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スタッフブログ

2024.05.01
『リーダーの仮面 ── 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法』
皆さんこんにちは!
大村幸輝です。

新年度が始まって1ヶ月が過ぎました。
出会いの季節
先生たちも子どもたちも、新しいクラスや教室に少しずつ慣れてきて、毎日楽しく充実した日々を過ごしています!

今回は、安藤広大さんの『リーダーの仮面』という識学本を選びました。
カートに入社して6年目になりますが、職場では「上司」という立ち位置で先生たちと関わる場面が増えてきました。
自分から発信して物事を進めていくことの難しさ、結束を深めるためにはどんな関わり方が正解なのか。
日々葛藤しているところでこの本が見えたのでスッと手に取りました。

まず冒頭の5つの質問を開いた時に心がドキッとしました。
常に自分に問いながら動いていかないとなぁ感じました。

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①「いい人」になろうとしていないか?
→仲良くしようという感情ではなく、平等性を保つ。

②「待つ」ことを我慢できるか?
→長期的な視点を持って、部下の成長を待つ。

③部下と「競争」をしていないか?
→過去のやり方を押し付けて、部下と競い合ってはいけない。

④「マネジメント」を優先しているか?
→自分の数字、個人の数字がたとえ悪かったとしても、しっかりと部下を指導できる。

⑤「辞めないかどうか」を気にしすぎていないか?
→自分の成長を認識できていれば人は辞めないはず。

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以上の質問を踏まえた上で、取り組んでいきたいと感じた各章を紹介していきます。

1.『 ルールの思考法』
チームが成長するかどうか。それは、リーダーが感情的に寄り添うことをやめられるかどうかが鍵を握っている。

自由こそ不自由。というように、何も決まっていない状態が1番のストレスだという事が書かれていました。まずはルールを明確にすると同時に、それを守らせることが大切。
優先順位を決めて、主語を明確にしないといけないと感じました。
今はこうした方が良いのかのな…?という曖昧な感覚ではなく、ルールに則って、的確に物事を進めていく。
まずは、今あるルールや大切にしていきたい部分を明確にし、整理していきたいと思います。


2.「位置の思考法」
お願いではなく、言い切りをベースに物事を伝える。

自分は人に何かを頼む時に「これ、お願いしてもいい?」というように伝えていましたが、これだと決定権が部下にあるのと、責任の所在が曖昧になり、結果的に位置関係が崩れるそうです。
まずはルールと同様に、コミュニケーションの方法も使い分けて実践していけたらなと思います。


3.『結果の思考法』
褒めて伸びるタイプを生み出すな。と冒頭に書かれています。
褒められたときに、「その少し下のところ」が「あたりまえ」の基準になると。

70点を取った人をすごいね!と褒めると、60点くらいがあたりまえの感覚になる。
場面によるとは思いますが、100点を当たり前に設定すること、目標を明確にして取り組む感覚は大切だと感じました。

逆上がりを全員マスターできるようにする。
という目標を立てて、できた時、できなかった時に、「ある程度」や「褒めて終わる」のではなく、なら次はどうすれば良いか?どんな練習方法で取り組むべきか?を振り返りで明確にすると、次の動き方も変わってくると思います。
そういった具体的に話の進めることがすごく大切だと感じました。


4.『成長の思考法』
リーダーが感情で動いてしまうと、健全な競争が起こらなくなってしまいます。と書かれています。

今は大変だろうから。余裕が無さそうだな。などつい感情を優先してしまう事があります。
バッターボックスに立たないとボールは打てない。という言葉を聞いた事があります。
任せる事があればある分、その人は成長する。
任せるべきところ、役割を明確にして、言語化して伝える。
感情を横に置いて、成長を見据えた正しい関わり方をしていきたいと思います。

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①ルールの再確認と明確化
②お願いではなく言い切り
③目標設定と振り返りの具体化
④感情ではなく成長を見据えた関わり

そして、冒頭の5つの質問
①「いい人」になろうとしていないか?
②「待つ」ことを我慢できるか?
③部下と「競争」をしていないか?
④ 「マネジメント」を優先しているか?
⑤ 「辞めないかどうか」を気にしすぎていないか?
を自分に日々問いながら、会社の成長と個の成長に目を向けた正しい関わり方を実践していきたいと思います。
大村幸輝