みなさんこんにちは!藤岡修です。4月から米田功体操教室で働くことになりました。これからよろしくお願いします。
今回のテーマは、「後転」の補助の方法についてです。まず、最初に後転を上手に行うためのポイントを説明します。
①まわる時は手を耳の横。
②おへそを見て回る。
③タマゴみたいに小さく丸くなる。
④手をパーでペタッとつく。
⑤手でマットを押して足から降りる。
以上の5つです。
この5つのポイントを行うことができるように補助に入るようにします。写真をいれながらわかりやすく説明をしていきたいと思います。
まずこの姿勢から始めてください。
この姿勢からスタートすることで体が大きく開かないように小さくなっている姿勢を維持しやすくなります。
ここから回りにいくと同時に最初のポイントにあるように手は耳の横へと素早くもっていくようにします。
この状態で手を耳の横で背中を抑えてあげてください。この状態のまま回るようにします。写真のように手を耳の横にしていると早く手をマットにつくことができます。早く手をつくことで体が安定して真っ直ぐに回ることができます。このときに口で「手は耳の横だよ。」と伝えても写真のようになることが多くあります。
確かに手は耳の横にありますが、これでは手が変な方向を向いて怪我をする可能性もあります。後転をする前に必ず確認をしてできていなかったら直してあげるようにしてください。
次に「おへそを見て回る」というポイントです。首が返ってしまっているとスムーズに回ることができず、回転が止まってしまいます。下の写真のようにおへそを見ているかどうかも手の位置を確認した際に見てあげてください。
次のポイントは、タマゴのように小さく丸く回ることです。小さく丸くなることでクルっと回ることができます。小さく丸くなれていないと写真のようにゴロンと寝転んでいるようになって回転のスピードが止まってしまいます。
写真のように体が伸びないようにするために膝を抑えて顔の前くらいまでもってきてあげてください。
次に「手をパーでペタッとつく」ことです。手をつけていてもグーでついていたり、手の甲でついていることがあったりします。
必ず確認をしてあげてできていなかったら腰をおさえながら手を直してください。
最後のポイントは、手でマット押して足から降りることです。このポイントが後転の中で1番難しいところだと思います。写真のようにマットを手で押すことで足から降りることができます。
このときに腰のあたりに手を回してぎゅっと腰を持ち上げるようにしてあげて足から降ろすようにしてください。また、持ち上げすぎてしまうと手でマットを押すということが伝わらないのである程度の力で持ち上げることで子ども自身の力でマットを押すということがわかってきます。この手でマットを押して足から降りるというポイントは、他の4つのポイントができていないとマットを押せないので1つ1つ順番に教えてあげてください。以上が後転を上手に行うポイントとそのポイントに対しての補助の入り方です。
また、補足としてどうしても回る時に手をマットにペタッとつくことが難しい場合には写真のように寝て手をついたところからスタートしてください。
ここから上記の説明と同じように膝を抑えて顔の前までもってきてあげたら腰を持ち上げてください。これを何度も繰り返すことで背中がマットについたら手をつきにいくということが分かってきます。自宅で練習をする時があれば以上を参考にしてみてください。