がついてくる。一段上ればまた段があるけど、上るごとに景色が違う。階段を上がる事を繰り返していくと次は段を上がることが楽しくなり、次はなんだろう?と好奇心や向上心が湧いてきます。
子どもを指導する上で本人が目標を決めてそこに向かう事はもちろん大切ですが、指導者がどんな階段(目標)を用意していくかもとても重要なことです。

米田先生の本の中でも、
肝心なことは、自分が完全に飛べる高さまで「ハードルを下げる」ことです。そして、着実に越えればいいのです。越える事のできた自分には100点をつけてください。

どんなことでも大切になるのは、目標設定です。目標の設定が上手な人が夢を叶えていきます。
とあります。
越える事が出来た時には100点をつける。これはなかなか難しい事ですよね。
子どもが一つ段を上った時に「これぐらいは当たり前」ではなく「すごい!」「よかったね!」と一緒に喜べることが大切だと思います。
体操教室の時間の中にもいくつも出てくる、低いハードルを越える場面、小さな階段を上る場面、その瞬間を見逃さないように子どもたちの変化を見ていきたいと思います。