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スタッフブログ

2014.05.20
『価値観』
皆さん、こんにちは。
久しぶりにスタッフブログを書いています。
ここ最近の私ですが、毎日を慌ただしく過ごしています。今思えば、江古田教室を始めた頃は、他に仕事はしていましたが、生活や時間に余裕があったような・・
あれから5年・・横浜教室もたくさんの方に通っていただき、私生活でも二児の母になり今の悩みは「いっぱいいっぱいの自分」です。これが数年経てば、あの頃のほうがまだ余裕があったな~と思う日が来るのだろうか・・なんて事をいつも考えています。

さて、毎回スタッフブログはその時、自分が関心のあること、直面していることをテーマに書いてきました。今回は・・・「価値観」について書きたいと思います。


「価値観が違うから合わない」とか、よく聞きます。
価値観とは、何が大事で何が大事でないかという判断、ものごとの優先順位づけ、ものごとの重みづけのことです。国や地域、時代によって何らかの傾向はありますが、これは一人一人様々です。
育ってきた環境や過去の状況、自分が経験したことがもとになって価値観という‘自分の感覚’はできています。

以前、メンタルの研修でNYの大学を見学に行ったときに、進路相談の授業で「価値観」についてディスカッションが行われていました。アメリカでは色々な人種、宗教、貧富差などがあるため、授業の中で自分自身の価値観を知り、自分にあった仕事を見つけることはとても大切なことだと知りました。
自分の価値観は何だろう・・と考える時間にもなり、価値観が違うのは当たり前、相手の価値観を理解することが必要なんだ、という考えをその時から持つことができました。

価値観とは、自分が大切にしているもの、相手が大切にしているもの、と理解して相手の価値観を尊重したいと思っています。


そして、自分を知る。自分の価値観を知ることはとても大切なことだと思いました。
自分が何を優先しているのかを知ることで職場や家族、自分自身の幅をもっと広げてくれます。人との違いは「価値観が違うから合わない」とわかっても、自分自身の価値観について深く考えて理解している人は少ないと思います。

「あなたの価値観は何ですか?」と聞かれたときにどう答えるか・・


◆価値観の例

知識   夢   絆   学歴   肩書き   平和   お金   経済力   プライド   挑戦   安定   友達   家族   仲間   愛   つながり
自立   自分らしさ   楽しい   守られる   深い   人気   創造力
魅力   教育   セックス   恋愛   公平・公正・正義   安全・安心   神   無事   健康   質の高い生活   夫または妻   子ども   達成感
理解力   知性と知恵   奉仕   責任感   仕事   真実   正直   尊敬   勇気   喜び   信頼   自由   優しさ   愛   調和   美   上品・優雅   刺激   ユーモア   サポート   リーダーシップ   権威   活躍する   強さ   情熱   好奇心   名声   自信   誠実
自己表現   プライバシー   個性   輝き   思いやり   直観   学び
忍耐   努力   宗教   輝き   目的意識   認める   教える   
進化   積み重ね   寛容   モラル   一貫性   達成感   遊び   
感動   未知   ベスト   シンプル   クリエイティブ   受け入れる 


価値観の例を抜粋してあげてみました。
見学したNYの大学では3つ選択し、なぜそれを選んだのかをディスカッションしていました。
たくさん選んで、その中から絞っていく方法、10個ほど選んで順番をつける方法、まずは7個選び、その中から3つ選ぶ方法など価値観の見つけ方は色々あるようです。
価値観を選んだら、なぜそれを選んだのか、なぜそう思うのか、しっかりと考え理解することが大切です。

自分の大切にしたいこと、自分の感覚が理解できたら、‘今の自分の日常’の価値観が合っている部分、合っていない部分を考えてみると、その価値観に沿った暮らしや仕事、関わりの在り方が見えるといいます。

価値観を知ることで、自分自身の葛藤も減り、ひとつひとつの行動や決定の迷いやブレも減り、少し楽になるかもしれません。また、努力の仕方も変わってくると思います。


私の場合、自分の価値観は自分の理解できない嫌いな部分でもありました。
でもなぜそうなのか・・と考えるようになり、良いか悪いか、少し開き直ることができました。まさに今も自分の価値観に振り回されている感じですが、自分を突き動かす原動力になっているのも事実です。

体操クラブを作るときにも、スタッフ皆で価値観について話をし、お互いの価値観を知る作業から始めました。カートのスタッフは幼馴染であったり、先輩後輩であったり、色々ですが、「あ~、わかるわ」とか「なるほど、だからそうなるんか」など、長年の疑問が少し理解し合えて面白かったです。あれから数年・・お互いに立場も環境もプライベートも大きく変わっています。もう一度、価値観について一緒に見つめても楽しいかもしれません。より良い教室作りのために。

瀬尾真美