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スタッフブログ

2015.07.11
『叱りゼロで〈自分からやる子〉に育てる本』
こんにちは、小川 奏です。
今年も体操のシーズンに入りました。先日、世界選手権の日本代表選手が決まりました。
男子はもちろんですが、女子も若手の新しい選手が選ばれて11月に行われる世界選手権がいつも以上に楽しみです!
皆さんも是非応援してください!!

さて、今回は「伝え方」「褒め方」「自分で考える」こんなテーマで考えていて、「叱りゼロで〈自分からやる子〉に育てる本」という本を読みました。
この本には「褒める」ことの意味とその先にあるもの、褒め方やタイミングなど、どんな子どもに育って欲しいか、どんな関わりや伝え方が考える力ややる気を持てるようになるのか。子育てとういう視点から様々な対処方法を含めて書かれています。

本の中で挙げている「褒める」をいくつか書き出してみます。


・子供が嬉しそうな顔をするまで褒める
・褒められると人は「やってみようかな」という気持ちになる。褒められる事で行動が変わる
・何か新しい行動をさせたいなら「肯定する」「褒める」のが一番早道です
・「粘り強く褒める」こと
・褒められた子どもが満足しているかどうか。嬉しそうにして、また褒められるのを期待しているかどうかが大切です
・約束事にしてしまったら、「守って当たり前」になる。褒めなくなる
・スモールステップを用意してあげれば、どんどん褒められます
・子どもが偶然いいことをするまで、ぐっと我慢して気長に待ちましょう
・褒め方のレパートリーをいかにたくさん持つかということが、とても大切
・子どもが挑戦したそのこと自体を褒める。失敗しても「Nice challenge!!」と褒めるこができれば、自信をなくさずにすみます

自分が「こうしたい」とやってみたことで、その結果が周囲からの賞賛という評価と結びつくと「やったぞ!」という手応えが得られます。
叱られることを避けるために行動しているか、その行動自体が楽しくて仕方がないから行動しているかで、子どもの現在の行動も将来の行動も大きく違ってくるのです。

子育てや指導をしていると、この「褒める」という事が難しく感じたり、タイミングを間違えたり、褒めてすぐ真逆の表現をしてしまったりします。褒めることが大切だという意識はあっても、「つい」というこが多々あります。褒められることで得られる、喜び、満足感、充実感が何に結びついていくのか。「褒める」ことの意味を考えさせられます。
本の中では、そういったことの積み重ねが「自分で考える子」「ポジティブ人間」になる。とされています。
ポジティブ人間の特徴も書かれていましたが、私たちが体操を通じてできることを模索し、こんな人になって欲しいなと思って上げている教室の10個のテーマに近いと感じたので挙げたいと思います。

・やりたいから自分から進んでやる
・人に言われなくても実行する
・多少の失敗があっても試行錯誤を続ける
・創造的で、枠を超えた生産的なアイデアがどんどん生まれる
・嫉妬の気持ちは起こりにくい
・他人との差はあまり関係ない
・人のせいと考えるよりも自分がどうできるか考える
・「得るべくして得た」「ラッキーなこともある」それほど一喜一憂しない
・さらなる追求
・チャレンジ精神旺盛
・原因と結果の関係をウキウキ考える
・必要なことに加えて、常に改善を考える
・とにかくやってみる、そして考える
・考えて、またやってみる(行動が多い)
・成功を増やそうとする

こうして書いてみると、子どもたちに対する思いもですが、自分自身がこんな人でありたいなと思うものばかりです。子育てや指導をしていると常に「自分」にかえってくる気がします。
どんなことにも諦めずにチャレンジできること、ドキドキワクワクする気持ちを楽しめること、素敵な成長を目指したいです。
これからも将来の行動が変化していけるように様々な場面で「褒める」ことを意識して接しいていきたいと思います。